大樹を中心にした「生命の循環システム」が、世界から失われてしまったということを暗示しているんでしょうか。
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命のバシルーラ
ベロニカ「そんな命の大樹が…」「このままだと世界が…」
場面は、ウルノーガに魂を奪われ、大樹が落下を始めたシーンから始まります
意識を失った仲間たちの中で、ひとり起き上がったベロニカ
ベロニカ「早くなんとかしないとみんなやられてしまうわ…」

ベロニカ「あたしはどうなってもいい…。みんな絶対に生きのびてアイツから世界を救ってちょうだい!」
仲間たちを不思議な光で包み込むと、8人を世界各地の安全な場所へと飛ばしました
ベロニカ「セーニャ…。またいつか同じ葉のもとに生まれましょう。しよのこと…頼んだわよ」
ベロニカは、勇者を守るラムダの代表として
自分の責任を果たすことができたと感じ
安堵の表情を浮かべます
そして、ここにきて初めて、自分にはもう逃げる手段が残されていないのだと悟り
諦めてその場に座り込む
本当に勇者を支えるという使命感で頭がいっぱいなんですね
大樹が崩壊する瞬間、何かをつぶやき
以後の世界は何か月もの間、暗闇に閉ざされてしまうことになりました。
ラムダの里に戻るまでそんな描写が一切なかったので
あまりの衝撃展開に茫然としませんでしたか
存在感No.1のベロニカが、大樹とともに帰らぬ人となってしまうだなんて・・
ベロニカは最後に何と言ったのか
①ベロニカはなぜ逃げなかったのか?
ベロニカはルーラを使えないからという理由なんですが
勇者とベロニカが出会ったホムラの里で、勇者は「ルーラ」をベロニカから教えてもらうというシーンがあるんですが、何故か教えた本人はルーラを使えず
「教えたベロニカは使えんのかーい!」
とツッコミを入れた記憶があります。
歴代ドラクエでもルーラは主人公+魔法使い的ポジションのキャラが使えるものなのに、ドラクエ11でベロニカが使えないのは何故なのかずっと疑問だったんですが
このシーンに矛盾を生じさせないためと確信しました
恐らく、ロトゼタシアのルーラは「勇者のみが扱うことができる神秘的な力」的な裏設定があり、勤勉なベロニカのことなので、里に伝わっていたかつてローシュのみが操れたという伝説の呪文「ルーラ」をしっかりと覚えていて、勇者に伝授したとかそういう感じだと思われます。
勇者が気を失った時点で、ベロニカに残された道は少なかったわけで
とっさに勇者しか操ることのできない転移呪文を真似、いわば「不完全なルーラ」で8人を逃がすことを試みました
成功した時、ベロニカがほっとした表情を浮かべるのも、一か八かの賭けに勝ったからです。
②ベロニカはなぜグレイグとデルカダール王を助けたのか
ベロニカは他の仲間とともにこの2人も助けていて
大樹にいた時点では、グレイグは勇者を追う敵の一人で、なぜそんな男を何故助けたんでしょうか。
この時点では、グレイグの仁義に厚い人となりは知る由もなく、味方になる可能性など考えられなかったと思うんですが
おそらく、グレイグのセリフ
「私たちはずいぶん長い間、大きなカン違いをしていたのかもしれません。ホメロスこそこの大地にあだをなす物…!」
などという一連のやり取りを耳にした瞬間、王とウルノーガ、ホメロスの関係性を一瞬で把握し、そして、グレイグがウルノーガに敵として認識されたのを見て敵の敵は味方理論で、恩を売っておくことはプラスに働くと判断したからじゃないでしょうか。
ベロニカの目論見通り、グレイグはその後、勇者を守る忠実なる盾男としてもポジションを確立しました。
③ベロニカは最後に何と言ったのか
賛否両論あると思いますが、私が思うには「さよなら」です。
理由は、前段のシーンを見る限りベロニカは後悔しておらず、最後まで、いつものベロニカらしく、自信と誇りを持って勇者を逃がし切った!という顔をしてるからです。
出会った時から「命をかけて」と言い放ち、並々ならぬ覚悟で、何ならずっと実質的なリーダーを務めてきたベロニカからは、「ごめん」などという後悔が込められた言葉や、セーニャに向けた未練を残すようなセリフは想像できず
自らこの世に別れを告げる、主体性を持った言葉こそがふさわしいと思います。
もちろん、あえてセリフを出さないという演出からは
どう感じるかはユーザーに委ねるよ!で間違いないんでしょうけれども
④カミュが記憶喪失になった理由は何か
あと、カミュだけが記憶喪失になっていたのは、ベロニカのバシルーラで、一人だけ手加減せずに落とされたせいだと思われます。
カミュが真実を知った時
「アイツはオレにだけ手加減しなかった!」
と悔しがるであろうカミュの姿を肴に、あの世に旅立つのも悪くないとでも思ったのか
いずれにしても「永遠に勝ち逃げした恩人ベロニカ」として、カミュは生涯、彼女のことを忘れることはありませんでした。
仲間たちの距離感
シルビア「ベロニカちゃん…。アナタ、最後のチカラをふりしぼってアタシたちのことを…」カミュ「…くそっ!!」
セーニャ「お姉さまはもういない。…どこにもいないのですね」
「これがお姉さまの選んだことなら…私はすべてを受け止めます」
「お父さまとお母さまと…里の皆さまにもきちんとお伝えしなければ…」
ベロニカの死はまたたく間に聖地ラムダの人々に伝えられた。
そして、その日のうちにベロニカの葬儀がおこなわれることになった…。
ファナード「世界中の命の…象徴たる命の大樹よ。このラムダの地で生まれた若き命がまたひとつ散ってゆきました…」
「願わくば双賢の姉妹の片葉、ベロニカの魂が還るべき場所…命の大樹のもとへ召され、新たな葉として芽吹かんことを」
ベロニカの父「おぉぉっおぉぉぉっ…!!ベロニカ…私の天使よ。私を置いていってしまうなんて…!」
「ベロニカ…こんな…。こんな別れあんまりよ。あんまりだわ…」
カミュ「ベロニカのヤツは、はじめて会った時から可愛げがなくて生意気でクチ答えばかりでいっぺん泣かしてやろうと思ってたが…」
「こんな形で別れちまったらもう軽口のひとつもたたけないじゃねえか。クソッ…ベロニカのヤツ…」
グレイグ「俺はウルノーガの正体も見破れず、あまつさえヤツを命の大樹へ連れていってしまった…」
「そのせいでベロニカは…。俺は…なんということを…」
マルティナ「ベロニカはウルノーガにうちのめされても、たったひとりで…命がけで私たちのことを守ってくれた…」
「私は…私たちは今までベロニカに何をしてあげられたのかしら…?あの子は最後に何を思ったのかしら…?」
シルビア「セーニャちゃん…あんなに仲良しだったお姉ちゃんが亡くなったのに涙ひとつ見せないなんて…」
「こんな時ぐらい思いっきり泣いてもいいのよ。いっぱい涙を流して…みんな強くなっていくんだから…」
仲間たちのセリフには色々な感情が込められていて
思わずぐっときてしまいますが
一つだけ言いたいのは
グレイグは何でベロニカを呼び捨てにしてんの?
面識ないですよね
ファナード「しよさま。皆さまはもしかするといにしえの伝承の存在…神の乗り物を求めてこの地へいらしたのではないですか?」
「先日、私は大樹の神託と思われるある夢を見たのです」
※たわごとではなく、ファナードは夢見という能力を持った凄い人です
「しかし、ベロニカの姿だけ見えなかったので、ベロニカの身に何かあったのではとずっと心配をしていたのです…」
ファナード「夢に出てきたあの天の島こそ、勇者さまが目指すべき地なのでしょう。そしてそこに導くは神の使いケトス…」
「このケトスについては里じゅうの古文書をひっくり返してお調べしておきましょう。何かわかったらご報告いたします」
ドラクエ11 感想その66 ベロニカのねがい
ドラクエ11 感想その65 現在地
ドラクエ11 感想その64 謎のベロニカン・ジョーク
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異変後の世界で「大樹が落ちてからルーラがリセットされて使える奴は困っている」的な発言をしている人がいました どちらが本当なんだ?
返信削除この時点ではバラバラになった仲間の行動はわからなかったんですね。
返信削除追加されたシナリオによるとカミュが記憶喪失になったのはもちろんベロニカの策略ではありません!
このベロニカの最後の口パク、私は「メガンテ」だと考察したのですが皆さんどうお考えでしょうか?
返信削除カミュの記憶無くなった話はベロニカ関係無いよね?
返信削除預言者が一時的に力を貸す代償として記憶が無くなるって言ってたし。
メガンテは草w
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