果たして勇者は二次元の世界で本当の幸福を見つけられるのか!?
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暴かれたくないロウの過去
プワチャット遺跡で「夢をかなえる壁画」を見ていると、欲にまみれた人間どもが次々とやってきます「おおっ!これが夢にまで見た幸福を与えてくれる壁画の美女!これでこのブブーカさまも大金持ちに!」
自分のことを「様」付けで呼ぶという強烈なご一行様が到着
その名もブブーカ
カミュ「おいなんだあんたら!オレたちが見てたってのに!」
見れば見るほど、色々とバランスがおかしいブブーカ一味
右の男はカミュの相棒のデクか?デクの野郎!ブブーカ一味に加わってしまったのか!?・・と思うもモデリングが同じだけといういつものドラクエ
こんなに魅力のないパーティーがかつてあっただろうか
ブブーカ一味をひとことで言うと
大きめのドリンクが刺さらないドリンクホルダー
もしくは
アンパンマンの体部分
といった感じです
あまりのインパクトに、今回の記事は丸ごとブブーカにしようと思ったんですが、冷静に考えると「誰も興味がねえな」と思いやめました。
ブログは見てくれる人がいてこそですね。いつもありがとうございます
ブブーカ「お前たちこそなんだ!さっきから壁画を見てたくせに。壁画のご利益はみんなのものだぞ!」
めっちゃ不自然な絡みが始まる
ここはいったん退散をすることになりました。もちろんこのくだりにも意味がありました。
村の宿屋に泊まって翌日・・・再び壁画に来てみると、な・・・なんと!壁画の絵が変わっているじゃありませんか!
「ほら。オレらともめたブブーカって野郎だよ。たしか昨日から宿にも戻ってないって宿の女将が言ってたよな?」
絵を見ても全然ブブーカに見えませんが、カミュの観察力ったらない
まさかブブーカたちは二次元の世界の住人になってしまったというのか
それはそれで幸せそうだが?
恐らく絵に何か秘密があるに違いない・・とみんなが気が付き始めたその時!
フライデーか!?
文春か!?
ドラクエなので男女交際は健全そのもの
後ろめたいことなんてないぜ!とは思ったものの、たぶん
ロウだけは本気で焦った
男なら1つや2つ持っているという過去のやましい出来事を走馬燈のようにピックアップしつつ、暴かれた場合の被害程度と最善の修復方法を脳内にて高速処理する元国王の図
ロウ「・・やましいことなんて・・・ないぞよ?」
なにせ王様ですので、くぐり抜けてきた修羅場も多く、言えない過去も星の数ほどあるはずです。
幸いにも、光はカメラのフラッシュではなく、ただの異世界へと通じる扉でした。
シルビアが欲深くない者にカウントされているという事実
カミュ「…なんだこの奇妙な場所は?夢の中・・・ってワケでもないよな」壁画に吸い込まれた先はいわゆる「異世界」でした。
だが「異世界」なんてゲーマーにとってはとなり町
私が偶然にも村のそばで発見した数百年前に滅亡した古代プワチャット王国の不思議な壁画……。
これで人も集まり、村も栄えるはずだった。…しかしそれは大きな過ちだった。壁画は邪悪に呪われていたのだ。
壁画は人間の命を自らの糧とするため、人々の欲望を不思議なチカラでかなえ、惑わし、そのご利益にあやかろうとする者を吸収する。
また、欲深くない者の前には少女の姿で現れ、人の善意につけ入ってあざむき、壁画の中に引きずり込むのだ…。
なるほど
メルとは「チョウチンアンコウ」の触手さながら、人間というエサをおびき寄せる役割をしていたようです
チョウチンアンコウ〔標本画〕 ©大片忠明 |
メルは最初、シルビアに声をかけていましたが、勇者はともかくシルビアが「欲深くない者」にカウントされているのはどういうことなのかと思いまして
シルビアは「世界中の人を笑顔にする」という具体的な夢をもっていて
それを実現するために自ら勇者について来た唯一の仲間です。
【勇者と行動する最初の動機】
・カミュ・・予言
・ベロニカ・・使命
・セーニャ・・使命
・シルビア・・魔王ちゃんを倒すため
・ロウ・・家族
・マルティナ・・ロウの仲間
サマディーから見ず知らずの勇者と行動を共にし、夢のために命をかけて魔物と戦ってきた並外れた行動力は、他の仲間には無い物凄い貪欲さを持っていると思いますが
この場合の欲深さとは、そういう「思いの強さ」を表しているわけではなく、
お金持ちになりたい
とか
有名人になりたい
だとか
壁画が引き寄せることができるのは、楽をして自分のためだけに力を使おうとする「強欲さ」を持っている「心を虜にできそうな人間」だということです。
シルビアが「魔王を倒す力が欲しい」とか「世界の人を笑顔にするだけのお金が欲しい」と誰よりも願ったような気がしますが、壁画はわざわざ動機を選別して、シルビアは強い思いを持っているものの虜にできないと感じ、メルちゃんを差し向けたものと思われます。
プチャラオ村のエピソードは何やら教訓めいた昔話みたいですね
二次元の世界で幸せになれると思ったのもつかの間
突如現れた巨大な食中植物に吸い込まれいくブブーカ一味
あなたにとっては「あっモブキャラ食われたわ」だと思うんですが
ブブーカで3,000文字書こうと思ってた私にとっては、ブブーカが生まれた日だとか、初めて友達と殴り合いのケンカをした日だとかが走馬灯のように蘇り
ブ・・ブブーカァッッ!!
ってなりますよね
その後は色々ありましたが、プチャラオ村でメルちゃんを追い詰めると本性を現します。
「せっかく捕らえた獲物を開放しろだと?調子に乗るでないぞ、たかが塗料風情が!」
人を見下す言葉はたくさんありますが
「塗料が!」
と言われたのは初めてで、自分の中でどう受け止めていいのか分かりません。
【ドラクエ11豆知識】
二次元の世界で見下されると、塗料として扱われる
メルトア「……ああ。あの方よりたまわった次元を超え人間どもを吸収するチカラ、そのなんとすばらしいことか」
怖っ
図鑑には、メルトアは美と芸術の化身を自称する壁画に宿る邪悪な呪いの正体。巨大な触手で人間をのみ込み自らの巨体を彩る糧とするとあります。
だから、メルトアから見ると人間は「ただの塗料」ということなんですね
メルトアの倒し方
ボスにはとりあえず「ルカニ」をかける
一回でルカニが効かなくても、何回もかけていれば効くことがあるよ!
あとはこまめに回復すればだいたい倒せる。
ここに来て、ドラクエの戦闘にあまり細かな攻略方法はいらないということが分かってきました。
倒した後のメルトアのセリフ
メルトア「我が創造主たるあの方が…偉大なるウルノーガさまがおられる限りは……!」
メルトアに力を与えたのはウルノーガでした。
二次元の住民も全員現実に引き戻され、壁画がなくなってしまったというウワサはまたたく間に村中をかけめぐり
そして夜が明けた!
ボンサック「幸福を招く壁画……ってのはもう古い!これからは人々を閉じ込めた呪いの壁画!これですよ。刺激的な売り文句でしょ?」
「いやー。あなた方には感謝してますよ。おかげで村は大助かり!新しい商売も始められそうです!」
商魂たくましいプチャラオ村の人たちは、壁画のレプリカを設置してホラー路線の新しい観光地を目指すことにしたらしい
素晴らしい行動力ですね
ロウ「わしらもこの活気に負けず先へ進まねばな。まほうのカギにより新たな道も開かれよう。…それに今回の件で確信も得られた」
「この地で起きた悲劇と今のデルカダールはよう似ておる。あの国にウルノーガの魔手が伸びているのは間違いないじゃろう」
ようやくメインストーリーの背骨が見え始めてきました。
魔王ウルノーガは、人間を直接襲うのではなく、弱い心に付け込んで徐々に社会を不安におとしいれる。
最終的には、国の中枢を担う重要人物になりかわり、国を滅ぼす。
時間をかけて人間同士を争わせるなんて、ドラクエ始まって以来の狡猾な魔王。
ウルノーガのやり方を目の当たりにしたロウは
さらなる手がかりを求めて
新たな地へと旅立つのでした。
ドラクエ11 感想その33 まほうのカギという名の社員証
ドラクエ11 感想その32 現在地
ドラクエ11 感想その31 プチャラオ村のチャラ男
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