星ドラ ゴッドライダーの死闘!大武道会にかけたピエールの想いとは

星ドラの期間限定イベント「星の大武道会」は、特にストーリーらしいストーリーはなく、モガマルが最初「腕だめしするよなっ!」的なノリで強制参加するという、いつもの星ドラらしいイベントなんですが

今夏ばかりは4人の武人と戦うということで、それはもう大会感が半端なく、非常に熱いものとなっています。

そして、今回気になるのは、各大会のボスで、ピサロやカンダタ、クインローズが大武道会に参加するのは何となく分かりますが、第二弾のボス「ゴッドライダー」が大武道会で戦う理由は何なんでしょうか。


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ゴッドライダーの倒し方

ゴッドライダーは、ラスボス「シンドスラーデス」と戦った後だったので弱点とかめっちゃ調べてから臨みましたが、あまりの弱さに無課金でも1ターンクリアという可哀想なボスで、

前回の登場時は凄い苦戦したイメージがありますが、なぜこんなに弱くなっているのか。



初心者でない人は「ジャージのままだけどちょっとそこのコンビニ行ってくるわ」装備で大丈夫です。



初心者の方でも、ゴッドライダーが使ってくる「しゃくねつ連斬」「らいじん連斬」ともに警戒する程のダメージはなく、耐性装備も必要ないです。

うっかり耐性装備でいってしまうと、上記のように20ぐらいのダメージとなり、オルゴーの鎧ですら完全回復します。

唯一、注意しなければならないのはラストゲージに突入した際に使ってくる「スライムシャワー」で、全体に約150ものダメージを与えてきます。

ゴッドライダーを倒すコツは、

ラストゲージに入る前に、スライムシャワーに備えて全員のHPを回復しておくということです。

ゴッドライダーの弱点は「ドルマ属性」なので、ジゴスラッシュ、魔剣乱舞が非常に有効で、特に魔剣乱舞は4回攻撃の全てにドルマ属性が乗るので、はやぶさの剣ですら1発300オーバーのダメージが出て

あまりの非道ぶりに客席から



ゴッドライダーかわいそうという声すら聞こえてきますよね。



大会の最初の頃は、ゴッドライダーもいい年ですから「無理すんなーっ!」とか「老人はかえんな!」みたいなヤジが飛び、失笑が聞こえてくるわけですが、

やられてもやられても立ち上がり「はやぶさの剣舞」で神がかり的な剣技を見せ、スライムシャワーで底力を見せつけると

観客たちも次第にその強さに魅了され、嘲笑はいつかやみ

あまりにも必死な姿に心打たれた者から


「ラァイダーッ!」


「ラァイダーッ!」


というライダーコールまで沸き起こる始末です。

そんなカリスマ性を持つモンスター「ゴッドライダー」とは一体何者なんでしょうか。


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ゴッドライダーの死闘!大武道会にかけたピエールの想い


「ゴッドライダー」はかつて「スライムナイト」と呼ばれていたモンスターでした。



その頃のスライムナイトは、ラインハットという人間の国に住んでいて、モンスターでありながら生まれ持った賢さを活かし、人間と同じように武器を操り、周囲の魔物たちから一目置かれる存在になっていました。

いつしか「ラインハットの森には恐ろしい魔物がいる」という噂は国中に広まり、多くの人間に追われるようになったスライムナイトは、生きるため自分に従う者を集め群れをつくり、反抗するものを徹底的に滅ぼしては、人間との戦いに明け暮れる殺伐とした日々を送っていたのでした。

しかし、強くなればなるほど、体の傷とは別の、心のどこか良く分からない部分に大きな「不安」を感じることがあったのです。



そんな戦いの日々も長くは続かず、ある日、不思議な空気を持った人間の男が現れ、スライムナイトは激しい戦いの末、ついに敗れてしまったのです。

スライムナイトが倒れると、彼の仲間たちは全員逃げ出し、誰も助けに戻ってくる者はいませんでした。

勝負に敗れ、名声も仲間も失い、もはや生きる目的を失ったスライムナイトは、ぼんやりと死を覚悟しました。

しかし、どういうわけか、その人間は自分を連れていくというではありませんか!

強い者には弱い者を従わせる権利があります。

その命令は、戦いの世界で育ったスライムナイトにとって、とても自然なことに思えたし、もはや何も持っていない彼にとって、今、すがれる唯一のものであるように感じ、ついていくことを決めました。

人間はスライムナイトを「ピエール」と呼びました。


――――


世界を旅するようになったスライムナイトは、これまで見たこともないような武器を持ち、見たこともないような魔物と戦うことになり、いかに自分が狭い場所しか見ていなかったのかを知りました。

また、人間は様々な呪文を使いこなし、弱い体を守って戦っているのだということも知りました。

旅には苦労が多かったですが、ラインハットの森で鍛え抜いた剣の腕前は誰にも負けず、自分の力で、人間たちを守っているという満足感もありました。

その人間は、いつでも仲間を信じていて、あらゆる困難の前であっても、決して諦めることはなく、何度も不可能と思えることを実現させてきました。

長い旅の途中、人間が旅をする目的は家族を救うためであること、自分に声をかけたのは、奴隷生活が長かったため仲間が欲しかったこと、など色々な話をすることもありました。

スライムナイトは、この人間ならば、きっと伝説の武具も全て手に入れることができるだろうし、伝説の剣をふるう自分を想像してみては、そんな自分も悪くないと思うのでした。

スイラムナイトは、ラインハットの森でいつも感じていた「不安」を、いつの間にか忘れていました。


――――


長い旅の末、山奥にある人間の国「グランバニア」に腰を落ち着けた人間は、その国の王になりました。

しかし、ある夜、グランバニアを狙う魔物の襲撃があり、城下町の混乱の中、人間は妻を助けるために城を飛び出したまま2度と戻ってきませんでした。

何でもできると思っていた人間が簡単に死ぬと分かった時、スライムナイトは、急に、灯りのない夜の海に放り込まれたような、不安で嫌な気持ちになり

あの人間がいなくなった今、ここに居る理由はないと、逃げ出してしまいたいような気持ちで炎上する城下町を走り出しました。

しかし、城門の前で足が動かなくなってしまったのです。

スライムナイトは旅の途中、色々な人間を見てきましたが、弱い人間は互いに支え合って生きており、時には、他人のために自分の身を犠牲にする者さえいました。

そして、弱い人間が、自分のためではなく、誰か他の人の為に戦うと、こんなにも強くなれるのかと驚かされたことがありました。

スライムナイトはこれまで、自分の剣の力で、人間のことを助けていると思っていましたが、あの人間がいないと自分には何もないのだと、自分を必要としてくれる誰かがいることで、自分を価値のある存在にしてくれていたのだと初めて気が付いたのです。

スライムナイトは、もっと人間に必要とされる、自分を信じた人間の期待に応える自分でありたいと強く願い、急いで城門の前から引き返したのです。

いつか自分を必要としてくれる人間が戻ってくるその時まで、人間の子供たちを守ろう

スライムナイトが、初めて人の心を理解し、自分の生き方を、自分自身で決めた夜でした。


――――


それから8年の歳月が流れ、子供たちの成長を見守ったスライムナイトは、石となっていた人間との再会を果たします。

もう、人間の「命令」を聞くことはありませんでしたが、仲間として、その後も彼に力を貸し、世界に平和を取り戻すことになりました。


スライムナイトは平和な世界で、数十年にわたりグランバニアの城を守り続け、

彼の神がかった剣技と、スライムで自在に森を駆け回る姿は、いつしか伝説となり、人々は尊敬の念を込めて彼を「ゴッドライダー」と呼ぶようになったのでした。



人間の寿命が尽き、使命を果たしたゴッドライダーは、故郷ラインハットの森に帰るために旅をすることにしました。

旅の道中、さびれたほこらで見つけた不思議な扉は、何とブルリア星という異世界に繋がっているではありませんか!

ゴッドライダーは「星の大武道会」に、異世界を旅する勇者がいるという噂を聞きつけ、元の世界に帰る方法を探すため、大会への参加を決意したのでした。←いまここ


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