ドラクエ11 感想その23 アニメやゲームの落下シーンの感動は異常

ドラクエ11 マルティナ 落下
グレイグ将軍に追い詰められ、崖から転落した勇者。

マルティナは勇者を追いかけ、迷わず飛び込んだ!

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勇者に救われた姫

ドラクエ11 マルティナ
マルティナ「よかった。気が付いたのね、しよ」

100メートルはあろうかという断崖から落ちたのに、割とあっさり助かる。

カミュともこんなシーンをやったので、なかなか起きられない的な演出は全カットされました。

暖炉で服を乾かす二人、自然と会話の続きが始まります。
ドラクエ11 マルティナ
マルティナ「キミとデルカダールの姫を救うため、エレノアさまはおとりになった…。ロウさまはキミにそうおっしゃったはず」

マルティナ「そう…。私こそがエレノアさまに命を救われたデルカダール王の娘なの…」

「16年前…キミを抱いたエレノアさまに連れられ、私はユグノア城を脱出したわ。でも魔物の集団に追い詰められ…」
ドラクエ11 マルティナ ゆうしゃ 暖炉
マルティナ「魔物に見つかり幼く非力だった私は、逃げる途中で川に落ち…キミを…手放してしまった…!」

「あの後、ロウさまに助けられたのが私ではなくせめてキミであったなら…と何度も思ったわ」

「キミとはぐれた後、私はロウさまと共に故郷のデルカダール王国に向かったわ。お父様に助けを求めようと思ってね」

「でもお父様は私が死んだと決めつけ…勇者に殺されたのだと広めていた。まるで真実から人々の目を遠ざけるように」
ドラクエ11 ゆうしゃ
マルティナ「…ロウさまはお父様をそそのかしている者が背後にいるはずだとおっしゃっていたわ」

「お父様を利用しているのは誰なのか。真実を明らかにするため、私とロウさまは旅に出たのよ」



またも次々と明らかになる衝撃の真実。

マルティナはデルカダールの姫で、オープニングに出てきた赤ん坊を抱いて逃げる子供はマルティナでした。
ドラクエ11 マルティナ 逃げる
マルティナは16年間、エレノアの命を無駄にしてしまったという強い罪悪感を背負い生きてきて

もし、過去をもう一度だけやり直すことができたら

自分の命はどうなってもいい、エレノア様の子を助けて欲しいと願っていました。

マルティナが命の危険をかえりみず迷わず崖から飛び降りることができたのは、そんなエレノアに対する罪滅ぼしの気持ちと

16年前の後悔を払しょくするチャンスだったからです。
ドラクエ11 まるてぃな 落ちる
マルティナ「今度は離さない…っ!」

空中でしっかりと勇者をつかむマルティナ


幼い頃、川の中で手を放してしまった勇者を

再び胸に抱くことができた時、彼女はどんなに救われたでしょうか。


マルティナは、ようやく弱かった過去の自分を許し、大好きだったエレノアに、幼い頃と同じ気持ちで胸を張ってまた会える気がしました。



今回のユグノアのエピソード、メインストーリーらしくワクワクしっぱなしで、どこがいいのかを考えていたんですけどね

もちろんロウとマルティナの境遇だとか生き様とか、惹かれる所はたくさんありますが、どれか一つを選ぶとしたら


落下シーンだな






アニメやゲームの落下シーンの感動は異常

ジブリの名作「千と千尋の神隠し」は、お父さんが豚になる所とか、お腐れ様が来る所とか、ぐっとくるシーンが盛りだくさんなわけですが、

その中でもひときわ輝いているのが最後の落下シーンで
千と千尋の神隠し 落下 落ちる
出典:アマゾン

↑あまりにも名シーン過ぎてパズル化す


最初は子供っぽい所が目立った千尋も、映画の終わり頃にはすっかり自立した雰囲気をもっていて

それでも湯婆場の所から逃げ出す手段などはなく、終盤、ハクの命を助けることができても重々しい空気が流れていたわけです。

龍の姿をしたハクの背中に乗り湯屋に向かっていた千尋は、小さいころ、川に落ちて死にかけたことを思い出し、その川こそが、湯婆場にとられていたハクの本当の名前であると思い出します。

ついに自由を取り戻し神様の姿に戻ったハクですが、空の上を飛んでいたため、そのまま2人とも落下してしまう


でも2人はなぜか落下なんてお構いなし!


名前を取り戻したという高揚感と達成感で「千尋が私の本当の名前を取り返してくれた」とか「すごい名前・・神様みたい!」とかもうキャッキャですよ。ツンツンですよ。


それが最高にさわやか


落下はかなりの恐怖なわけじゃないですか。

2人にはそんな恐怖の感情がどうでもよくなるほどに目の前の相手との会話が素晴らしくて輝いているという、見ている方も嬉しくなってきてしまうという

こんな感動的な演出が他にあるだろうか。




あと落下といえばエウレカセブンというロボアニメも忘れてはならないわけですが
エウレカセブン 落下 落ちる
アネモネというピンクのキャラが、最初めちゃくちゃ強くて憎たらしい仇役で出てきて、見ている方からするともうみんな嫌いになるんですね。

ところが後半

ストーリーの謎が明らかになってくると、実はアネモネも可哀想な奴だったんだな分かるようになっていて

最終話の前ぐらいには、ついに自分の本当の気持ちに気がついて、泣きながら生きたいと告白します

でも、もう手遅れだという絶望から主人公たちに牙を向くわけですが



そこで「敵軍だが悪い奴じゃない」的なポジションのドミニクという男が決死の覚悟でアネモネを助けに来て、ついにアネモネの心が溶かされるわけです

あとは爆発やら何やら空中に放り出された2人が、落下しているにもかかわらず

「青春告白合戦」みたいなチュッチュの展開ですよ



それがもう最高にまぶしい


2人は心が通じ合った喜びで、落ちてることなんておかまいなし
エウレカセブン アネモネ ドミニク
アネモネも憎たらしいキャラが180方向転換してめっちゃかわいくなり、

LOFというロボまでもが凄い慈悲深いの目で見ていて、

何なら鳥さんやら空に浮かぶ太陽さんまでもが祝福してくれるんじゃないかという雰囲気

もう涙なくしては見れない名シーンです



マルティナと勇者の落下シーンは、マルティナの過去を取り戻すための16年前の再演、という最高の演出であって

これもまさに涙なくしては見れない名シーン

ドラクエ11最高!



勇者が勇者として生きる決意をするため、カミュと滝に飛び込む最初のシーンもぐっときましたが、今回のはもっといいですね!

ドラクエ11 マルティナ 勇者
マルティナ「雨があがったようね。とりあえずユグノア城に戻りましょう」
ドラクエ11 マルティナ 勇者
のんきに通りを歩いていくと、グレイグと遭遇してしまいます。
ドラクエ11 グレイグ
グレイグ「やはりな…あのようなことで死ぬとは思わなかったぞ。悪魔の子よ…」






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