「ただの消化試合だろ」なんて呼ばせない、熱い物語がそこにはありました
スポンサーリンク
考えるんじゃない。感じるんだ。
シルビア「パパ…ただいま」からの
ジエーゴ「てめえは…我が息子ゴリアテっ!!どのツラさげて帰ってきやがった!!」
叱られた理由は、以前と同じく信念を貫き通していないことへの叱咤激励
シルビアは自分の騎士道を貫くため、覚悟を持って帰ってきたこと、そのためには、黒い勇者の星「ニズゼルファ」を何とかしなければならないことを訴える
シルビア「…だからアタシ、黒い太陽をなんとかする。そして明るいセカイを取り戻して今度こそ夢をかなえてみせるわ!」
以前、ジエーゴの所へ来た目的は、パレードのナカマを保護してもらう目的があったわけで、ナカマたちがいないこの世界では、全然違う話になりました
ちなみに、この世界のジエーゴは物わかりが良く、すんなり協力してくれる流れに
ジエーゴ「おう!てめえみたいなドラ息子だろうがこまってる人を助けるのが騎士道ってもんだ!騎士に二言はない!」
話早っ
でもこのまま終了してはこのイベントの意味がない!
これが今回の追加要素、しかもその条件が、試練のボスを全て「まじん斬り」で倒せとかいう超めんどくさいもの
私もしばらく忘れて放置してましたが、終わってみるとこちらのエピソードも悪くないという
かのカリスマ経営者松下幸之助も、トイレ掃除やめんどくさい仕事を進んでしてたんだ!
そう自分を奮い立たせ、デルカダール遺跡の最深部にいた黄金の面倒くさいギガンテスを「まじん斬り」で撃破
シルビア「グレイグやるじゃな~い。さすがは英雄ね。アナタのいさましい戦いぶりを見て、パパから教わった騎士道を思い出したわ」
グレイグ「認めたくはないが…俺がうまく立ち回れたのもゴリアテのフォローがあればこそ。貴様の乙女心とやらもたいしたものだ」
急に認め合う男と男
え?そういう展開?
これまであまり絡みのなかったグレイグとシルビア、実はソルティコの領主ジエーゴの息子と、それに師事していた奉公騎士という面白設定がここへきてようやく活かされます
ジエーゴ「ガッハッハ!よくぞ試練を果たしたな!青二才だったおめえらがここまでやるとは思わなかったぞ!」
師匠!いつの間に!?的な流れ
シルビア「ちょっとパパ!試練を果たしたら最強の武器が手に入るなんて真っ赤なウソじゃないの!」
そうです。武器なんてなかったんです
ジエーゴ「何を言っていやがる。おまえらはすでに手に入れているはずだ。…最強の武器をな」
グレイグ「もしや師匠…。最強の武器とは私とゴリアテの…」
ジエーゴ「さすがはグレイグ。察しがいいな。そうだ、おめえらふたりが息をあわせて試練に打ち勝つ…これこそが真の狙いだ」
「その相手に影響された眠れる素質…そして、仲間と協力する絆のチカラこそが最強の武器なのだ。…どうだ、感じるだろ?」
・・・考えるんじゃない
感じるんだ!
ジエーゴ「…おめえらはまだ剣を手に入れたばかり。これからもふたりで協力して切磋琢磨していくんだな。ハッハッハ!」
「いい話をした」と言わんばかりのドヤ顔で、さっそうと立ち去るジエーゴ
だがここで終わらせないのがシルビア流
シルビア「ちょっと待ってよ!そんなこと言わずにパパも一緒に切磋琢磨しましょうよ!」
「仲間と協力する絆のチカラこそ最強の武器なんでしょ。それならふたりよりも3人のほうがずっと強いわよね」
シルビアとグレイグはれんけい技「師匠よび」が使えるようになった!
オチはここでした。
シルビア編はグレイグとの絆という大事なエピソードを、あえて世界が巻き戻った後にもってくることで
1回目の再会でジエーゴとの関係に焦点を当て、2回目の再会でグレイグとの関係に焦点を当て、よりシルビアというキャラクターを深く掘り下げてるということです。
同じシーンを2度見なければならないというマイナス面をうまく使っていて、感心するしかないですね
ただ、今回の話は、あえて自分からソルティコに行かないと飛ばしたままクリアできるという問題もあり、その辺は割と自由だ!
ただの消化試合なんて呼ばせない
続いてやってきたクレイモランでは、カミュのエピソードがカムバックですカミュ「なあしよ、聞いてくれ。こんな時にすまないが…お前に大事な頼みがある」
カミュ「この扉の奥にはオレにとってどんな財宝よりも大切なヤツがいる。…そいつをお前に助けてもらいたいんだ」
壁ドン
・・・・もしもカミュが記憶喪失になっていなかったら
というイフストーリー的な展開
世界が巻き戻ってからというもの、グレイグとの和解が薄い内容に終わってしまうなど、物足りなさが目立つ内容ばかりでしたが
シルビア編といいカミュ編といいただの消化試合なんて呼ばせない気合を感じることができます。よかった!
【ドラクエ11の真実】
カミュは記憶喪失になっていなければ、マヤのことを自分から打ち明ける
こういうのが知りたいですよね
黄金になったマヤと再会したカミュは、勇者に自分の出自やマヤのことを洗いざらい喋ります
カミュ「お前との旅の中でオレなりに考えていたんだ。…もしかすると勇者のつるぎのチカラならこの呪いを打ち破れるかもしれない」
「頼む!おまえのチカラを貸してくれ。どんな姿になっても、こいつは…マヤはオレのいもうとなんだっ!]
良い。率直なカミュ
勇者の剣の力で呪いのペンダントを打ち砕く!
カミュのもくろみ通り、マヤは無事に人間の姿に戻ることができました
マヤ「…おれ、不思議な夢を見てた。すごくさびしくてこわくて、でも最後はあったかい夢…」
「その夢の中で…兄貴たち、おれのこと助けてくれてた…」
カミュ「ごめんなマヤ…」
マヤ「いしし…いーよ許してやる」
カミュ「今度はオレがお前の期待にこたえる番だな。よろしく頼むぜ相棒!」
憎しみのあまり、六軍王と化したドラマチックなエピソードも捨てがたいですが、こんな素直でシンプルな話もいいですね
ベロニカ「それにしてもカミュの妹のマヤちゃん、すっごくかわいかったわね。あたしとも気が合いそうな気がしたわ」
ベロニカはそういう認識らしい
マルティナ「カミュの盗賊らしからぬ面倒見のよさは、あの妹さんと一緒に暮らしてきて自然と身についたのかもしれないわね」
「…兄妹ってよいものね。私はひとりっ子だからすこしうらやましく思うわ」
16年前にユグノアが襲撃されなければ、グレイグやホメロスと兄弟のように育ったのかもしれませんね
カミュの贖罪が果たされ、背負っていた憂いを断ち切ることができた
清々しい気分で見上げたゼーランダ山は
以前と変わらず、ただそこにあるだけなのに
いつもより輝いて見えました
ドラクエ11 感想その85 人魚のロミアはなぜ生きているのか
ドラクエ11 感想その84 現在地
ドラクエ11 感想その83 イゴルタプ長老さいごの言葉
スポンサーリンク
0 件のコメント :
コメントを投稿