仲間たちにとっても、それぞれ抱えている後悔や罪の意識に対し、救いのチャンスが訪れることを意味しています。
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クソ×ザコ夢のコラボ
カミュ「マヤ、お前がそんな姿になったのもすべての原因はオレにある…ならっ!」「ここでお前を倒すことが、オレに課せられた贖罪だっ!」
唐突なセリフにドキッとしますよね
え?マヤを助けようと5年間世界を放浪して、ようやく会えた妹を前に「お前を倒す」ってどういうこと?
と思いますが、後からちゃんと本心でないと分かります。
キラゴルド「クソ兄貴とザコ勇者どもが偉そうに正義のヒーロー気取り?おれさえ救ってくれなかったヤツらが今さら!」
「…ああうざい。超うざい。くそくそくそっバカな兄貴も勇者も!みんなみんなっ黄金にしてやるよ!!」
そんな兄に対し怒りをぶちまけるマヤ
でも、本当に憎んでいたのは、世間の薄情さであったり、みじめな気持ちにさせられる貧乏であったり、何もかもうまくいかない、このろくでもない世の中そのもので
その怒りは、ドロドロとした感情をどう発散していいか分からない自分にも向けられてます。
私はいわゆる氷河期世代でして、仕事をせずにブラブラしていた時期があるんですが、人は力を発揮する場所がないと社会から見捨てられたように感じて、精神的にどんどん追い詰められていくものなんですね。
その頃はうまくいかない理由を世の中のせいにしてみては、色んなものに怒りを感じていたなと思い
みんなみんな黄金にしてやんよ!!
というマヤの叫びには共感しかない
もしも、昔の自分に手を差し伸べてくれる「魔王のささやき」があったなら、とても拒むことなんてできなかったんじゃないかと思います。
早すぎて全然写真が撮れませんでしたが、爪を使った攻撃のほか、星ドラでおなじみゴールドフィンガーがハリウッド版アイアンマンを思わせる「手のひらビーム」
また、アストロンはただ石にするのではなく「ゴールドアストロン」という、相手を黄金にしてしまう専用技まで用意されている優遇っぷり
ジャコラに専用技なんてあったかな・・
カミュが相棒になった日
キラゴルドを倒すと、オーブの力が暴走して中からマヤが出てきます
マヤ「カ・・ミュ・・」
【カミュの呼ばれ方変遷】
兄貴→お兄ちゃん→クソ兄貴→カミュ
カミュは悲痛な面持ちで武器をかまえている。
どうやら暴走するキラゴルドに対し、とどめを刺すべく駆けだそうとしているようだ。
このタイミングで、何故か自由に動き回れる。
「カミュを止めますか?」
という選択肢が出てくることから、プレイヤーに選んでもらおうということですよね
何を選ぶのかというと、冷静さを失っているカミュの代わりに、カミュに救いのチャンスを与えるかどうか。
また、あなたはカミュとこれからも主体的に関わっていきたいかどうか、ということです。
カミュ関連の選択肢はことごとく「いいえ」を選んできたんですが、迷わず「はい!」っていい返事しました
まちな相棒
スッ・・
思わず目をふせるカミュ
オレの贖罪は・・キラゴルドを倒すこと
カミュ「すまない、やっぱりオレはマヤを助けたい…。あいつはオレの妹なんだっ!」
危険は承知だ・・でもお前の命をオレに貸してくれ!
勇者はそんなカミュの気持ちに応え、小さく首を縦に振ります
海賊たちに働かされていた辛い経験から、牢獄で出会った時はフードで顔を隠し、一緒に旅をするようになってからも、決して過去は明かすことはなく、人と関わらないよう、傷つかないように生きてきた男がいま
過去の自分を捨て、他人である勇者を心の底から信じてみようと決意しました
家族から愛されて育った勇者には理解できませんでしたが
カミュにとっては
勇者がデルカダールの大滝に飛び込んだ時と同じくらい、勇気が必要な行動でした。
いくぜ相棒!オレが道を切り開く!
おう!
(他のメンバーはいないことになった。演出的に)
勇者がキラゴルドの注意を引いている間に、イエローオーブのバリアに飛び込むカミュ!
遠くからジャンプし、壁に遮られた時点で浮力を失っているはずなのに、明らかに浮いているが、物理法則なんて二人の友情の前には意味をなさない!
これはきっとカミュの家族を思う気持ちの比喩表現です
今度は・・離さないっ!
だがオーブの力で黄金化が始まってしまうカミュ!
死を覚悟したカミュ
最後に伝えたかった言葉は
カミュ「ごめんなマヤ…」
そして、完全に黄金になってしまいました。
マヤ「兄貴と一緒にいたい…ケンカして笑って…またケンカして…そんなろくでもない毎日にくらべたら…」
「貧しいのなんてなんでもない!寒いのも、ひもじいのもガマンできる!だから…」
「黄金なんてっ!もういらないっ!!」
マヤの涙が落ちた瞬間、呪いのペンダントは粉々に砕け散りました
・・・
目が覚めると、キラゴルドはなく、元の姿を取り戻したカミュとマヤ
マヤ「いしし…まったくバカ兄貴のせいで、また貧乏に逆戻りだ」
悪態をつき、安らかに寝息を立てているマヤを見て、思わず笑顔になったカミュでした
カミュ「伝説の宝珠を集め、地の底で出会う勇者にチカラを貸せ…さすればお前の贖罪も果たされるだろう…」
「預言は本当だったってことか」
カミュ「マヤはここに預けておけばひとまず安心だ。あいつのためにも、オレは新たな旅に出る…そう、お前と一緒に魔王を倒す旅にな!」
カミュ「よろしく頼むぜ、相棒!」
預言者の導きを乗り越え、自主的に勇者と行動を共にしようと決意したカミュ。
勇者との関係は新たな段階へと発展し、心の底から認め合う、本当の相棒になりました。
それにしても、マヤはお金にうるさい我がままキャラなのにもかかわらず
同じ環境で育ったカミュは、なぜこんなにも真っ直ぐでいい奴なのか
・・それはやっぱり長男だからですよね
一見自由気ままな人間に見えて、ずっとマヤの保護者として苦労しながら生きてきたことを考えると、相当しっかりとしているし、貯金もばっちりしているし、野菜の特売情報などにも敏感だし、困ってもあまり人に頼らないタイプなんじゃないでしょうか
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