FF15 プロンプトが秘密にしたい過去【エピソードプロンプト感想】

FF15 エピソードプロンプト
うっひょー雪だ雪だ!サボテンダーのマネ!

※今回のプロンプトはこういうことを全く言いません

FF15の一番陽気で喋るやつ「プロンプト」のエピソードをプレイしてみて、本編とは全く違ったキャラを見ることができて良かったなと思いまして

プロンプト編の何が凄いって、グラディオと同じ500円なんですがボリュームが全然違ううというか、本編とは独立したマップにエピソード、武器モーションなどが用意されていてプレイ時間は3時間ぐらいかかるという大作ぶり。

時系列的には、帝国列車の旅の最中、アーデンに幻惑されたノクトが、間違ってプロンプトを列車から突き落とした後のストーリーになってました。

発売日2017/06/27
値段500円(DL専用)
ハードPS4、Xbox One
ジャンルRPG
こんな人に
おすすめ!
プロンプトをただの子犬キャラだと思っていた人


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プロンプト、陽気キャラ盛ってる説

FF15 エピソードプロンプト 子供
最初のセリフは都庁前での回想シーン


ずっとひとりぼっちだった


みんなと一緒にいることを選んだ


でもずっと怖かったんだ





・・誰?



ロード画面でいきなり衝撃の事実が明らかになるんですが
FF15 エピソードプロンプト 子供
プロンプトは、ルシス王国の一般家庭に養子として育った。両親との関係は冷えていたが、ノクティスとの出会いを契機に自らを磨き、現在の彼らしい明るい性格を備えていった。

どうやらこの体格のいい少年がプロンプトで、なんでいきなりこんな重いスタートなのかというと、エピソード全体が彼の「成長」をテーマにしていて

コンプレックスだらけで孤独だった異国の少年が、ノクトと出会い、いかに成長していったのかを暗示する3行だからなんです。

キャラがぜんぜん違いますね。

だが割と好きだ!


エピソードプロンプト前半は終始こんな感じで、プロンプトの境遇がいかに悲惨で優柔不断でダメな奴なのかというのを丁寧に丁寧に教えてくれます




プロンプト、実家に帰る

FF15 エピソードプロンプト アーデン
雪原で気を失ったプロンプトは、何故かカッコいいロシア軍将校みたいな格好で目をさまし、そこには何とあのアーデンがいました

アーデン「ここは君たちが戦ってきた魔道兵やシガイを作ってる場所だよ」

この場所はアーデンによると「魔道兵生産基地」だそうで
FF15 エピソードプロンプト アーデン
アーデン「でも君の本当の家って言ったほうが正しいかもしれないね」


この男の目的は、ノクトを成長させ真の王として目覚めさせることなので

今回の動機は、まずはノクトを支えるプロンプトを揺さぶり、生きるにしろ死ぬにしろノクトの心に試練を与えようとする試みだと思われ

ただ、事前準備として

  • 魔導兵の基地にプロンプトを拉致
  • 通路に魔導兵の研究記録をちりばめる
  • ヴァーサタイル(ボス)にアポどりをする
  • アラネアに基地を襲撃させるよう情報を流す

などという完璧な段取りをこなす必要があり、王への執着ぶりが伺えます。マメ男か。
FF15 エピソードプロンプト 研究記録
人をシガイ化させ、気化シガイを作り出すプラスモディウム


これを注入する対象を兵士から自我を持たぬ子にすれば状況が変わる可能性がある


これにより面倒な手続きなしで魔道兵の量産が可能になる


この計画が達成されたとき、数百万もの魔道兵が帝国を支えることになる



研究記録を聞きながら進むと、魔導兵や帝国の目的が分かるようになってます。
FF15 エピソードプロンプト バズーカ
戦闘システムは本格派TPSといった感じで、照準をあわせて銃で撃つタイプになっていて、これが自動ロックオンをしてくれないのでかなり難しい。

シューティングが苦手な方は素直にイージーで始めた方がいいですよ!
FF15 エピソードプロンプト 研究所
プロンプト「ありえねぇ ありえねぇ」

「こんなとこがオレの家とかってありえないって」
FF15 エピソードプロンプト 自販機
自分はクローン人間だと知り自販機でしゅんとするプロンプト・・

明るい性格は自分でつくったキャラで、一人の時は終始こんなテンションなんでしょうか
FF15 エピソードプロンプト ヴァーサタイル
ヴァーサタイル「お前はこのヴァーサタイル・ベスティアの遺伝子から生み出された数百万の子のひとつ。魔道兵になるはずであった」

「ニフルハイムに生まれし者はニフルハイムに還るべき」

「魔道兵になれなかった出来損ない。せめて我が一部とし、究極の存在にしてやろう」

「はははなんと心地よい。まもなく私は至高の存在となり、ルシスの王も六神すらも凌駕する力を得るのだ」
FF15 エピソードプロンプト ヴァーサタイル

この人皇帝だっけ?と思ったあなた

FF15 エピソードプロンプト イドラ
ニフルハイム帝国皇帝イドラ

帝国の皇帝はこちら

画像を並べてみても見分けがつかないですよね?

そんな時は頭皮に注目することをおすすめします。



続いて、基地内にアラネア一味が乱入
FF15 エピソードプロンプト アラネア 初登場
アラネア「話はあと逃げるよ」

「あたしは生きようとしない人間は助けない」

アラネアがここに来た理由は分かりませんが、帝国のやり方に不満を覚えて退役したアラネアですので、ゲリラ的に非人道的な施設を襲撃して回っていたのかもしれません。
FF15 エピソードプロンプト スノーモービル
逃げる手段はスノーモービルで、しかも専用マップまで用意されて自由に走り回れるという作りこみっぷり。雪が降りそうもないインソムニア育ちのプロンプトが運転できるのは、銃やメカに強い的な設定があるせいですね。




プロンプト、缶詰を食う

FF15 エピソードプロンプト たき火
プロンプト「イグニスの料理うまかったな・・」

場面は変わり、思い出に浸りながら洞窟で缶詰を食べているプロンプト

グラディオはカップヌードルでしたし、このパーティーはイグニスがいないと食のレベルがもはや小学生男子になる



そこにアラネアがやってきて雑談という名のカウンセリング開始だ!
FF15 エピソードプロンプト 洞窟
プロンプト「帰れない・・」

「オレほんとはニフルハイムの出身で」
FF15 エピソードプロンプト
プロンプト「オレはあのヴァーサタイルが作った、ノクトたちの大事なものを奪う側の人間だったんだ・・!」

「もうみんなに合わせる顔なんてない」
FF15 エピソードプロンプト アラネア
アラネア「一緒に旅してたくせに王子がどんな人間かわかってないんだねぇ」

「あたしやその部下は元は敵、殺し合ってた人間だよ」

「そんなあたしらに頭下げてあんたのこと頼むってさ」

「いい仲間じゃないか」



プロンプト「オレのこと何か言ってた?」

アラネア「特には言ってなかったね。でもあんたが死んだかもしれないって王子が不安そうだったから活入れてやったよ」
FF15 エピソードプロンプト
プロンプト「そっか嫌われたわけじゃないのかな」

この選択肢にはびっくりしましたが、プロンプトは仲間からどう見られているかをとても気にしているナイーブな性格だということが分かります。

ノクトと気が合うのも納得じゃないですか




アラネア「仲間と旅を続けたいなら自分でちゃんと言いなよ」


プロンプト「・・でもオレがいたらみんなに迷惑掛けるかもしれない」


アラネア、ついにキレてプロンプトをしばき倒すFF15 エピソードプロンプト アラネア
アラネア「さっきから聞いてりゃうじうじと!」

「だったらどうする!?」

「人からどう思われるかがこわい?自分がどうしたいかわからない?」
FF15 エピソードプロンプト 子犬
アラネア「そんなの死んでるのと同じだね!!」

「誰に何を言われようが関係ない。自分が信じるものくらい自分で決めな」

アラネアの迫力を前に、子犬のように怯えるプロンプトだった・・




プロンプト、見たくない自分を直視する

FF15 エピソードプロンプト 魔導兵
次の日、雪原を探索していると、昨日の戦闘で生き残っていた魔道兵を発見します
FF15 エピソードプロンプト 決別
今まで何百体と倒してきた魔道兵が、実は自分と同じ遺伝子を持つ帝国のクローン人間だった

目を背けたくなるよう現実がそこにはありました。



プロンプトは、魔道兵として生まれ、ノクトに追われている自分を想像してみては、そんなつまらないイメージを必死に振り払います。

彼らは、生きているのか死んでいるのかすら分からない、自分の意思を持たない動く人形にすぎない

だが、自分とどこが違う?



嫌われることを恐れ、本当の自分を殺して、必要とされる人間になろうと努力してきた

自分の生き方を誰かに委ね、命令通りに動くのは楽だったからだ


(そんなの死んでるのと同じだね!)


アラネアの言葉が胸に突き刺さります
FF15 エピソードプロンプト 魔導兵
自分は彼らと同じだ

そんな思いが頭の中を埋め尽くしたその時・・!



ふと幼い頃に体験した王都での出来事を思い出します。

ノクトに必要とされたことが嬉しかったことー

これからもずっと支えていこうと、自分の意思で決めたことー



プロンプト「そうだオレ・・」
FF15 エピソードプロンプト 銃
プロンプト「行かなくちゃ」




プロンプト、美女を乗せる

FF15 エピソードプロンプト アラネア
プロンプト「・・アラネア!」
FF15 エピソードプロンプト 決意
必死に子犬じゃない顔


「オレも基地に行くぜ!お嬢ちゃんは後ろに乗んな!」


とは言えなかったと思いますが

プロンプトの顔を見て何も言わずにスノーモービルの運転を任せるアラネア

男前すぎる



曇り空だった雪原は昨日までとはうって変わって快晴になり、とてもいい演出だなあと思ったんですが、朝が来なくなってる設定じゃありませんでしたっけ?

これはアレです

快晴はプロンプトの心の比喩表現なのであって、脚色が加えられているということです
FF15 エピソードプロンプト 雪原 晴れ
いやこのゲーム最高ですね
FF15 エピソードプロンプト アラネア ジャンプ
アラネアは竜騎士なので「ジャンプ」を使います

この素晴らしいアクションが本編に出てこないという贅沢さ
FF15 エピソードプロンプト 爆発
 2人だったら怖いものなしだぜ!
FF15 エピソードプロンプト 自販機
コーラの自販機前でも、すっかり自信を取り戻したプロンプトは笑顔になりました。

よかったですね

基地の最深部へたどり着いて終わりかと思いきや、超巨大兵器「インモルタールズ」登場
FF15 エピソードプロンプト ラスボス インモルタールズ
・・でかっ

アダマンタイマイよりでかい!
FF15 エピソードプロンプト 2ケツ
アラネア「お嬢ちゃんは後ろに乗んな!」


はい喜んで!
FF15 エピソードプロンプト ラスボス
最後は追っかけてくるボスをFPSシューティング形式よろしく撃ちまくるだけです。

ちなみにインモルタールズの正体は、死んだと思っていたヴァーサタイルが自分でシガイ化し、究極の魔道兵的な存在になっているものなんだそうで、まあ興味ないですか、そうですよね
FF15 エピソードプロンプト 父
派手なだけで弱かった・・さよならパパン・・
FF15 エピソードプロンプト
 プロンプト「オレ急いでノクトたちの後を追うよ」

「クリスタルを取り戻す、それがノクトの使命なら、オレもそれを手伝いたい」
FF15 エピソードプロンプト アラネア
迷いを捨て、自分で決めた道を歩こうとするプロンプトを、あたたかい目で見送るアラネアだった・・!




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