今だから分かる「歴代ドラゴンクエストシリーズ」の凄さ

ドラクエ11
引用:スクウェア・エニックス ドラゴンクエストⅪ http://www.dq11.jp/

ドラクエ11の発売日が2017年7月29日に決まりましたが、ドラクエシリーズの凄い所はゲーム界のいわば古典であるもかかわらず、毎回ユーザーの期待を上回る新作を出し続けていることで

言ってみれば「老舗和菓子店の新作がバウムクーヘンだった」みたない衝撃で、しかもそれが毎回必ずおいしい。

例えばインベーダーゲームやテトリスなど一世を風靡したゲームであってもだんだんとその輝きは失われていきますが、ドラクエ、マリオ、ゼルダなどはファミコン文明勃興期から未だにゲーム史の最前線を走り続けている稀なゲームです。

ドラクエの最新作がPS4と3DSで同時に発売されると聞いた時は、私も「その発想はなかったわ・・」と驚かされまして、さすがドラクエだなと期待を裏切られた気持ちになったわけですが、

でも、よく考えてみるとドラクエシリーズって毎回そうで、常に期待以上のものでゲームの枠に留まらない影響を社会に与え、多くの人の人生どころか、日本の世の中すら変えてきた凄いゲームだなと思って

だから今でもこんなに多くの人に支持され、期待される国民的ゲームなわけです。

そこで、ドラクエ11が発売される前に、これまでのドラクエシリーズがどんな形でユーザーの期待を裏切り、いかに世の中を変えてきたのかをまとめました。


タイトルハード革新的要素
ドラクエ1FCRPGという需要創出
ドラクエ2FC仲間システム
ドラクエ3FCキャラクター育成の概念創出
ドラクエ4FCAI戦闘
ドラクエ5SFCモンスターで世界を変える
ドラクエ6SFC自由度、集大成
ドラクエ7PS3D化
ドラクエ8PS2フル3D、テンション
ドラクエ9DS携帯ゲーム機ですれ違い通信
ドラクエ10Wii多人数オンライン
ドラクエ11PS4,3DSHDと携帯ゲーム機の両立


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ドラクエ1

ファミコンの発売日は1983年7月で、ドラクエの発売日は約3年後の1986年5月、それまでマリオやドンキーコングといったアクションゲームが主流の家庭用ゲーム市場に、「ふっかつのじゅもん」で冒険を中断し、コンテニューするという常識を覆す新技術により、RPGという全く新しい需要を生み出した伝説的コンテンツ。
日本を代表する経営者である本田宗一郎の名言「私たちが需要をつくり出したのである。そこに需要があるからつくるのではない」とはまさにこのこと。
全てのサラリーマンが仕事で見習わなければならない姿勢がここにある。

ドラクエ2

仲間システムで、攻撃、サポートなどそれぞれ違う役割を持って旅をするという、ロールプレイの方向性を決定付けたRPG。大人数の仲間と、大人数の敵による戦闘は常に戦略をたてる必要があり、ゲームというものはピコピコするだけではないんだという、ゲームに無限の可能性と深みを与えた一作。

ドラクエ3

転職システム登場。主人公(勇者)の性別や仲間の職業を自分で選んでスタートすることができ、物語の途中、ダーマ神殿でいつでも転職することができる。
「ゲームでキャラクターを育てることは楽しい」という、今となってはあたりまえの概念を日本に広めた超革新的RPG。
現在、育成要素のないゲームはほとんどない。

ドラクエ4

戦闘にAI(人工知能)が登場。仲間は作戦を指示するだけで勝手に動くという未来的なシステムを採用。携帯電話もなかった時代、マイクロソフトのウインドウズ95が流行しパソコンというものが認知され始めるのは1995年なので、その5年も前の話。
また、人工知能でしか操作できない仲間たちは、主人公とは別人格のキャラクターであるとういことを強く印象付け、未だに「ドラクエのキャラクター」と言えば、勝手に動いてプレーヤーを困らせたこの4のキャラである。

ドラクエ5

モンスター仲間システム登場。
全ての和製「モンスター」ゲームの原点であり、ゲーム史を塗り替えたどころか、まさに世の中を変えた一本。ポケモン登場のはるか4年前。
もう「モンスター」ってスクエニの特許にしてあげたいっていう位「モンスター」の概念は日本に定着している。
それどころか、ポケモンのおかげで世界にも広まっている。

ドラクエ6

かつでない自由度を誇るドラクエ。3の転職システム、5の仲間モンスターシステムを取り入れ、次にどこへ行ったらいいのか分からない広大なマップと印象的なストーリーで、これまでのドラクエの集大成的な作品。でも、革新的要素は何かと聞かれると・・この6だけはない。

ドラクエ7

3Dを取り入れたドラクエ。技術の進化でゲームの表現がドット絵からポリゴンに移り変わっていった時代、同じく変わろうともがいている過渡期のドラクエを見ることができる。「ドラクエらしさ」とは何なのか、誰もが考えさせられたドラクエ。

ドラクエ8

PS2という高性能ハードで登場した初めてのドラクエ。マップもキャラも全てアニメ調の3Dで表現される至高の完成度を誇る。
初めてテンションシステムが登場。FFなどリアル路線のクオリティを追求するハイエンドゲームとは別の道を歩むということを示しユーザーを安心させた一本。

ドラクエ9

初めて携帯ゲーム機である任天堂DSで発売されたドラクエ。
2009年はまだスマホもなくWIFIが普及していない時代で、そんな中、マルチプレイ、すれ違い通信という携帯ゲーム機の持つ無限の可能性を引き出した革新的ゲーム。
ここで誰もがドラクエはHDゲームであることを諦めたと思っていたし、私も「それがドラクエらしいかな」と思っていた。

ドラクエ10

任天堂Wiiに登場したドラクエ初の多人数大規模オンラインRPG。継続的に追加ディスクを発売し熱狂的に支持され続けている。
スクエニのMMO事業は16年3月期、ドラクエ10とFF14で300億円を売り上げている。同時期のスクエニ全スマホゲームタイトルの売り上げが688億円であることを考えると、いかにプレーされているかが分かる。

ドラクエ11(2017年)

ドラクエ11

ドラクエ9でDSに舵を切ってから、ハイエンドゲームは諦めたと思っていたドラクエがPS4に帰ってきた!と思ったらまさかの3DS同時発売。

「方向性が違って両立できないなら、両方出しちゃえばいいじゃん」

と言うのは簡単そうだが、開発費とか価格の問題とか色々あるじゃないですか。

しかも3DS版は3Dモードと2Dモードの切り替えが可能・・それ実質3本分のゲーム開発してません?

PS4版と3DS版は映像を見る限り、その作りこみっぷりからもはや同じゲームとは言えないような完成度ですが、そんな色々な無理難題を乗り越え、同時発売を成し遂げるという常識を覆すゲーム、それがドラクエ11です。

ドラクエはやはり今回も期待の上を行きました。


ドラクエ11公式http://www.dq11.jp/


公式サイトを見てみると、まず目につくのが主人公と相棒カミュのイケメンぶり。かつてこんなに頭身が高くイケメンなドラクエの主人公がいただろうか?

セーニャ、ベロニカ、シルビア、ロウ、マルティナという他のキャラは凄くドラクエっぽいのに、この2人はドラクエじゃないみたいですね。

ドラクエ11
5年ぶりの新作は、孤高の古典的PRGではなく、今までゲームの常識を打ち破ってきたドラクエらしく、挑戦的であり、色んな人に支持されるゲームでありたいという製作者の意図が伝わってきます。

その上で、「勇者」というキーワードや「ロトゼタシア」という世界の名前、はやぶさの剣などお馴染みの武器や防具、モンスターが登場しているすることから、往年のファンも納得のドラクエらしさを持ち合わせています。

コマンド制の戦闘システムなど、今ではあまり見ないJRPGならではのゲームシステムを採用していますが、それが本気のドラクエで、果たしてどういう形になっているか、発売まで待ちきれません。

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3 件のコメント :

  1. こんにちは!
    ぽんぽこぴーです

    ついに決定しましたねー!待ち遠しいですね!
    PS4と3DS、どちらにするか迷ってます(´ε`;)ウーン…
    どちらも魅力的だ。。。

    3DSは持ってるのでいいとして
    PS4は新たに購入しなければならないので。。。出費が。。。

    でも、3DSも古いので、現行の画面が大きな3DSが欲しいなーとwww

    これはヤバいですねwww

    予約しないと!

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  2. ヤバイすね。2つ買う人続出と思われます

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  3. さらには星ドラとのバランスが難しそうですw

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