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ベロニカのねがい
どこからともなく竪琴の音色が聞こえてくる…
ファナードが調べものをしている間、ラムダの宿屋に滞在することになった一行。
その夜、勇者は竪琴の音で目覚めると、誘われるように外へと出ました。
後の世も ひとつの葉に生まれよと契りし
いとおしき 片葉のきみよ
涙の玉と共に 命を散らさん
うつろう時に迷い 追えぬ時に苦しみ
もがく手が いかに 小さくとも
この願いひとつが 私のすべて
セーニャ「この歌はいにしえの時代から聖地ラムダに伝わる悲しき恋の歌…。死に別れた恋人をいとおしむもの」
「神語りの里にいったい誰がこのような歌を残したのかわかりませんが…。私は幼い頃からこの歌が好きでした」
「大樹が落ちたあの日からずっと…。私には心残りに思っていたことがあるのです」
ーーー
場面は変わり、命の大樹へ登る前、最後のキャンプでの出来事
セーニャ「…ねえお姉さま」
「私とお姉さまはきっと芽吹く時も散る時も同じですよね?」
ベロニカ「セーニャはいつもグズだからどうかしら」
ベロニカ「…でも、そうだといいわね」
ベロニカ「セーニャ約束して…。この先、あたしの身に何かあっても、ひとりで生きていけるって」
セーニャ「…そんな約束できません。お姉さまがいなくなってしまうなんて私、考えられませんわ」
ーーー
セーニャ「私はずっと後悔していました…。あの時約束していれば、お姉さまも安心して天に召されたのではないかと」
セーニャ「しよさま。ごめんなさい。少しだけ…ほんの少しだけ、あなたのとなりで泣かせてください…」
ーーー
勇者ですら、まだベロニカを失った気持ちをどう受け止めていいのか分からないというのに
セーニャは前に進むことなんてできるんでしょうか
この辺のセーニャの言い回しは独特ですが、まとめると
セーニャは、最後のキャンプで、わざとベロニカを安心させなかった
心のどこかに引っかかるものを感じていた
ベロニカに先立たれてしまった今、それが後悔へと変わった
ということです
プレイした時は何も思わなかったんですが、ラムダに伝わる悲しき恋の歌というのは、賢者セニカが、ローシュを想いつくった歌だと思われ
後の世も ひとつの葉に生まれよと契りし
いとおしき 片葉のきみよ
命の大樹の葉一つひとつには、ロトゼタシアに生きる生命が宿っていて、人は死ぬとみな大樹へと還るとされています。
ベロニカがセーニャに対し「同じ葉のもとに生まれましょう」と言ったのは、てっきり双子だからだと思っていたんですが
セニカの歌をみると、どうやら赤の他人同士でも使う表現らしく
この場合、「ひとつの葉に生まれたい」というのは、兄弟になりたいとかそういうことではなく「生まれ変わっても運命をともにしたい」という意味が込められていることになります。
「運命」とは命を運ぶこと、つまり人間の意志ではどうすることもできない大きな力のことを意味していて
ベロニカも、セニカも、相手を想うただ純粋な気持ちでもって、この世界の運命をつかさどる大樹に対し、セーニャ、ローシュ、愛おしい者と「同じ葉のもとに生まれたい」と願ったに違いありません。
セーニャが受けとったもの
セーニャ「ごめんなさいしよさま。やっと心の迷いが晴れました」「お姉さまが助けてくれたこの命…。精一杯未来へつないでみせます」
このあたりは勇者がセーニャを慰めるといった描写も一切なく、不自然な位に淡々と進行するんですよ
もちろん勇者が感情をむき出しにして抱擁でもしようものなら「もはやプレーヤーではなく別人格」ということなんでしょうが
ちょっとセーニャが可哀想すぎるだろ
セーニャ「もう…涙は見せません」
「…さようなら」
懐から取り出した短剣で長い髪をばっさりと切り落とすと、高台に吹く風に乗せて飛ばしてしまいました。
その後、ベロニカの杖が不思議な光につつまれ、セーニャと一つになる
ま・・まさかの「ガラフパターン」
ベロニカはもう戻ってこないんだと確信してしまった瞬間です。悲しい。
あと一応ユーチューブでガラフとエクスデスの死闘を見てみたんですが、今見てもめっちゃ泣けますね!
セーニャは、もはや今までのような受け身のセーニャではなく
ベロニカのチカラと一緒に心まで受け継いでしまったのか
ベロニカも最後に言ったであろう「さよなら」という
主体的な別れの言葉で姉を送り出しました。
「故人のために髪を手向けた炎は、ひと晩中絶やしてはいけない掟…。ですからこうして番をしているのです」
「捧げる髪の長さは思いの丈の長さ…。深く愛し合った恋人や夫婦が死に別れた時は、すっかり短くしてしまう人もいるそうです」
カミュ「…セーニャははじめて会った時は、ぼんやりしていて危なっかしいヤツだったが、あれからずいぶん変わったよな」
「もしアイツがセーニャのことを見ていたら、きっとほめてやっただろうと思うぜ。オレも…妹がいる身だからな」
フエ・イノベーション
「調べもの」という大役を果たしたファナードのイイ顔ファナード「じつは昨日、また夢を見ましてな…。ベロニカがここにいる姿が見えたのです」
「この場所は勇者の峰…。かつて勇者さまが邪悪の神と戦った後に、空から舞いおりてきた地だと言われています」
ファナード「ベロニカは夢の中でこの地に立って、この笛を…吹いておりました」
「これは賢者セニカさまが邪神を討った後に聖地ラムダに立ち寄り、置いていったという笛」
「お守りとしてベロニカに持たせていたのですが、今朝目を覚ましたら私の枕元に置かれていたのです」
セーニャ「何も起きませんわね…」
「ですがお姉さまが夢の中で吹いていたなら必ず何か意味があるはずですわ。これはしよさまがお持ちください」
ここから何故か急にセーニャの服装が標準仕様に戻ってて
何でだったかな?と必至に思い出そうとしているんですが
すっかりベロニカが戻ってくると思って油断してたのに
本当に死んでしまうのだと分かって「真っ赤な服は不謹慎かもしれない」と思い立ったのかもしれません!どうでもいいわ過去の自分!
むしろ赤い服の方がベロニカっぽくないですか
セーニャ「この光は…!?」
え・・・?如意棒?か・・カッコイイ!!
と思ったら、まさかの釣り竿スタイル
変形からの釣竿フォームを見て一気にテンションが上がる男子チーム
グレイグ「笛が釣り竿になったように見えるが…。バカな…私は夢を見ているのか?」
リ・・リールがついてねえぞおっ!!
どうやって引いたらいいんだ!
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