しかしそこは、人魚にまつわる恐ろしい言い伝えのある村だった
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ナギムラー村の大砲ばあさん
ナギムラー村 |
インドネシアにある「トンコナンハウス」という伝統的な建物や
タイのチェンマイなど人気観光地で見ることができる中世の建築をイメージした建物と思われます。
あとそれに沖縄をミックスした雰囲気。
特産品は真珠
新しい町恒例、シルビアのロケリポ
シルビア「青い海!白い砂浜!きらめく真珠と屈強な海の男たち!まさに地上の楽園ねん!」
【ドラクエ11豆知識】
シルビアのリポートには、だいたい「屈強な男」が出てくる
しかし、町の中に活気がありません。それもそのはず
村人「暴れクラーゴンに海を荒らされて自慢の真珠や海の幸が獲れなくてね。悪いんだけど今は何も売れないさぁ~」
魔物が悪さをしていて真珠が取れなくなってしまったらしい。
ナギムナー村全景
何て美しい村だ
台風が多い沖縄の気候に、そんな複雑な構造の屋根を載せて大丈夫なのか心配になる
崖の上にいた「大砲ばあさん」
大砲ばあさん「わしは大砲を愛する大砲ばあさん。毎朝毎晩大砲の音を聞かねば生きた心地がしないのじゃ」
「村にある大砲はすべて亡き夫がわしのためにこしらえてくれた品じゃから、どんな大砲よりも大きな音を出せるのじゃ」
「次に大砲が発射されるのは太陽が海の向こうへ沈む時間じゃ。楽しみに待っておれ。ホッホッホ!」
実際、PS4版は朝から夜に時間が切り替わるエフェクトがあるんですが
このナギムラー村だけはそこに大砲の音がプラスされています。
結構な日本男児どものテンションはこうだったと思うんですよ
ロミアとキナイ?美男美女を手助けするエピソードですか・・?へー
大砲ばあさん!!?亡き夫!?2人はいったいどんな人生を歩み、大砲ばあさんは、なぜ大砲の音を聞かないと生きていけなくなってしまったのかァ!?
そこには・・・そこには、激動の時代を生き抜いた、VAAさんとZIIさんの、知られざる物語があったのだ!!
人間大砲ファイアーーーッッ!ⓒ影牢 |
今は「大砲ばあさん」なんて呼ばれていますが
まあ仮にクリスティーナとしますよ
クリスティーナは小さい頃に母を亡くし、大砲職人である父に育てられたんです。
父は昔から無口な男で、自分や周りに対しても全く興味がない人間で、来る日も来る日も大砲を作っているような人間でした。
小さいころは、そんな父が誇らしく、響き渡る大砲の音を子守唄に眠りにつくという日々を送っていましたが
思春期になると、次第に食べるものや着るものにも無頓着な父を疎ましく思うようになりました。
ある日、彼女が学校に着て行ったボロボロの服が原因で友達にからかわれ、それが原因で父と大喧嘩になります
彼女は、他の子供の両親のように振る舞うことができない父を責めては
大砲ばかりに向き合っている父が大嫌いだと言いました。
父は何も言わず、それ以来大砲を作るときは工房にこもり、彼女の前では絶対に大砲をつくる姿を見せることはありません
クリスティーナは、そんな父とはますます疎遠になっていったのでした。
それから数年、彼女は結婚して故郷を離れ、ナギムラー村に移り住むことになります。
時を同じくして父はすぐ病気で亡くなりました。
真珠の養殖が盛んなナギムナー村での暮らしは豊かで、彼女は3人の子供にも恵まれ親となり、あれほど身近にあった大砲のことなどすっかり忘れ、幸せな生活を送っていました。
ある時、父の遺品を整理していると荷物の底に「クリスティーナへ」と書かれた一通の気になる手紙を発見します
日付を見ると、父と喧嘩をした日に書かれた手紙でした
クリスティーナへ
お母さんがいなくなってから、寂しい思いばかりさせたね
お父さんは親というものを知らないから、自分が親としてお前とどう接していいか分からないんだ
クリスティーナがまだ小さい頃、お父さんがつくった大砲をかっこいいと言ってくれてたね
お父さんはそれが嬉しくて
君のためにずっと大砲を作り続けることにしたんだ
でも、気がつけば君はもう大人になっていたんだね
うまく言葉で謝ることができないから、手紙を書くことにする
ダメなお父さんでごめんな
君はきっとこれから自分の人生きていくことになる
大砲はのことは忘れて、どうか自分の幸せを見つけてほしい
それが、父からのお願いです
お父さんは、クリスティーナのお父さんで本当に幸せでした
クリスティーナは、父が自分に無関心だったのではなく、ただ不器用なだけたったのだと知りました
自分のために大砲を作り続けることで、自分と向き合おうとしていました
でも、父を避け、向き合うことを避けてきたのは自分自身だったのです。
クリスティーナは後悔し
もう一度、父の大砲を聞いてみたいと思い、設計図を持ち帰ります
ナギムナー村へ帰ると、夫に手伝ってもらい思い出の大砲を一からつくり、村でいちばん音が澄んでいる崖の上から
海に向かって大砲を撃ちました。
その美しい砲音を聞いた時
子どもの頃、大好きだった父と聞いた大砲の音を思い出し、自然と涙があふれてきました。
クリスティーナは、今まで隠してきた自分の本当の心と向かい
自分の進べき道が分かった気がしました。
それからというもの、クリスティーナとその夫は、大砲をつくる技術を磨いては、毎日崖の上から空砲を撃つのが習慣となりました
「良い大砲を作る夫婦がいる」という噂は五大陸をかけめぐり
遠い異国からでも彼女の大砲を買い求める客が後を絶つことはありませんでした。
それから数十年、いつしか村の人々は彼女のことを尊敬の念を込めて「大砲ばあさん」と呼ぶようになったのです
夫が亡くなった今も、大砲ばあさんは今日も空砲を撃ち続けるのでした。
というね
恐怖の人魚伝説
村の教会まで行くと、紙芝居をしているおばあさんがいます。おばあさん「この世でもっとも美しく、もっとも恐ろしい生き物の物語じゃ…」
大砲ばあさんの色違いとか言わない
「むかしむかし、この村にたいへんウデのいい漁師がおりました。漁師は村の誰より真珠をたくさん獲りました」
「村長さんは漁師をいたく気に入って、自慢のひとり娘と婚約させました。娘は漁師が大好きだったのです」
「村長さんはこれでひと安心。漁師と自慢の娘が村を豊かにしてくれる。そう信じておりました」
「しかし、ある嵐の夜、漁師は海に投げ出されてしまいました」
「漁師の前に現れたのは、それはそれは美しい人魚でした。人魚は漁師の耳元でこう言いました」
「生きたいならば魂おくれ」
「それから何日が過ぎだでしょう。村人は漁師がもう死んだものと小さなお葬式を出してやりました」
「その時おどろくべきことが起こりました。死んだと思われていた漁師がひょっこり帰ってきたのです」
「許嫁はたいそうよろこんで漁師を看病してあげました。しかし…」
「漁師はまるで別人のようでした。ひがな1日ボーっと海をながめて俺は人魚と結婚するんだと言うばかり」
「ついには許嫁を捨てて海に出るぞ!と暴れるようになる始末。村長さんはカンカンに怒りました」
「村長さんは漁師をひっ捕らえると二度と海に出られないよう船を燃やしてしまいました」
「こうして人魚に魂を食われた漁師は、暗くさびしいしじまヶ浜に閉じ込められてしまったのです」
子供たちの感想
「に、人魚こえー!逃げろー!」
同感。
この絵の感じがまた怖い。
この紙芝居を読んでいたのはキナイの母で、キナイは海を荒らすクラーゴン退治に行っているという
キナイに会いたいならと、一緒にクラーゴン退治に行くことになってしまいました。
母の捨て台詞
「しかし気を付けるのじゃぞ旅人さん。海でもっともおそれるべきものは人々を惑わす人魚ですからの…」
ロミアのようにいい人魚が、なぜ船の墓場のような魔の海域にいたのか、登場時には気になりませんでしたが
急にここで「つじつま」が合い始めます。
ロミアは実は恐ろしい魔物なのか・・?とか思い始める
イカ退治へは、大砲ばあさんに大砲を借りてから行きます。
そしてついに現れるイカ
クラーゴン「プギシャー!!」
大砲ばあさんの大砲で目を回すクラーゴン!
シルビア「スルメにおなり!」
【ドラクエ11豆知識】
ロトゼタシアには「スルメ」がある。
ドラクエなので違和感はない。
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クラーゴン討伐後の宴会でシルビア姐さんに話しかけると、手作りスルメ美味しかったわぁ~みたいなことを言われます。姐さんそれじゃ完全にオヤヂだよ…カミュ君におっさん呼ばわりされてもしょうがない(笑)
返信削除なにっ素敵な情報ありがとうございます
削除ロトゼタシアには、あらゆるイカ料理があるとふんでます
むしろ日本酒すら普通に存在しているものと思われます