この世の中、何が起こるか分かりません。
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ギガブっちゃった夜
イシの砦の戦闘では、とにかくギガった記憶しかりません。ギガったとは「ギガスラッシュをした」、もしくはスマホのモバイルネットワーク通信の使用量が1ギガバイトを超えた時に「今月すでにギガったわ」などと使う言葉の総称で、
じゃあ「ギガブレイクをした」は何と表現したらいいのかというと「ギガブった」であり
例えば、あなたが面接官だとして、履歴書の「趣味・特技欄」に「読書・映画鑑賞・ギガブレイク」と書いているにもかかわらず、その威力がぜんぜんギガスラッシュでしかなかった時、
「・・彼はギガブってるね?」
など、驚きとともに使っても良いでしょう。
ゾンビ師団長「その大剣、その強さ、キサマがグレイグか。…魔軍司令殿の言う通りだな。バカ正直でマヌケなツラよ。グハハハハ!」
後から分かりますが、この魔軍司令はホメロスのことで
ホメロスは魔物どもを前に
「希望の砦のグレイグという男を倒せ!・・グレイグの顔だと?奴はバカ正直でマヌケなツラをしているからすぐ分かる!」
と悪口を言っていたことになります。
グレイグは相当嫌われてるな
「ひっ…ひけっ!ひけーっ!退却だ者ども!ひけーっ!」
数発ギガッただけで退く魔物ども。
死亡フラグが立っていた兵士はたぶん生きてました。FFだと死んでたぞ。ドラクエでよかった!
大国の王
デルカダール王「このたびのはたらき、見事であった。グレイグ、そしてしよよ…」「お前たちのその強さを見て、わしは確信した。この地に光を取り戻す戦いをいまこそ仕掛ける時だとな」
「魔物の巣窟と化したデルカダール城に潜入し、常闇を生む魔物を討ちたおす…。お前たちにこの作戦をまかせたい」
グレイグ「お言葉ですが王よ・・!」
デルカダール王「まあ聞け。わしとて無策ではない。どうにか敵に一矢報いる手はないかとひそかに城を探らせておったのだ」
キリッと作戦をブチ上げた王ですが、英雄にあっさり言葉を返される。
ただ、王も黙っていたわけではなく、実は必勝プランを用意しているということで、その起死回生の作戦を説明してくれます。
デルカダール王「報告によれば、デルカダールの丘の崖上に、デルカダール場内に潜入できる地下水路への道を見つけたらしい…」
「城の中に入るにはあの道しかない…このカギで地下水路から城内へ忍びこむのだ。しよ、そなたに預けよう」
やったぜ!
このカギさえあれば、魔物だらけの森を何とかして抜け、魔物の本拠地である城内で何とかボスを見つけ、何とかボスと1対1の戦いに持ち込むことで、いとも簡単に得体の知れぬ常闇を生み出すボスを倒すことができるとうわけだ。
無策!!
作戦って城内の魔物を陽動するとか、敵の警備を丸裸にするとか、そういうアレじゃないですか
重要な部分が全部ノープラン!
映画ロードオブザリングで、主人公フロドが冥王サウロンの本拠地に忍び込むために、どれだけ苦労したのかを考えると未だに泣けてきますし、敵の拠点に入るなんていうのは並大抵のことじゃないなと
このデルカダール王の作戦はひとことで言うと「グレイグ、つよい、まかせる」です
グレイグ「…王よ!私は反対です!その間、砦の指揮は誰がとるのですっ!」
「我らの留守に攻め入られれば、ここは…魔物のエサ場と同じですぞ!」
今まで、いかにグレイグ一人に頼ってここを守ってきたのかが分かるセリフですね。
そしてグレイグはさりげなく「我ら」とか言っていて、敵視しているような態度をとるものの、勇者のことを、自分と同じ実力の持ち主であり、民を守る志を持っている人間だと認めています。
デルカダール王「だからこそお前にこの作戦を頼むのだ。…お前しかいない」
「このまま夜だけが続けば、人の心も失われよう…」
「なぁに案ずるな。わしはこの数か月間の間、思い知らされた。我が民は強く、優しさに満ちて、なによりも勇敢だ」
「ひと晩だ…。ひと晩持ちこたえれば我らの勝利ぞ。…砦はわしが守る」
デルカダール王「まかせたぞ、そなたらは我らの希望じゃ」
イシの砦にこもり数か月、デルカダール王は、各地から訪れる難民が増加し、人々の心に疲れと諦めが広がりつつあることを恐れ、このままでは、いつか魔王軍に押し切られると考えを持っていて
この現状を打破するためには、例え犠牲者が出たとしても、討って出るしかないと思っていた。
そこへ、英雄グレイグと同じ戦力の勇者が合流した今こそ、最後のチャンスであると考え、納得できない人もいる中で作戦の実行を強行しました。
グレイグがいなくなることで、砦に住む人も無傷ではすまなくなるのは承知の上なのであれば、政治家らしい非常に冷徹な判断ですし「民を一人も失いたくない」と言っているグレイグには不可能な決断です。
王は、一見もうろくした老人かと思いきや、
勇者は、ひと晩休み、なぜかグレイグとたった2人だけで、デルカダール奪還のために旅立つことになりました。
グレイグと勇者のいきなり!ふたり旅 デルカダール慕情編
ペルラ「何があってもへこたれるんじゃないよ。グレイグさまと助けあって、しっかりお役目を果たしてくるんだよ」「ふぅ…母さんもトシかね。辺りがこう暗くっちゃあんたのカオも見えやしない」
ペルラ「…だからお願いだよ。今度は…太陽の下であんたのカオをよく見せとくれ」
グレイグ「リタリフォン、ご婦人を砦へ送ってやれ」
グレイグの馬の名前はなんと「リタリフォン」だということが判明
「誘う踊り」をくらうと、盆踊りを踊るセンスの持ち主グレイグが、「リタリフォン」という、春の風を感じるような名前をつけるはずがありません
彼が名づけるとしたら「最強丸」とか「黒毛和牛号」とかそんなんじゃないですか。
ということは、マルティナかホメロスが関係するエピソードがあると考えるのが自然で
マルティナとグレイグが最後に会ったのは、今から16年前のマルティナ7歳、グレイグ20歳ぐらい
馬の寿命が20年から30年ということを考えると、生まれたばかりの馬にマルティナ姫が命名し、グレイグに与えた、というエピソードがあってもおかしくはない。むしろあって欲しい
顔で言うと、ホメロスも「リタリフォンッ!」って感じはしますね
実力で森を抜け、デルカダール城の裏にある「デルカダールの丘」まで、グレイグとの奇妙な2人旅がはじまる
この男2人は、歩きながら一体どんな会話をしたんでしょうか。
36歳の男が部下と2人きりの場合、
昼ごはんの時とか、テーブルに座って対面になる時は、そりゃ話題を振って日常会話をしますが
車での長距離移動とか、2人とも前を向いている時があるじゃないですか
そんなときは終始無言ですよね
きっとグレイグと勇者も、城を出てから、必要最低限の会話だけをしながら、おもに無言で、デルカダール城までの道を踏破したに違いありません。
カミュが初めてパーティーに加わった場所、デルカダールの丘まで来ると、城からは黒い雲がどんどん湧き上がっているのが見えます。
城から飛び立った魔物の群れ。
王は結果的に陽動をしてくれたんだろうか
地下水路を通り、カミュが掘った穴から、お城への侵入に成功だ!
どう見ても、穴の大きさよりもグレイグの胸板の方が厚いんですが、いつの間にか隣にきている
グレイグ「おそらく、この先の玉座の間に、常闇を生む魔物が潜んでいるのだろう」
終始無言の2人ですが
剣で生きてきた2人にとって、背中をあずけて共に戦うことは、どんなに言葉を尽くすよりも、相手への理解が深まる瞬間になりました。
ドラクエ11 感想その44 グレイグの謝罪が心を動かす理由
ドラクエ11 感想その43 現在地
ドラクエ11 感想その42 本当の成人の儀式を済ませた勇者
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