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強いて言うなら「希望」ってやつかね
ペルラ「さぁみんな!ちゃっちゃか手を動かして!チャンバラは男どもにまかせな!私たちの戦場はここだよ!!」エマ「いたいた!おばさまーー!大ニュース!大ニュースよっ!!」
「ふふふおどろかないでね、おばさま。ほら、あそこを見て」
ペルラ「……しよっ!」
「しよ、よく無事でいてくれたね。それはもうおそろしいことばかり起きて…わたしはてっきり……ウウッ」
エマに続き、母ペルラとも無事に再開できました。やはり頭身のバランスが凄い。
イシの村人はデルカダール城に幽閉されていただけで、村人全員が無事パターン。よかった!
PS4の洋ゲーだったら村が焼かれた時点で鬱い展開待ったなしですが、ドラクエは全年齢対象版という健全図書で、捕虜の扱いも人道的です。
エマ「あの爆発で大勢の人が亡くなったの。次に朝が来なくなり、おそろしい魔物が大陸中にあふれかえったわ」
ペルラ「わたしらを魔物から守りながら、この村に連れてきてくれたんだ。あの方がいなかったら、どうなっていたか…」
ペルラ「…あらあら。そんなカオするもんじゃないよ。村を焼かれたことは忘れられないさ。でもね、人を恨んだって仕方ない」
「まぁすぐにとは言わないけど、あんたは王さまに会いにいくべきだ。…おじいちゃんならきっとそう言うさ」
このペルラの言い方だと、勇者がイシの村を出た後、デルカダールに追われることになったということを知っているようで、恐らく、お城に軟禁されている間に噂話を聞いていたものと思われます。
ところで、ペルラたちは布のようなものを黙々と縫っているんですが
何を縫っているのかというと
正解はこちら
アタシたちが何をぬっているかって?強いていうなら希望・・ってやつかね
あっ・・はい・・
本当の成人の儀式
「この子はね。大樹が地に落ちた日にデルカダールの城下町で泣いていたのさ。私がこの子を拾ったのは奇跡だと思ったよ」デク「…ウソを言わなくてもイイのよー。一緒にいないってことはアニキの身に何かあったんだよねー…」
もともとデルカダールの人にもほとんど知られていないような山奥にあったイシの村ですが
今、そこには地形を活かした何重ものバリケードが敷かれ、厄災を生き残った人、混乱の中で家族と離れ離れになった人、みんなが身を寄せ合い、最後の希望にすがり暮らしていました。
勇者は、イシの村にデルカダール王がいると聞いた時、責任を追及したり、復讐しよう気持ちも、きっと湧いていてきたものと思います。
それでも、栄華を極めたデルカダール王国ですら、大災害を前になすすべもなく崩壊し、
自分を殺そうとしていたデルカダール兵が、今度はエマやペルラやイシの人々を守り、励まし合って生きている姿を目の当たりにした時
テオじいさんが言っていた「人を恨んじゃいけないよ」という言葉を思い出し、王を許すことができたと思いますし
イシも、デルカダールも、個人的な復讐も関係なく、人間が一緒になって戦うべきは、ロトゼタシアの混乱を引き起こす魔王だと考えたんじゃないでしょうか。
勇者がイシの村を旅立った時は、成人の儀式を終えたとは言うものの、母に言われるがままに旅立った「子供」でした。
恐らく、カミュと出会い、主体的に生きると決めてからの勇者は、この悪ガキに連れられるがまま、いろんな大人のお城に行ってみたり、大人の呪文を唱えるなどという経験を重ね、いわば本当の成人の儀式を済ませることにならざるを得なかったわけですし
その上、喜びと悲しみをかみしめ、生きるか死ぬかの冒険を繰り返すうちに、一人の人間として大きく成長していて、
何なら、髪の毛もよりサラッサラになって故郷に帰ってきました。
旅立ちの日のまま変わらないエマを見て、勇者の星を見ながら交わした言葉を思い出した時、
今になってようやく、エマの本当の気持ちを理解することができたのではないかと思います。
みなぎる英雄殿(36)の帰還
デルカダール王「……無事で……あったか」「わしは長いことおそろしい夢を見ておったようだ。そなたが生まれた、あの日から…」
デルカダール王「のう…しよ。ひとつだけ聞かせてくれ。我が娘…マルティナは生きておるか?」
「…そうか」
大国の王とは思えないほど覇気のないデルカダール王
勇者にはさらりと謝り、それよりも家族の心配をする。
怒る気にはなれませんね。
「デルカダール城になにやら不穏な動きが…闇に乗じて何かが起きましょう。王よ民たちを安全な場所へ…」
「皆聞け!じき魔物どもが来るっ!戦いにそなえよ!かがり火をたけ!」
一転、働き盛りのこの男はみなぎっている
デルカダール王「悪く思わないでくれ。グレイグほどの男でも、いまだこれまでのことを整理できておらん」
「近頃のあやつはまるでおのれを痛めつけるように戦っておる。…わしには見ておれん」
近頃のグレグの環境の変化を考えてみると
- 主君は魔王だった
- 親友は魔王に魂を売っていた
- 勇者は悪魔の子じゃなかった
- 世界は崩壊した
- 国民は英雄しか頼れない
うん、なるほど話しかけてゴメン
「よぉ!新入り!ウワサは聞いたぜ。大陸のはしっこからたったひとりで砦に辿りついたんだって?やるじゃねえか!」
めっちゃフレンドリーな兵士
やめろ、話しかけるな!明らかに死亡フラグだ
「よし!ついたぜアンタの持ち場はここだ。今日こそ魔物どもをケチらしてやろうぜ。最後の最後まで戦い抜こうな!」
やめろ!親しくなる雰囲気を出すのはやめろおおお!
襲い来る魔物の大群!
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