ドラクエ11 感想その77 「また会おうぜ!」過ぎ去りし時を求めて

ドラクエ11 過ぎ去りし時を求めて
魔王を倒して平和になった世界

「ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて」のタイトルを見て

過ぎ去りし時を求めて・・・って何?と思い始めた頃

過ぎ去りし時を求めました


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奇跡は2度ぐらいしか起こらない

ドラクエ11 時空の章
ロウ「刻限を司どる神聖なる光。忘却の塔にて静かにかがやけり」

「いにしえより神の民が守りし神秘の歯車手に入れし時…」

「失われた時の化身が集う忘却の塔を目指すべし…」

古文書と言ってあなどることなどできない「時空の章」の的確な指示
カミュ「すこしでも希望があるなら、絶対それに懸けてみるべきだ。オレはそうして運命が変わったぜ」
カミュ「すこしでも希望があるなら、絶対それに懸けてみるべきだ。オレはそうして運命が変わったぜ」

ベロニカに再び会えるなら、わずかな希望にかけてみよう

仲間たちの心は最初から決まっていた・・!



だがそのためには、神秘の歯車を見つけ、忘却の塔へ到達する必要がある。

この広大なロトゼタシアの世界で、名前だけを頼りに「神秘の歯車」などという物体を探し出すなど到底不可能な
ドラクエ11 神秘の歯車
落ちてるーっっ!!


鬼ラッキーとはこのことだ

これが大樹の守護だというのか・・

だが一度しか起こらないから「奇跡」というのだ

これから待ち受けているであろう困難な道のりを想像し、ため息をつく仲間たち

名前だけを頼りに「忘却の塔」などという場所を探し出すなど到底不可能な
ドラクエ11 忘れられた塔
どう考えてもここーっっ!!


左上に「忘れられた地」って書いているからね!?ゲーム的に

そして明らかになった事実。

ヨッチ族とは、時空の章によると「失われた時の化身」だそうです。
ドラクエ11 忘却の塔
神秘の歯車をはめ込むと開かれる忘却の塔への扉!
グレイグ「しよ、あまりムリをして進むな。この塔…何かがおかしい。これだけの大がかりな仕掛けの塔は人間にはぜったいに作れない。あるとすれば魔物か…それとも…」
グレイグ「しよ、あまりムリをして進むな。この塔…何かがおかしい。これだけの大がかりな仕掛けの塔は人間にはぜったいに作れない。あるとすれば魔物か…それとも…」

魔物か、それとも神かと言いたいんでしょうか
セーニャ「私はお姉さまと約束しました。始まりも終わりもふたり一緒だと…。一度たがえたあの日の約束を取り戻せるなら、私はなんだっていたしますわ」
セーニャ「私はお姉さまと約束しました。始まりも終わりもふたり一緒だと…。一度たがえたあの日の約束を取り戻せるなら、私はなんだっていたしますわ」

ドラクエ11は仲間全員が何らかの贖罪を背負っています

セーニャの後悔は、ベロニカとの約束を果たせなかったことです
ドラクエ11 とこしえの神殿
最上部の名称は「とこしえの神殿」
ドラクエ11 時の番人
そこに鎮座するデカいヨッチ族こと「時の番人」
セーニャ「…時の番人よ。この塔には失ったものを復活させるチカラを持つ光があると聞きました」
セーニャ「…時の番人よ。この塔には失ったものを復活させるチカラを持つ光があると聞きました」

「私たちには、よみがえらせてほしいかけがえのない人がいます…。どうか知っていることを教えてください」
ドラクエ11 時のオーブ
時の番人「このさきにある祭壇には、時のオーブとよばれるほうぎょくがまつられています」

「その、時のオーブのチカラをつかえば、あなたたちの願いもかなうでしょう。ですが…」

「あなたたちには、ほんとうに失われた時をもとめるかくごがありますか?」
時の番人「時のオーブとは、失われた時の化身がはるかいにしえよりつむぎつづけたロトゼタシアの時のけっしょう」
時の番人「時のオーブとは、失われた時の化身がはるかいにしえよりつむぎつづけたロトゼタシアの時のけっしょう」

「その時のオーブをこわすことで、じくうのながれがみだれ、すべてが過去にまきもどるのです」
「失われた時をもとめる…あなたたちがしようとしているのは、せかいにとっておおきなせんたくなのです」
時の番人「なかまをよみがえらせたければ、せかいの時をたちきらなければならない」

「失われた時をもとめる…あなたたちがしようとしているのは、せかいにとっておおきなせんたくなのです」

ドラクエ11のサブタイトル「過ぎ去りし時を求めて」の意味がようやくここで明らかになる

今回のドラクエは、タイムトリップものだったのだ
「そうすればベロニカだけじゃない…。あの日失われたロトゼタシアのすべてを、今度こそ救えるかもしれんぞい!!」
ロウ「世界ごと過去に戻る…。もしかすると…いやしかし…」

「もし…もしその話が本当だとしたら…」

「大樹が落ちたあの日より前に戻り、ウルノーガの悪しき野望を食い止めることができるのではないか?」

「そうすればベロニカだけじゃない…。あの日失われたロトゼタシアのすべてを、今度こそ救えるかもしれんぞい!!」
時の番人「おそらく…いまこの時をつむいでいるいちばんあたらしい時のオーブをこわしてしまえば…」
時の番人「おそらく…いまこの時をつむいでいるいちばんあたらしい時のオーブをこわしてしまえば…」

「あなたたちがのぞむ…せかいがやみにおおわれるちょくぜんにもどることもできるかもしれません」

その話を聞き、喜んで過去にいくぜ!と猛るグレイグ

突っ込む番人
時の番人「…ざんねんですがあなたたちぜんにんが過去にいくことはできません」
時の番人「…ざんねんですがあなたたちぜんいんが過去にいくことはできません」

「時のオーブをこわすには、すべてをたちきることのできるおおいなるチカラがひつようです」

「そのようなチカラは、おそらくこのせかいでひとつしかありません」
時の番人「それは、あなたのもつ…勇者のチカラです」
時の番人「それは、あなたのもつ…勇者のチカラです」

「しよ。あなたがもつその勇者のつるぎをもってすれば、時のオーブもくだくことができるはずです」


「それができるのはあなただけ。そう。過去にもどることができるのはしよ、あなただけなのです」

「…いちど過去にもどれば、おそらくにどとこのせかいにはもどってこられないでしょう。それに…」
時の番人「こわれた時のオーブがぼうそうすれば、ねじまがった時のうずにのみこまれてしまうかもしれない」
時の番人「こわれた時のオーブがぼうそうすれば、ねじまがった時のうずにのみこまれてしまうかもしれない」

「時のうずにのまれてしまったら…しよはえいえんに時のはざまをさまようことになるでしょう」
「…しよ。それでもあなたには失われた時をもとめて過去にもどるかくごがありますか?」
時の番人「かけがえのないなかまとわかれ、たったひとりで過去にもどる。あなたじしんもどうなるかわからない」

「…しよ。それでもあなたには失われた時をもとめて過去にもどるかくごがありますか?」

な・・なんと

過去に行くことができるのは勇者だけ、しかも二度とこの世界には戻ってこれないという衝撃の展開でした

命の大樹でホメロスに不意打され、ベロニカやニマ大師や、世界中の人々を死なせてしまった責任を感じていた勇者、あとヤヤク様をうっかり食べられてしまったり、ムンババをうっかりムンバってしまったり、カミュを記憶喪失にして牢獄に閉じ込めてみたりとにかく色んなことを後悔していた勇者は、迷うことなく進む決意をしました

ドラクエ11の物語は仲間たち全員がそうだったように、勇者にも、もう一度挑戦するチャンスが与えられていました。




過ぎ去りし時を求めて

ミュ「…負けたよ。お前はおっとりしてるようで、こういう時はガンコなんだよな!
カミュ「…負けたよ。お前はおっとりしてるようで、こういう時はガンコなんだよな!」

「もう決めたんだろ?だったらもう何も言わねえ。オレはお前の決断を信じるぜ!」
カミュ「お前の手でもう一度世界を救うんだ。頼んだぞしよ…!」
カミュ「お前の手でもう一度世界を救うんだ。頼んだぞしよ…!」

なるよね、別れの言葉を言う展開に

仲間たちにとってはもう二度と会えないわけですから
ドラクエ11 時の番人 忘却の塔
時の番人「時のオーブをこわしたとき、あなたが過去へもっていけるのはおそらく…」

「あなたのきおくともいえるぼうけんのきろくと…」

「あなたがこれまでにえたたたかいのけいけん…」

急にチュートリアルを挟む番人

日本製か
ドラクエ11 時の番人 忘却の塔
時の番人「オーブとともにいまそうびしている勇者のつるぎはこわれてしまうかもしれませんが…」

「あなたはかつて勇者のつるぎだった魔王の剣を手に入れているはずです」

「しばらくはそれをそうびしてたたかうといいでしょう」

いやそういう指南はいらないから
グレイグ「お前が望んでくれるのなら、俺はふたたびお前に命を預けるだろう。何度だって勇者を守る盾になる!」
グレイグ「過去で会う俺はおそらく以前のようにお前とは敵対する身だろう。だがしかし…」

「お前が望んでくれるのなら、俺はふたたびお前に命を預けるだろう。何度だって勇者を守る盾になる!」

戦友を異国の戦場へと送り出さんばかりの物々しい送辞

グレイグらしい
シルビア「んもう!グレイグったらカタくるしい別れなんてヤボよ。旅立ちのあいさつは気楽なほうがいいの」
シルビア「サヨナラなんて言わないわ。だってまた過去で会えるしね!」
シルビア「サヨナラなんて言わないわ。だってまた過去で会えるしね!」

シルビアは一番空気を読むタイプです

本当はたくさんの言葉を交わしたかったはずですが、勇者の旅立ちに未練が残らないよう、いつものように軽いノリで挨拶を済ませました
マルティナ「しよなら大丈夫よ。きっとどんな困難にも打ち勝てるわ」
マルティナ「しよなら大丈夫よ。きっとどんな困難にも打ち勝てるわ」

マルティから受け取ったのは信頼

誰かが自分を信じてくれていると考えるだけで、人は強くなれますね
ロウ「…しよよ。立派な顔つきになったのう」
ロウ「…しよよ。立派な顔つきになったのう」

「なあに。ちょっとの間お別れするだけじゃ。わしはおぬしを信じとるよ。今度こそみんなを救ってくれるとな!」

ロウからもらったものは笑顔
セーニャ「…しよさま。私はあなたを守る使命のため必死にここまで歩いてきました」
セーニャ「…しよさま。私はあなたを守る使命のため必死にここまで歩いてきました」

「あなたと一緒に冒険した日々は私にとってかけがえのない時間。私、絶対に忘れません…」
セーニャ「だから…しよさま…。…だからっ…」
セーニャ「また私のこと…探しだしてくれますか?」
セーニャ「また私のこと…探しだしてくれますか?」

セーニャから受け取ったものは・・
時の番人「さあ時はみちました。いまこそすぎさりし時へ…!」
時の番人「さあ時はみちました。いまこそすぎさりし時へ…!」
時のオーブをたたくと砕け散る勇者の剣
時のオーブをたたき、砕け散った勇者の剣
最後に振り返った勇者
カミュ「しよ!オレたちはもう一度お前と旅をするからな!」
カミュ「しよ!オレたちはもう一度お前と旅をするからな!」

カミュ「また会おうぜ…!!」
カミュ「また会おうぜ…!!」



それが、勇者がこの世界で聞いた最後の言葉になりました








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2 件のコメント :

  1. このシーンは、とくに、最後のカミュのセリフは、
    何回見ても、〇を押す手がとまって、ひと泣きしますよね。
    (´;ω;`)ウゥゥ…何回やってるかは、きかないで

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    1. かぼぴさんこんばんは
      そんなに何回もやってるんですか!?素晴らしい
      カミュはもう二度と会えないと分かっていて「また会おうぜ」と言ったわけですから、半分はあっちの世界の自分がまた旅をするという意味でも、もう半分は勇者の奇跡ってヤツを信じてたんでしょうね!
      このセリフが好きすぎてタイトルにしちゃいました

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