今またブログで星ドラを初めてみたり、もはや私にとってのドラクエは吉村先生にとってのピラミッドというレベルに達しているわけですが、
そんなエニックス野郎の私にとって思い出深いものの一つに「スターオーシャン」というゲームがあります。
当時からドラクエで一世を風靡していたエニックスですが、新作ゲームのジャンルが何と今までとは全く方向性が違う「SFファンタジー」だという衝撃は凄く、私はその斬新な世界観にあっという間に引き込まれ、
1日中スターオーシャンのカセットの箱を見ていても飽きないという、今思うと幸せ過ぎる時代を過ごしました。
そんな同シリーズは今年で20周年を迎え、iosとandroid向けのスマホゲームに新作が登場したと聞いて、まあプロモーションムービーなんかあれば見てしまいますよね。
泣けるから
PVを見るまで完全に忘れていた色んなセピア色な思い出が蘇ってきて、大人になると何であんなに大好きだった色んなことまで忘れてしまっているのか謎ですが、
とにかく、いてもたってもいられず早速プレイしたので、いちスターオーシャンファンが、正直な感想を書きます。
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スターオーシャンアナムネシスの感想
スターオーシャンシリーズの特徴は、全作品を通して宇宙船とかビーム兵器が登場する宇宙を舞台にしたRPGで、そういうSFらしさを前面に押し出した展開がある一方、文明レベルの低い惑星には「剣と魔法のこてこてファンタジー世界」が存在していて、仲間も、そういう機械っぽいものを使うSF担当と、剣と呪文を使うエルフなファンタジー担当が入り乱れ、さらには恋愛模様も入り乱れ、まさに、一粒で何度もおいしいゲームになっているということです。
今回のスターオーシャンアナムネシスも、銀河連邦の艦長である主人公の宇宙船が何者かに襲われ、未開の惑星に不時着するという期待通りの展開から始まり、
そこで出会った記憶喪失の女性「リーシュ」とともに地球に向かう旅をするという話になってました。
主人公はドラクエか!っていうぐらい一切喋りませんので、メインストーリーはお助けロボ「コロ」(上左)と、リーシュ(右)の会話のみで話が進み、
このヒロインであるリーシュが持つ不思議な召喚術で、歴代スターオーシャンの英雄たちを呼び出し、その力を借りて問題を解決していくという展開です。
実際プレイしてみて感じた良い所と悪い所はこんな感じです。
スターオーシャンアナムネシス基本情報
タイトル | STAR OCEAN -anamnesis- |
対応機種 | iOS/Android |
ジャンル | RPG |
プレイ人数 | 1人、マルチモード4人プレイ可能 |
基本料金 | 無料(ゲーム内課金可能) |
おすすめ度 | ★★★★★(★5中) |
【良い点】
- バトルシーンの凄さ
- スマホゲームの3D表現ここに極まる
- 時間をとらせない親切設計
【悪い点】
- アナムネシスって何?
- ホーム画面の謎
バトルシーンの凄さ
スマホゲームらしく操作が直観的で簡単で、操作しているキャラがタッチした方向に動いたり、必殺技をうまく繋げた方が強いらしいとか、チュートリアルなんかは全然読む必要がなくプレイできます。
それでいて、長押しによる「チャージアサルト」というテクニックでキャラクターの動きにあわせたコンボを狙ってみたり、往年のファン納得の歯ごたえも持ち合わせており、簡単さと難しさのバランスが絶妙に保たれているゲームです。
あんまりグラフィックが美しいので、スマホゲームとして動作が重いのでは?と思いますが、なぜかめっちゃさっくさく。
そして、戦闘はテンポが良く飽きのこない演出が満載でとにかくプレイしていてい楽しい。
この戦闘シーンにスターオーシャンアナムネシスの売りが凝縮されていると言えます。
また、最初からバトルの完全オートも可能で、スマホゲームとして、ちょっとした空き時間にやりたいという現代人のニーズにしっかりと応えてくれてます。
スマホゲームの3D表現極まる
このゲームのもう一つの凄いところは、キャラクターの3D表現の美しさ。スマホでここまで出来るようになってしまったという軽いカルチャーショックを受けるレベルです。
スターオーシャンはいつからか、ドラクエやFFといった骨太RPGとの差別化を図るため、より「キャラクター」にフォーカスしたゲームになっていて、
どういうことかと言うと、時代が求める流行の「キャラ萌え」を惜し気もなく全面に押し出しそれを売りにしているという、完全に消費者におもねっているゲームで、ただそれは決して悪いことではなく、好きか嫌いかで問われれば
それ大好きです
と言わざるを得ないんですが、とにかくこのクオリティを見ていると、スマホゲームほどキャラクター重視のスターオーシャンにぴったりな媒体はないなと納得するわけです。
また、ドット絵でしか見たことがない歴代キャラクターを3Dで見ることができるのはファンにとっても嬉しいところ。
キャラクターはステータス画面からちゃんと「閲覧」できます。おい期待通りか。
時間をとらせない親切設計
バトルシーンもそうなんですが、イベントシーンなどもほとんどロード時間なしでスキップも標準で可能、上記ストーリーミッション選択画面でもスタミナのある限りどんどん前に進めていくだけという手軽さ。
作り込まれた世界観をがっつりやりたいゲーマーには物足りない内容ですが、スマホのゲームを何個もかけもちする今のプレイヤーにはちょうどいい内容になっています。
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アナムネシスって何?
ここからは悪い点ですが、まず本気で言いたいのはタイトルのアナムネシスって何?ということで、もっとわかりやすい名前にして欲しかった。例えば町で見かけた新しいラーメン屋の看板が
「麺工房 アナムネシス」
何それ怖ってなりますよ。もし日本語だったら
「ラーメン星の大海原」
うん、塩系かな?
この覚えにくいタイトルのせいで、店の前を通りかかったお客さんの半分ぐらいを逃がしているんじゃないかと心配になって、ちょっと意味を調べてみたら
「想起」の意。メノンがソクラテスに対し,未知のものを探求する可能性の根拠を問うたとき,ソクラテスはミュトスによって1つの仮説を示した。すなわち,魂はその輪廻 (りんね) においてすでにイデアを認識しているから,たとえ忘却していても人間的経験を介して想起することができる。また学ぶこと,原因を推理していくことは実はこの想起にほかならないというのである (『メノン』 80~81) 。こうしてアナムネシスは,プラトンにより初めて認識論的意義を与えられた。
引用:コトバンク アナムネシス
・・調べて謎が深まるって逆に凄い。
ホーム画面の謎
スターオーシャンアナムネシスのホーム画面(右)は、スマホゲームでよく見る「イベント」とか「ガチャ」のボタンが並んでいるいたって普通のもので、特徴がある部分といったら、お気に入りのキャラクターをトップに表示させておくことができる機能です。
それがイラストなんですが、一つ確認しておきたいことは
・・3Dは?
きっと技術的な話だとか、メインキャラとサブキャラの3Dモデルの作り込みが余りにも違うとか、色々と問題があるんでしょうが、ここはホーム画面で見たかった。
スターオーシャンアナムネシスの評価
スターオーシャンアナムネシスは、気軽にできる最高峰グラフィックのスマホゲームで、特に、今あまりゲームに時間が取れない人にやってほしい逸品です。まだプレイしたことのない人は、是非体験してみてください!
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