ドラゴンクエストライバルズのβテストに落ちて期待が膨らんだ男の話

出典:ドラゴンクエストライバルズ | SQUARE ENIX

新しいスマホゲームをプレイするかどうか、ネットの情報とか販促ムービーを見て決めると思うんですが、私の場合「ドラクエの新しいスマホゲームが、カードバトルになって登場する!」という話を初めて耳にした時、

心の中の、ぽっかりと空いた穴に何かが染み込んでくるような気がして「あっ・・これはやるしかないな」と思ってしまったんですね。



最高のカードゲーム体験と「別れ」

なんでかなと色々考えていたんですが、振り返ると学生時代、私は友人から誘われて始めた「マジックザギャザリング」というアメリカ発の世界的に有名なカードゲームにどっぷりとはまっていたことがあって、

ルールは簡単、プレイヤーは「土地」のカード、「クリーチャー」のカード、「呪文」のカードなど、ジャンルごとに好きなカードから自由に60枚ぐらいの束(デッキ)をつくり、

自分のデッキから引いたカードを場に出して、カードが持っている固有の能力をうまく引き出しながら、相手のライフを0にした方が勝ちというものです。



マジックの面白いところは、カードが大きく5種類の属性「白、黒、赤、青、緑」に分かれていて、それぞれ、白のクリーチャーであれば天使っぽい見た目が多く、攻撃は逆にエグイとか、赤はゴブリンとかドラゴンが多く、パワ―重視のカードが多いとか、それぞれ個性がある所なんですね。

プレイヤーは自分のお気に入りの属性とカードを見つけて、それを中心にデッキを構成するんですが、数ある能力の中から構成した最高のチームでもって、

自分のアイディアがうまくはまって、相手に何もさせずに勝利した時なんかはもう最高に楽しくて、それこそ寝食を忘れてプレイしていました。

買ってきたパックの中に新しいレアカードが入っているかどうかは運次第ということで、完全に今のガチャみたいなものなんですが、

ついにはある月の生活費を全部マジックにつぎ込むという新世界の扉を開け、食べるものに困った私は友人宅を巡っては冷蔵庫を漁るという、どうしようもなく愚かで最高に幸せな生活を送っていました。



そんな日常にも終わりはやって来るもので、就活やら学校の課題が忙しい季節になってくると、友人はマジックをやらなくなり、「将来どうするのか」という現実的な選択を迫られるようになります。

当時、氷河期世代まっただ中だった私たちは、「社会」という恐ろしい魔物から、これまで見たこともない痛恨の一撃を喰らい、それまでの自信を粉々に粉砕され、脱落していく仲間を見ては「遊んでる場合じゃねえぞ」と急に現実に引き戻され、私だけじゃなく、みんなあらゆる趣味や娯楽をやめ、社会の一員になることに必死でした。

私も「ゲームは時間の無駄」という悪魔のささやきに屈し、

時間がない理由や、就活がうまくいかない理由をゲームのせいにしてみては、自分を正当化することしかできず、引っ越しのタイミングで大量のカードを急いで段ボールの底に封印したまま、2度とマジックをやることはありませんでした。



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ドラゴンクエストライバルズと「再開」

それでも、私の中のゲーム魂は死んでおらず、心の奥でずっと表に出る機会を待っていました。

時は流れ、私は大人になり親となり、自分の行動や考え方全てに責任をとれるようになって初めて、ようやく、自分の中のゲーム好きな性格、ゲーム好きな自分を素直に認められるようになり、

今は惰性でも義務でもなく、誰かがやっているからでもなく、自分が好きでやりたいゲームを、心の底から楽しんでやっています。



ドラゴンクエストライバルズを初めて見た時に感じたこの複雑な気持ちは、

マジックザギャザリングを、言い訳の材料に使って置き去りにしてきた過去の自分への反省であり、「最後までやれなくてごめん」というカードゲームに対する罪滅ぼし的な気持ちであり、不完全燃焼だったカードゲームと向き合うチャンスであり、

大好きなドラクエのゲームでそれができるというのであれば、こんなに幸せなことはないですよね。

それがドラゴンクエストライバルズを「やるしかないな」と直観的に感じた理由だったんだなあと思って、



まあ、あとPVのミレーユ↓がめっちゃかわいいという理由もありますよね。



テリーはさんざん色んな作品で魅力を爆発させていますが、言ってみればテリ爆ですが、こんなミレ爆したミレーユ見たことあります?



ドラゴンクエストライバルズとはどんなゲームか

ということで、ドラゴンクエストライバルズがどんなゲームかというと、お馴染みドラクエの世界観をテーマにした対戦カードバトルで、スマホゲームらしく、全国のプレイヤーと簡単に対戦できるという夢のゲームになっており、

配信日は2017年予定で詳細はまだ決まっていません。

ルールは、マジックのような王道TCGと似ていて、自分でキャラクターや武器、呪文などから好きなカードを選び、性能をよく見極めて最強のデッキを構成し、ターンごとに手札を出し合って攻撃、相手のHPを0にした方が勝ちというものです。

ファミ通APPに最高の記事があります↓
【先行プレイ】「『ドラゴンクエストライバルズ』って実際どうなの?」生粋のカードゲーマーちょもすがその魅力を語る



面白い所は、プレイヤーの分身であるキャラクターを「リーダー」として選択することができ、それぞれにドラクエらしい個性ある「テンションスキル」を持っている所です。

最初は以下の7人から選んでプレーできます。


  • ミネア(占い師)カードコスト減
  • ピサロ(魔剣士)ピサロナイト召喚
  • トルネコ(商人)道具を加える
  • ゼシカ(魔法使い)呪文攻撃
  • ククール(僧侶)HP回復
  • テリー(戦士)攻撃UPと貫通
  • アリーナ(武道家)カード追加
もうね、どれを使ってみたいとか考えながら、こうして書いてるだけでワクワクが止まらない。

カードゲームなので、この7人の誰を使っても、個性を活かすことができれば、最強になれることは明らかで、「ナンバリングドラクエで一押しの○○を使いたい!」っていう気持ちが当然あると思うんですが、

スマホゲームなので恐らく無課金の場合、カードを手に入れるにはガチャが必要で、まずは手に入れたレアカードを基準に、逆に使うキャラクターを選ぶのが正解ということになるんじゃないでしょうか。

星ドラでいう所の「ルビ弓出ちゃったんで、まもマス!」これです。



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公式ツイッターによると、モンスターは色んな特徴を持っていて、デッキには30枚しかカードを入れられないので、相当頭を悩ませてしまいそうですよね。



他にも、「特技」と「武器」のカードがあり、将来的には、ドラクエに登場する全ての項目がカード化されるはずで、

「はやぶさの剣」や「キラーピアス」の2回攻撃がどんな性能になっているか、「天空の剣」や「ロトの剣」がどんな強さになっているか、いちドラクエファンとして目が離せない!

「マダンテ」あたりは、マジックでいう所の「神の怒り」的な、モンスターを全部倒した上に墓場まで破壊して、二度と再生できなくするとか、めちゃくちゃカッコいい性能になること間違いなしです。


そして、カードは、全部ではないですが3Dで表現されるものもあるということで、カードプレイの際に、頭の中だけで創造していた炎や毒といったエフェクトが実際にスマホ画面で現れるという細かい作り。

カードゲームの醍醐味は、プレイしている時よりどんなデッキを構成しようか悩んでる時の方が面白いことで、いくらカードが増えてもスマホ上で管理できる形はとても気軽にプレイでき、色んな人におすすめしたいです。



ドラゴンクエストライバルズのβテストに落ちて期待が膨らんだ男の話

ドラゴンクエストライバルズは、サーバーの負荷などを確かめるベータテストのため、テスターを1万人募集していたんですが、

私も「テストプレイの時から参加してました的な肩書きを得るチャンスだわ」という邪悪な気持ちで申し込み、見事に落選しました。

プレーしたくてもできないという状態は、最高に空腹な時に漂ってくる焼肉のにおいのようなもので、

いつの間にか、最初に見た時よりもはるかに期待しており、こんな記事まで書いてしまうというヤバさで、配信日は夏か秋か分かりませんが、この気持ちどうしようという状態で待ちたいと思います。

色々書きましたが、言いたいことはつまり一つだけで




ドラゴンクエストライバルズっておもしろそうだよね!





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