あまりにも悲しい結末が待っていました
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【インタビュー】あなたはロミアとキナイをどう思いましたか?
カミュ「やっぱり人の色恋に首を突っ込むとろくなことにはならねえな…」「だが一度関わっちまったもんは途中でほっぽり出すわけにいかねえ。ロミアに約束のベールを渡しにいくぞ」
美女を男とくっつける話だと・・?
乗り気じゃなかったのはお前もか相棒
ベロニカ「ロミアに約束のベールを渡す時、キナイ・ユキのことを聞かれたらなんて答えればいいのかしら」
「恋人がもうこの世にいないと知ったらロミアはショックを受けるわよね」
ホラーな展開だろうと何だろうと
ロミアの気持ちが最優先
女性にはめっぽうやさしいベロニカ
セーニャ「誰かにお届けものをするのがこんなにもつらいと思ったのは今回がはじめてですわ」
「しよさまはお強いですね。私ならロミアさまに何も言えずに逃げ出してしまいますもの…」
やめてくれ
包み込むような優しさはやめてくれ
惚れてまうやろ!
マルティナ「厳しいことを言うようだけれど、ロミアに約束のベールを渡すのはしよにしかできないことよ」
「キナイとロミアふたりの恋を最後まで見届けましょう」
ノリノリじゃないですか
人魚と人間の恋なんてステキ!的なことを言っていたマルティナ
実はこういう話大好きですね
ロウ「…ううむ、あの紙芝居が本当だとしたら、ロミアはキナイ・ユキの魂を食ってしまったことになる」
「あの心優しいロミアがそのようなことをすると思うか?どうもふに落ちんわい」
どうやらホラーな結末ではないということをにおわせる
シルビア「人魚の呪いが本当だとは思えないけど、あの話がナギムナー村に残っているのには何か理由があるはずよ」
「ロミアにそのベールを渡せば、本当のことが分かるんじゃないかしら?」
普通に話してるだけで
そんなカッコいいポーズになる理由の方が知りたい
死島ヶ浜心中
キナイから預かった約束のベールを持って、ロミアのいる「白の入り江」まで戻ってきます。ロミア「…それでどうだったかしら。キナイは元気でしたか?私を…私を迎えにきてくれる?」
いきなり「いいえ」にカーソルが合っている選択肢
どうやら「はい」とウソをついてもいいみたいです
誰も幸せになりそうにないけど
ロミア「…キナイが死んだ?しよさん何を言っているの?イヤよ…そんなことってないわ」
「…えっ?あの人が…キナイがこのベールを握って死んでいった…?」
「ウソよ!だって…だってあの人は必ず迎えにくると約束してくれたもの!」
ロミア「ごめんなさいしよさん。私は彼の死をこの目で確かめるまでとても…信じられない…」
「…あなたが会ったというキナイに会わせてください。私を…ナギムナー村に連れていって!」
・・そんな簡単に行けるならなぜ50年間もここで待ってた
ここから話は急展開していきます。
「いやー終わった終わった!祖父のベールも返して、やっと人魚の呪いを忘れて生きていけるぞ!」
「オレ・・嫌いって言ってるけど、実際に人魚を見ちゃったら・・あとは分かるよね?」
と思っているキナイのもとに、魂を食うかもしれない人魚を連れて行くという勇者
まさに鬼畜の所業
たぶん最初はロミアのお願いをやんわり断ったと思うんですよ
ここでキナイの前に人魚を連れていくとか人としておかしい
でも最終的には断り切れていないんです
みんな既に人魚に魅了されてしまっています。
再びナギムナー村へ
キナイ「…そうか、ベールを渡してくれたんだな。本当にありがとう。イヤな頼みごとをして悪かったな…」
いやいやハハ…お礼だなんて
胸が痛むのはなぜだろう
キナイ「…え?しじまが浜に来て欲しい?…変わったヤツだな。あそこには何もありゃしないぞ?」
理由は一切説明しない勇者
だまし討つ気まんまんか
キナイ「こんな所に連れてきていったいなんだってんだ?」
ノコノコついてきたキナイ
警戒心ゼロか
ロミア「キナイ、キナイなの?」
キナイ「そ、そんな…人魚。本物…なのか…?」
ついにロミアとキナイが出会ってしまいます
見てる方のドキドキも最高潮へ
ロミア「あなた、キナイじゃないわ…」
意外なことに、ロミアはキナイが自分の恋人「キナイ・ユキ」ではないと一発で見抜きます
ホラーな紙芝居を見せたり、恐ろしい言い伝えを全面に押し出して
ロミアは善人か悪人か、どっちかな・・?
とプレイヤーの心を散々もてあそんできましたが
実はロミアはいい人魚だったということがここでやっと判明します。
よかった!
ロミアはいい人で、キナイもいい人
勘違いがとけたので「めでたしめでたし」
とはいかず
事態は急転直下
キナイ「あんたが探してるのは俺の祖父だ。あの人はもういない…。ここで死んだ」
ロミア「キナイは…。こんなさびしい所で…。ひとりぼっちで…死んでいった。」
「人魚は500年の時を生きる。人間の一生は私たち人魚にとって一瞬であることを忘れていたわ」
「しよさん、最後まで私のわがままに付き合ってくださって本当にありがとう」
悲しげな人魚の唄がしじまヶ浜にひびき渡った…。
ロミアはキナイから貰った約束のベールを被り、唄を唄うと、陸に上がりキナイの墓まで歩いていきます
ロミア「…ずっと待っていたわ」
50年ぶりの再会を果たしたロミアとキナイ・ユキ
でもそれはロミアが願い続けてきた再会の形ではありませんでした
海に戻ろうとするロミアを思わずひきとめるキナイ
ロミア「手は…同じなのね。キナイと同じ…手をしているのね」
ロミア「陸に上がった人魚は泡となり消える。それが人魚のオキテ。最後にキナイと会えてよかった」
ロミア「もし私が人間だったならキナイと共に生きられたのかしら」
海に身を投げ、泡となって消えてしまうロミア
そこには、約束のベールだけが残されていました。
キナイ・ユキの手紙
しじまが浜にある、キナイ・ユキが隔離されていた小屋へ行くと、ロミアを描いた一枚の絵と、キナイ・ユキからロミアに宛てた手紙を発見しますそこで全ての真相が明らかになりました
愛する人へ…
君に助けられたあの嵐の日から、君を迎えにいくことだけを支えに生きてきた。
すまない。俺は約束を守れそうにない。
ロミア「身体は本当にもういいのね?」
キナイ・ユキ「ああロミアのおかげだ!もうすっかり元気だよ」
ロミア「キナイ。私はいつまでもここであなたを待ってるわ」
あれは俺が村を追われて数年後のことだ。
ひどい大嵐でたくさんの人が死んだ。
村長とダナトラの夫も犠牲になった。
その数日後、しじまが浜の崖の上に赤ん坊を抱いて立っている女がいたんだ。
その女は…かつての許嫁ダナトラだった。
ダナトラは生きる希望を失っていた
大きな悲しみを抱えた彼女に俺の声は届かなかった。
彼女は俺の目の前で海に飛び込んだんだ
俺はふたりとも助けようとした。だが救えたのは赤ん坊だけだ。
俺だけ幸せになるなんてできない。
君はまだあの入り江で俺を待っているのだろうか。
君を愛している。
人魚事件の真相まとめ
ナギムナー村の人魚伝説(現行) |
舞台は50年前のナギムナー村
キナイ・ユキという村一番の漁師は、ある日、嵐で遭難してしまうが、人魚のロミアに助けられ一命をとりとめる
傷が癒えるまでの間、共に過ごしたキナイ・ユキとロミアはいつしか惹かれあい、種族を超えて結婚の約束をした。
「必ず戻る」と言い残しロミアの元を発ったキナイ・ユキであったが、ナギムナー村に戻ると、村長の娘ダナトラとの婚約話が進んでいて
ダナトラとの結婚は断り「自分は人魚と結婚する」と主張するも、権力者である村長に認められることはなく、ついには村中の怒りをかい、しじまヶ浜に幽閉されてしまう
キナイ・ユキは、村長や村の人々を呪い
ロミアとの再会を夢見てしじまヶ浜で過ごすことになった。
それから数年、人々がキナイ・ユキのことを忘れかけた頃、ダナトラは別の男と結婚し子供が生まれていた。
もはやこの村に自分を縛るものはなくなった今、罰がとかれる日も近いと感じ、ロミアへの想いは募るばかりであった。
ある時事件は起きる
村の船団が大嵐に巻き込まれ、多くの村民の命が失われた
そこには、村長とダナトラの夫も含まれていて
将来を絶望したダナトラは、赤ん坊を連れてしじまヶ浜から身を投げ、偶然居合わせたキナイ・ユキが助けに入る
しかし、救えたのは赤ん坊だけ
キナイ・ユキは激しく動揺する
ダナトラがもしあの時、自分と結婚していれば、生涯幸せに暮らしていけたであろうか?
もし自分がロミアと恋に落ちなければ、村の人々を呪わなければ、誰も死なずに済んだであろうか?
ダナトラが、自ら命を絶たねばならない状況に追い込んだ責任は自分にもある
ナギムラー村の人魚伝説(真実) |
このまま、このダナトラの子を誰かに預け、村を出てロミアのもとへ駆けつけようかとも考えた
でも、ダナトラや村の人々の不幸を踏み台にして掴んだ幸せの上で、ロミアと一緒に暮らしていけるだろうか?
自分の手に残された、赤ん坊の肌に触れ
その重さを両手に感じた時
村の人々を恨んだ自分の行いを恥じ
この子を置いて村を立ち去ることなどできないと考えた
キナイ・ユキ「すまない…ロミア、俺は…」
ロミアと出会ってから、村のあらゆる掟に背いてまで
一緒になることを夢見たキナイ・ユキだったが
呪った相手が全員死んだいま
後悔だけが残された
しじまが浜とは何なのか
「夜のしじま」は静かな夜を表現する言葉ですが大辞泉によると「しじま」の意味は
①静まり返って、物音ひとつしないこと。静寂。
②口を閉じて黙りこくっていること。無言。
だそうで
「口を開くことがない死者たちの場」「魂を静かに海へ導く場所」という意味が込められていると思われます。
キナイの母は、しじまヶ浜を
村の墓地で、死者の魂が海へと帰る場所
と言っていて、ナギムナー村は
「人は死ねばみな命の大樹へと還る」というロトゼタシアの一般的な信仰とは違う考え方を持っている独特な地域です。
そんな海とともに生きるナギムラー村の人にとって、お墓は海に近い場所、「浜」にあるのは当然だと思いますが
なぜ切り立った崖に囲まれた、自由に出入りできない入り江のような場所にあるんでしょうか。
それは、教会の扉をくぐらなければ行けないという作りからも
しじまヶ浜は、感染症患者などを隔離するサナトリウムのような役割を持った場所だったんじゃないでしょうか。
だからキナイ・ユキが来る前から、いわば公共の建物があったし、昔から村の人にとって「あの世に近い場所」として認識されていて
ダナトラが絶望して身を投げる場所に選んだのも、自然とこの「しじまヶ浜」になったと思われます。
ユグノア城のエピソードで、ロウは「この世に未練のある者は魂となってさ迷う」と言っています。
死の床でも「約束のベール」を握っていたというキナイ・ユキの魂は、あの世とこの世の間にあるこのしじまヶ浜にとどまり、ロミアと再会を果たすことができたんでしょうか
「最後にキナイと会えてよかった」
と言ったロミアには、50年前、笑顔で別れた
あの頃のままのキナイ・ユキが見えていたのかもしれません。
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