星ドラ 攻撃呪文が「まほうつかいの魔力覚醒」によって弱体化されていたという冗談みたいな事実 ※追記

星ドラゲーム内に『「マホルアップ」「魔力かくせい」の効果調整について』というお知らせが届いていて、最初見た時は

「魔力かくせい?」ぐらいの感想しかなかったのですが


よくよく考えてみると、このお知らせはさらりと凄いことを言ってるんじゃないかと思い始めて、色々試してみることにしました。

今回のお知らせを簡単に言うとこう

  • マホルアップという道具がある
  • 魔力かくせいというスキルがある
  • 効果はどちらも「攻撃魔力上昇」
  • アプデ後、どちらも「攻撃呪文ダメージ上昇」に変更する
  • 理由は星ドラの呪文が魅力的ではないから





魅力的なパフォーマンスの呪文スキルをお客様に提供できないとはどういうことか


「マホルアップ」「魔力かくせい」という、ほとんどのプレイヤーにとって「?」な存在が、魅力的なパフォーマンスうんぬんにどう関係しているのか。

さらに言うとこう




・星ドラの「攻撃魔力上昇」というステータス変化は、現在、魔法使いの職業スキル「魔力かくせい」を中心に、道具の「マホルアップ」などごく一部の方法によってのみ可能

・ちなみに、攻撃魔力上昇とは、この部分↓の数字が変動するということ
・賢者の職業スキルとかメジャーな方法ではなく、魔法使いの職業スキルなんで、実際に使ってる人はほとんどいなくて

・でも、その割には上昇率が100%とか初期にしてはちょっと「やりすぎちゃった感」のある状態変化で、あっという間にダメージキャップに必要なINTに到達できる凄スキルなんです

・この存在を完全に無視してギガデインの威力を設定できるはずもなく、昨日までリリースしてた全ての呪文は、この、まほうつかいの「魔力かくせい」をふまえて調整をしてきました

・ところがどっこい、超級職で「ギガクラッシュ」撃ちますわな?簡単に2,000ダメージみたいなえげつない数字が出ますやん?直前に放たれた「ギラグレイド」が500ダメて、ちょっとさすがに「魔力かくせい」言ってる場合ちゃうでと

・ただ、課金ゲームの宿命上、既に配布されている装備の弱体化とか環境変化に対して、ユーザーは非常に厳しいわけで

・だって、その価値があると思いお金を落としているわけで、後から「バランスを見直した結果、掃除機の吸引力を弱めることにしました」では納得できなくて当然。今までは慎重に慎重を重ねて、何とか現状維持でやってきました

・だが、これからイオグランデとか、マダンテとか、ドラクエの設定的にも最強最悪の呪文を出す時に「魔力かくせい」にこだわっているわけにはいかねえ!

・発表するなら今しかない!4周年という「節目」で「記念」で「令和という新しい時代」へのスタートを切った今しかない!

・もうこうなれば、批判覚悟で「魔力かくせい」を無かったことにさえてもらえへんやろか!それこそがドラクエの本懐なのだからうおおおおおっ!!



現在の環境を鑑みまして、基本職の職業スキルの効果に配慮することによって、魅力的なパフォーマンスの呪文スキルを、お客様に提供できないのは好ましくないと判断いたしました。




「魔力かくせい」と「インテ」とダメージキャップと


星ドラをつくっている側の人が、「魔法使い」に配慮していたみたいな、ゲームバランスに関する内情を晒すことはほとんどありません。

どう転がっても一定のお叱りは受けてしまうし、でもこっそり変更してバレた時の致命傷を考えれば、発表するタイミングを慎重に見計らっていたことが伺えます。素晴らしい危機管理能力。

それに、攻撃呪文ダメージ上昇化に大賛成というのが、ほとんどのプレイヤーの意見じゃないでしょうか

呪文が好きで星ドラを始めた人にとっては、りゅうおうのベギラマが本当の呪文の威力だし、タルキンのメガンテこそ星ドラで再現してほしい呪文の形だと思います。

星ドラをやめていった呪文好きの勇者たちへ、声を大にして伝えたい


星ドラ
これから呪文強くなるってよー!!




ということで、今の形の「魔力覚醒」がなくなる前に試し打ち
敵は強化のカギダンジョンに鎮座する「しにがみのきし」。
魔法使いに転職して職業スキルを拝見

ある。確かに「魔力かくせい」というスキルが

まずは素の状態で、レベル99の魔法使いが撃ったメラガイアー
ダメージが見えてませんが、611が出ました

2回目は「魔力かくせい」のスキル発動
まほうつかいレベル99での攻撃魔力は

素で175、補正が+90

合計で265
なので、上昇率が100%の「魔力かくせい」を使った時の攻撃魔力はおそらく

350+90

合計で440になっていたと思います。
ダメージは772

611→772と3割弱ほどしかダメージがアップしていないので、恐らくダメージキャップに到達しているものと思われます

ダメージキャップとは、星ドラプレイヤーのコバルトさんが発見した魔力と呪文ダメージの上限値のことで、呪文ごとに設定されています。例えば、メラゾーマであれば魔力280威力500が上限値であり、それを越えて魔力を高めても、威力は上昇しません。

基本職である魔法使いで、しかも適当な装備品で、あっさり上限値にまで到達できる。これこそが「効果量が100%と非常に高く」と運営にいわしめる能力です

例えば、呪文にダメージ上限が設定されていなければ「魔力+強」といった補正装備の充実とともに、呪文全体がとんでもないダメージ量になってしまうと・・・

「ちから」ステータスが100%上昇するスキルがあると仮定したら、確かにその恐ろしさが分かりますね。

もしかしたら、「呪文の上限値」というリミット自体も、当初「魔力覚醒」の強さを考慮して設定されたものなのかもしれません。




星ドラ「インテ」時代の到来


でも、どんどん強くなる攻撃特技を後目に、上限値であるリミットに苦しめられる呪文たち。いつしか、魔法戦士以外で呪文を使っている人がいなくなりました

これはまずいとテコ入れされ、超級職の実装とともに補助呪文「インテ」が登場

その性能は、攻撃呪文ダメージを20%アップ、つまり1段階上昇させるという、バイシオンの呪文版。

「バイシオン」や「たたかいの歌」同様、有効ターン数(しかも3)があって、2段階上昇して、ついに、今までの上限を上回るダメージを出せるようになりました

将来的に、当然、味方全体にインテという呪文も出てくると思いますが、今のところ全体にインテ状態を付与できるのは、天地雷鳴士の職業スキル「クシャラミ」召喚だけだと思います




9/29追記

全体インテの特技、他にもありましたのでお詫びして訂正します

ロトの紋章コラボ装備「アステアの短剣」メインスキル

アレフガルドの風です

コメントでの鋭い指摘、ありがとうございました!




全体スキル状態補正
たたかいの歌攻撃力
ピオリム素早さ
スクルト守備力
フバーハ息耐性
マジックバリア呪文耐性
なしみかわし率
???呪文ダメージ

攻撃力ではなく「ちから」だとか、呪文ダメージではなく「攻撃魔力」とかのステータス補正系は、今後廃止されるかもしれません。

リザさんのブログによると、現在、今までの「攻撃魔力」変化のアイコンと、インテによる「攻撃呪文ダメージ上昇」のアイコンは同時に存在しているらしく、敵による魔力ダウンの状態変化はインテでは解除できないとのこと↓

【“GIGS”CASE OF JOGIH】
「魔力覚醒とインテの正体」星のドラゴンクエスト-20191024-

説得力あります

そういえば、「かいふく魔力」を上昇させるスキルもあるのかな?と思い調べたら、僧侶の職業スキル「聖なる祈り」が、魔法使いと同じく魔力上昇のスキルらしく、こちらも「魅力的なパフォーマンス」に関係しているのであれば仕様が変更されるかも



続いて「インテ」の試し撃ち
魔賢導士のレベルが22で攻撃魔力は

192+77

合計269

まほうつかいと同程度に調整
インテつきメラガイアー

737ダメージ

通常の611を大幅に上回るも、魔力覚醒による772には到達できず

なるほど、確かに強いぞ「魔力かくせい」
インテ付きメラガイアーは暴走で1,395ダメージ

ようやく、攻撃特技と並べてもおかしくない数字に

インテの2段階上昇が主流になり、ステータス補正がなくなり、それに合わせた「魅力的なパフォーマンスの呪文」が多く登場するようになったら、また杖を使う人も増えていくんじゃないでしょうか。



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2 件のコメント :

  1. 今のところ全体にインテ状態を付与できるのは、天地雷鳴士の職業スキル「クシャラミ」召喚だけだと思います

    の件、アステアの短剣のアレフガルドの風でも全体にインテ状態を付与されていました。

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    1. ほんとだ!いいツッコミありがとうございます
      さっそく追記しておきます。

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