ドラクエ11

ドラクエ11 感想その25 スライムナイトの本体はスライムとナイトどちらなのか？

世界中に散らばるオーブを集めるため、外海へと繋がる水門がある「ソルティコの町」へとやってきました。

スポンサーリンク

ロトゼタシアの白い宝石

ソルティコの町までやってくると急に単独行動を始めるシルビア。

シルビア「あ！アタシちょっと花摘みしてくるわ。あっちにキレイな花畑があったのよ~。町の外でで待ってるから終わったら呼んでね」

ベロニカ「いったいどうしたのかしら。シルビアさんったら急に…」


シルビアがソルティコを避けていることをいぶかしがる仲間たち。

町に入らない言い訳が「花摘み」なことには一切触れないみんなの優しさ


「お花摘みに行く」はレディが「トイレに行く」ことを言い換える隠語ですが、シルビアが言うとオネエキャラを活かしたメルヘンの演出なのか、本当にどデカいアレが出そうなのか判断がつかない

ソルティコの町は地中海らしく、ギリシアの観光地ミコノス島をイメージした街並みになっていました。


これはヤバイ


青い空とさわやかな海、白い壁が美しく、どこをとっても絵ハガキのような風景で、ロトゼタシアの人々にとって老後移住したい町ナンバー1に違いない！

この世界で最も美しいのは、ネルセンの宿周辺のカントリーな景色だと思ってたんですが・・甲乙つけがたいですね

ネルセンの宿

ただの民家ですら床はテラコッタタイル仕様でめちゃくちゃおしゃれ。おしゃれ魔王級

食器棚やイスの色までブルーで統一され、これまでの街並みとは一味も二味も違います。

こんな家に住みたい

老人「わしらははるか北の雪国から来たんじゃ。ここは何もかもが新鮮で飽きないのう」


わかる


雪国の空は色が薄く、海は真っ黒なんです

南国の空や海の青さには感動してしまいますよね

町の至る所に咲くこの赤い花は「ブーケンビリア」だそうで

観光情報を夢中になって見てたらむしろミコノス島の方に詳しくなってきた

広い砂浜からは「ロトゼタシアの白い宝石」と称される（はずの）ソルティコの町が一望できます。

浜辺にあるレストランのデッキ席のさわやかさよ

ここは極楽なのか？


オーブを探すよりも、まずこの町で自分自身を見つめ直す時間が欲しいと思うがどうか

しかもカジノもあるだと・・？

私はゲーム内のミニゲームに余りはまらないタチでして

ドラクエのカジノもいつも基本的にやりません

でも、今回のマジスロというスロットは動いているスライムの冒険を見ることができてとても楽しめました。

ソルティコはどこも美しい。もう「美しい」しか言葉が出てこない。そして最高

ありったけの有給を消化して南国バカンスを楽しみます。



だが休みが続くと

「自分の机はまだ会社にあるのか？」

「あの案件は自分にしか処理できないが大丈夫なのか？」

と不安に襲われるのが社畜の鏡というもの。

子供のころ、長い休みは無条件にキラキラ輝いていたというのに大人って何なのだろう・・！



結局、サラリーマンは「行きたくないのに行きたい」そんなジレンマを抱え、新たな冒険の旅を歩みだすしかないのだ

セザール「これはこれはロウさま。お久さしゅうございますな。今日はお連れの方もお見えで…」

町の領主ジエーゴの屋敷へとやってくるが、主人は「剣」を教えに行っていて不在、執事のセザールが対応してくれます

ロウが水門を開けて欲しいと頼むとあっさりとOKしてくれました。

どんなイベントが発生するのかわくわくして待ってたんですけどね

さあ、開門だー！

「航海の無事を祈ります」と手を振る執事

いや執事ばいばいじゃなくて！



イベントは！？ボスは？このままソルティコは終わりなの？




・・・・なるほど


「剣術の稽古」とかいう謎な理由で、不自然なまでに留守だった主人ジエーゴ

どうやらここがシルビアの実家なようです

そしてジエーゴという名前が何回も出ていることから

今回の水門エピソードは、後のシルビア編の伏線ということなんでしょう。

ロトゼタシアのバミューダトライアングル

水門を通って外海へと飛び出したシルビア号

「いよいよ自由に冒険か・・？島という島を巡ってやるぜ！」と思わせておいてからの強制イベント発生

島や未知の大陸をまわらせてください

カミュ「不思議な場所に迷いこんじまったな。風も吹かなきゃ波ひとつ立たない海とは。まったく何が起きたってんだ・・」

霧に包まれたシルビア号が砂浜に乗り上げてしまいました。

波が立たない海ということで景色がキレイに反射しています

これは南米ボリビアにある観光地「ウユニ塩湖」のイメージで、ウェブサイトを見ていたら余りにキレイな絶景だったので今度はボリビアの治安について熱心に調べるハメになる。

ドラクエの景色は時間泥棒か

ロウ「もしやここがウワサに聞く神隠しの海域かのう…。この場所だけ時が止まっておるようじゃ」

「不思議な海域」とか聞くと必ず思い出すのが、ドラえもん映画の超名作「海底鬼岩城」に出てくるバミューダトライアングルのエピソードで

今回ももれなく思い出しました。

ベロニカとマルティナが海水を調べようとすると海から人が現れます。

「おどろかせてごめんなさい、私はロミア。キナイが来てくれたのかと思ってつい飛び出してしまったの」

何と人魚だ

ドラクエの人魚といえばドラクエ6のペスカニ以来じゃないですか？

ロミア「キナイはナギムナー村に住む人間の漁師。私はこの入り江で彼を待っているの。…私たち結婚の約束をしたんです」

ベロニカ「けっ…結婚！？人間と人魚が！？そんな話、聞いたことないわ」

ロミアの話によると、陸に上がった人魚は再び海に戻る時、泡となり消えるということを覚悟で、結婚の約束をした

マルティナ「なんだか…夢みたいなお話。素敵ね…ロミア！」

一番の驚きはマルティナが

「夢みたいなお話・・素敵ね・・！」

とか言ってしまうキャラだったこと



武道会で強い所ばかりがアピールされていましたが、ロウと苦労をしながら2人旅をしてきたマルティナは、意外と夢見がちな所を持っています。

ロミア「キナイが約束を破るなんて一度もなかった。彼の身に何かあったのかも…。そう考えると夜も眠れなくて…」

「あの…失礼を承知でお願いがあります！キナイの様子を見てきていただけませんか?私にできることならなんでもします！」

ベロニカ「ロミア！あなたの頼みを聞いてあげるからなんとかしてあたしたちを海底王国に連れていってくれない？」

海底王国にはオーブがあるらしく、ベロニカが良い交換条件を思いつく。天才。

ロミア「はい！お安いご用です！あなた方の船を人魚に伝わる秘宝で海にもぐれるようにして差し上げます！」

そんな人知を超えた超パワーを操ることができながら、キナイの様子を自分で見に行けない理由とは。



とにかくキナイの村、ナギムナー村へ行くことになりました。

ちなみにキナイはどんな人物かというと

ロミア「荒波のように男らしく、潮風のように爽やかで、海のようにおおらかな漁師がキナイです！」

見えるわな

スライムナイトの本体はスライムとナイトどちらなのか？

ところでソルティコの町の外にはドラクエお馴染みスライムナイトがいるんですが

PS4というハイスペックマシンで表現されたドラクエ11の世界では、スライムと騎士が別々に歩いてます。

スライムナイトはこれまでスライムが本体か、ナイトが本体か散々議論が交わされてきました。

それは、ドラゴンクエストモンスターズなど派生作品では、ナイトまで含めて体の一部になっているという設定があったり、

ピエールが初登場した5の小説版は、スライムが「騎士の芽」を生やしているという恐ろしい設定があるからです。

ただ、よく考えてみるとスライムナイト意外にも、ライダー系モンスターというものがいて、そいつらもおおむね人間のような見た目をしていることを考えると

ドラゴンライダー

スカルライダー

やっぱり、モンスターの上に、人間の姿に近い、例えばピサロのような「魔族」の魔物が乗っていると考えるのが自然ですし

また、スライムナイトが進化した魔物「ゴッドライダー」も、スライムとナイト両方にヒゲが生えているなど、両方とも加齢していると考えられること、

そして今回のドラクエ11では、スライムとナイトが別々に歩いているというはっきりとしたシーンがあることから


スライムとナイトは別々の生き物


そして


ナイトが本体


という説が一番王道です。

モンスターズ等に登場するスライム本体説は、ドラクエの中でもモンスターに焦点をあてたゲームとして、その限られた条件の中でよりインパクトを残すため、後からつけられた異説的設定だと思われます。

実際「そうなの！？」ってなりますよね



同じライダー系のドラゴンライダーやスカルライダーに「ドラゴン」や「骨」本体説が出てこないのは、誰も興味がないからであり、

スライムナイトが注目されてしまうのは、

ドラクエの「スライム」というものが、100種類以上いるドラクエの看板モンスター、引いては国民的モンスターであり、否が応でもみんなの関心を引いてしまうせいではないでしょうか。

ドラクエ11 感想その26 恐怖の人魚伝説
ドラクエ11 感想その25
ドラクエ11 感想その24 グレイグが最強なのは「腕力」よりも「調整力」があるせいだ

スポンサーリンク