果たして、優勝を勝ち取ることはできるのか!
真っ黒な大会
三回戦の相手レディ・マッシブとマスク・ザ・ハンサムという異色のコンビ。ハンサムはよく見ると「やいばのブーメラン」を両手に持っていて
実際の攻撃でもブーメランを2本投げているため、どうやらブーメランは二刀流が可能。
気になるのは二刀流でデュアルカッターを使ったらちゃんと4回攻撃になるのかということですよね。
ハンサムはブーメランの隠しスキル「シャインスコール」も使いますが、全体に約30という微妙な性能なのでカミュが取得するかどうかは悩むところ。
シルビアは「屈強な男」が好きと言ってましたが、ハンサムみたいな王子系も守備範囲なのか。
戦いは負ける要素がありません。
決勝戦の前には、フトコロから小瓶を取り出し一気に飲み干したハンフリー。
ハンフリー「気にするな。これを飲むと調子がいいんだ」
いくらなんでもドーピング感凄い
あれですか。
この世界でスポーツの不正といったら、バイキルトやピオリムみたいな「魔法系ドーピング」が当たり前で、薬物のドーピングを考える人がいないということなのか、あるいは抽選と言いながら
・ロウはマルティナと組み
・ビビアンはサイデリアと組み
・シルビアはハンサムと組む
という、もはや公平とはほど遠い真っ黒な大会なんで、運営が正しく機能していないのかもしれない。
ロウとマルティナ
決勝戦らしく最強の敵で、ロウはドルマを使うことから賢者キャラ、マルティナは格闘を使う武闘家キャラです。
一進一退の攻防が続く中、勇者の左手にアザを発見したマルティナとロウの手が止まる
ロウ「な…なんということじゃ…おぬしはまさか…」
その隙をつき、マッスル細目兄さんがたたみかけ、勇者チームが勝利、あっというまに武闘大会は幕を下ろしてしました。
優勝トロフィーを手に入れ、勝利の余韻を喜んでいたのもつかの間
ハンフリ「うっ…!」
突然苦しみ倒れこむハンフリー・・一体何か起こっているというんでしょうか。
小瓶のせいですよね分かります。
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ヒーローになりたかった男
その夜、ロウが勇者たちの宿を訪ねてきました。ロウ「ほっほっほ…わしが誰かじゃと?では、こうすれば分かるかの?」
白い仮面を身に着ける老人。
勇者一行「アアーッ!」
なんと、老人は決勝戦で戦った仮面の男でした。
的なやり取りは一切無い。
仮面武闘会の「仮面」設定の意味なし感があまりにも凄いので脳内妄想してみる。
ロウ「仮面武闘会で、わしのパートナーであったマルティナ姫が行方不明になってしまってな。町中どこを探しても見つからんのじゃ」
仲間の頼みとあらば、一緒にマルティナを探すことになります。
孤児院へ行くと、ハンフリーもいなくなっており、中庭には地下へと続く怪しい縦穴が開いていて、中は魔物の巣窟と化しており、いたる所にクモの巣がある
奥へ奥へと誘導される主人公。なんとそこは、巨大人食いグモの巣だったのだ!
映画などでよく見る、あらかじめ「出るぞ出るぞ」と緊張を高めておいて、恐怖を煽る演出。
今回のドラクエは見せ方が凄い。
ハンフリー「アラクラトロさま!新しい獲物を連れてきました!」
クモ怖っ
アラクラトロ「そやつのエキスもしぼり出してやろう。ハンフリーよ、我に差し出すのだ」
クモの分際で人間語がめちゃくちゃ流ちょう。
人間より風格がある喋り方だなと思って、最近の人間のセリフを思い出してみたんですが
人間「ベロッベロッベロロ~ッ。大会に優勝したら女子にモテるベロン。だからがんばるベロ~ン」
クモ>人間
だな
捕まっていたマルティナが起き上がる!何とわざと捕まったフリをして敵のアジトを突き止める作戦でした。
マルティナ「16年前に町を襲った魔物の群れはグレイグによって倒されたと聞いてたけれど、生き残りがこんな所にいたなんて…」
【ドラクエ11豆知識】
16年前、勇者の故郷ユグノアが魔物に襲われた時、グロッタも魔物に襲われていた。
ロウ「決勝戦の直前でおぬしが飲んでいたもの…。あれこそが闘士たちからしぼりだされたエキスだったのじゃな」
アラクラトロ「16年前、我は憎きグレイグによってキズを受けた…。そのキズを癒やすためのエキスを集めるために、この男を利用したのだ」
何と、ハンフリーの部屋を荒らしたのはロウたちのしわざで、強い魔物の足取りを追っていたということらしい
まとめると
アラクラトロは、人間から「エキス」を絞り出すことができる。
強い人間の「エキス」は魔物の傷を癒すことができるし、人間が飲んでも超パワーアップすることができる。
なるほど、武闘会に出場した闘士たちはハンフリーによって拉致され、アラクラトロのエキス製造マシーンと化していたのでした
ハンフリー「勝ち進んで金を手に入れるためには、強者のエキスが必要だったんだ。孤児院を守るためならなんだってするぜ」
「すまない!この秘密を知られたからにはお前たちを生かしておくワケにはいかん!」
急に物騒なことを言い始める黒幕のマッスル細目
ここで開眼!
- 細目ハンフリー 偽り
- 開眼ハンフリー 本心
ということですね。
アラクラトロの倒し方
気を付けるべきは「メダパニーマ」で全体に混乱攻撃をしてきますが、対策など施しようがないので、混乱しないことを祈るのみです。
混乱してしまったら、シルビアのツッコミが有効ですが、こまめに回復してHPを維持しておくのが事故らないポイント。
メダパニの上位呪文は「メダパーニャ」じゃなかったかなと思って調べてみたら、ナンバリングは「メダパニーマ」というらしい
参考:DQ大辞典を作ろうぜ!! 第二版(更新終了)
いつものようにベロニカのルカニが効くので、カミュのデュアルカッターで45×2ぐらいのダメージが出るという大活躍ぶりで、
一転、勇者はいつまでも「かえん斬り」。
本当に強くなれるのか
クモの心理「有能な奴から動けなくしてやろう」
勇者は素通りされ、カミュが糸でぐるぐる巻きにされてしまう!
戦闘後、観念したハンフリー
ハンフリー「仕方なかったんだ…。オレのような三流闘士のかせぎでは、子供たちを養うことができなかった…」
「ろくでもない契約なのは分かっていた。だけどオレの育った場所…孤児院と子供たちを守るためにはこうするしか…」
明らかに環境のせいではなく、この男がヒーローを夢見た脳筋マッスルだったせいなんですが、
だが子供たちのためにという動機には同情の余地がある。
「わしはここの町長にツテがあってのう。孤児院については悪いようにはせん。なんとか手を打つようはたらきかけてやる」
ロウは元王様ですので、町長への影響力はいまだ健在です。
子供たちは心配ないと知って泣き崩れるハンフリー
刑期を終えて出てくることがあったら、心を入れ替えて、今度こそ子供たちに誇れる背中を見せてあげて欲しい。
・・・・・
と思ったら普通に表彰式に出てくるんかーい!
どうやら
- アラクラトロに「エキス」を絞りだされても死ぬわけじゃない
- ハンフリーに拉致された闘士たちの記憶も何かあいまい
- 本人が反省したことをもってこの事件はなかったことに
いやいや「生かしておくわけにはいかない!」とか言ってませんでした?
何人か真相に近づいた者をやっちゃってないですか。
ドラクエの救済精神が極まる。
ハンフリーの提案で急きょ、表彰式が二人のデスマッチに変更。
勝った方が商品を総取りできることになる。
エキスを使っていないハンフリーは激弱で、どうやらわざと負けるためにこの戦いを提案したようです。
勇者に倒されたハンフリー
「お前たちのおかげで格闘家としての良心を取り戻せた気がする。気づかせてくれてありがとな…」
観客たちもハンフリーの異変に気が付きます。
闘士ハンフリーは格闘家の誇りを取り戻したまま、武闘会の決勝という最高の舞台で身を引く決意をしたのでした。
殺されかけた男に、引退の花道を用意してやるなんて勇者優しすぎる!
これまでの彼の健闘をたたえ、巻き起こるハンフリーコール
ハンフリー!ハンフリー!ハンフリー!
彼は静かに闘技場を後にしました。
彼の人生の本当の戦いは、ここから始まります。
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