星ドラ 1日1回無料ふくびきに導かれし者たち

プレゼント ふくびき 星ドラ
出張で新幹線に乗っていた時の話なんですが

私はゲーム内でジェムを購入をしないのはもちろん、スマホのモバイルネットワークを使ってゲームをすることもしなくて

星ドラは必ずWIFIでやるんですね。

なので星ドラでスクエニやグーグルにお金を落とさないどころか、auにすらデータ通信料を払わないという会社にとって実に嫌な客で、

言ってみれば



ハードな筋トレをしたあと、スーパーの試食コーナーに全力で食べにくる客



みたいなもんです。




そんな無課金試食野郎でも完全に星ドラ依存なわけで

「12時までにホテルに入れるかな」

と、昼からびっしり入っている会議だか研修だか夜の懇親会だか二次会だか三次会だか、色んな不都合な真実から目をそむけて星ドラのことを考えてたんですよ。

主に星4武器「サイドワインダー」のことについて考えてたんですよ。

マダムシンコの新作みたいな色合いだなって。




イチローのような超一流選手であっても、試合で最高のパフォーマンスを発揮するために、毎日欠かさずトレーニングをしてバットを磨くというストイックなルーティンを実践しているそうで、そんな中



炊き出しとログインボーナスをやりたい



この2つが星ドラ試食野郎の生活のルーティンになっているわけで、逃すことなど考えられないわけです。

12時までにホテルのWIFIににたどりつけるかどうか、それが当日私に課せられた最も重要なミッションでした。




追い詰められるとは人間は閃くもので、

新幹線の中でふと思ったんですね

「そういえば、赤羽駅前の窓から見える位置にヨーカドーがあるわ」

イトーヨーカドーといえばセブンスポットでして

セブンスポットは1度登録しておけば、全国のセブンイレブンとイトーヨーカドーで1日3回、60分まで無料WIFIが使えるサービスのことです。

以前、セブンイレブンの道路を挟んだ反対側でもWIFIが出来た成功体験があったんで

新幹線の中であっても、赤羽駅前からは十分な距離だろうと



それに「新幹線」と「くしゃみ」は同じ速度だって聞いたことがあるんですよ



それなら、駅を通過してる間にWIFIの電波をキャッチ、セブンスポットにログイン、星ドラを起動、ログインボーナスをゲット、無料ガチャを引く

時間的にも余裕じゃないですか

完全に成功ビジョンしか見えない

自分天才か?と

星ドラに愛されてしまっているのか・・?




私はすぐに準備に取りかかりました。

スマホのWIFI設定画面をあらかじめ開いておき、窓際に張り付いて、

そうこうしている内に、東京都北区に突入したわけです。

わくわくしながら、今か今かと待ち構えて

そして、そろそろだ!と思った次の瞬間











・・フゥォンッ!!








新幹線はありえない猛スピードで赤羽駅を通過しましたね

完全になめてました

WIFIの設定画面には一瞬たりともセブンスポットが表示されず、自分の軽率な考えを恥じるしかなったんですが、

一つ言いたいのは







新幹線とくしゃみが同じ速度だなんて言った奴ちょっと来い。





私はやむを得ず新幹線でのログインは諦め、でも東京駅からタクシーに乗ってしまうとコンビニに寄る時間はなくなってしまうので、夜を待つことにしたんです。





ーーすっかりと日も暮れた頃、3月だというのに生温かい東京の町にはネオンの灯りがきらめいていました





懇親会・・いや渾身壊というサラリーマンにとっての主戦場では、襲い来る魔物をちぎっては投げ、ちぎっては投げ、さらには「え?魔王あるの?」と、魔王とすら戦うはめになりながらも、何とか生き残ることに成功したのです。

しかし、私の体は激しい戦いで消耗しきっていました。

一刻も早く、体を休めるため宿屋に帰る必要があります。

残された時間はあまりありません。

私は、最後の力を振り絞り、傷を負った体をかばうようにして、見知らぬ夜の町を一人で歩き始めました。



でも、しばらく歩いていると、途中で足が動かなくなってしまったんです。

「どうせ炊き出しで星5装備なんて出るわけないぜ」

「いくらやったって、ただのデータにすぎないのよ」

「おめえみてえなやつには、クリムゾンヘルムがお似合いズラ!」

とっくの昔に諦めて、辞めていった

かつての仲間たちの声が聞こえてきました。

私もだんだん「そうだな」と思いはじめて、

このまま、悪魔の誘惑に身をゆだねてしまおうか(※ラーメン食ってこうかな)と何度も考えては、必死にその考えを振り払いました。




でも、諦めたくない

「クリムゾンヘルムだけはもうごめんだ」

かつての苦い経験と



「こんな日に限って星5装備が出るような気がする」



そんな、かすかな希望だけが、何の力も残っていないはずの私の体を突き動かし、少しずつ、前へ前へと歩を進めていました。





ーーあれから、どれくらいの時間を歩き続けたのか

朦朧とする意識の中

眩しく光るタイトーステーションから、どこかで聞いたことのある曲が聞こえてきたんです。

それは、ドラゴンクエストのメインテーマ「序曲」でした。



ドラゴンクエストモンスターズジョーカーのキャンペーンをやっていたようなんですが

その懐かしくも力強い

「序曲」のマーチが聞こえてくると

不思議と、曖昧だった意識がはっきりと自分の元に戻ってくるのを感じました。



「導かれし者よ、まだ死ぬ時ではありません」



そんな大地の精霊ルビスの声が確かに聞こえました。

次の瞬間、諦めてかけていた私の心に熱いものが込み上げ

足に力が戻ってくるではありませんか!


「まだやれる!」


私は、大地の精霊に導かれるように、宿屋に向かって再び歩き始めたのです。






ーー決して諦めない心が奇跡を生みました。

私は満身創痍の身となりながらも、ついに、日付が変わる刻までにINNの看板の下にたどり着くことができたのです。

「これで、やっと無料ふくびきが引ける!」

今日の全ての努力が報われた瞬間でした。

助けてくれた全ての人に「ありがとう」と言いたい感謝の気持ちでいっぱいになり

どんなに難しいことでも、諦めなければ必ず実現できる

そんな、人生においてとても大切なことを学ぶ夜になったのです。





さあ、でも勝利の余韻に浸っている時間はありません。

本当の戦いはこれからなのですから!

私は、星ドラを起動しガチャ画面のボタンに手を掛けました

これが、星ドラに愛された男の


無料ふくびきの「引き」の力だ!


うおおおおおおおおおおお!


















六角ぼう(星3)






メインスキル 黄泉送り






ですよね










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