エレノア「まあステキな名前!勇ましくて賢そうで・・でもね、私も考えていたのです」
「しよというのはどうかしら?」
アーウィン「しよか・・。どうもパッとしない名だな」
「だがお前が気に入っているならその名前にしよう!」
「今日からお前はしよだ!」
スポンサーリンク
難攻不落の城はなぜ一晩で陥落したのか
クレイモラン王「なんということだ!伝説の勇者を捕らえるために魔物どもめ、国ごと滅ぼすつもりか!?」「命の大樹よ!どうかその神聖なる息吹で我々をお守りくだされ…」
【ドラクエ11まめちしき】
緊急時であってもクレイモラン王の表現力は匠
次々と押し寄せる魔物の群れ。
デルカダール王「くっ。数が多いな…。しかし悪しき異形の者どもに勇者を渡すわけにはゆかぬ」
「ここは私とロウが引き受けた。そなたはしよを連れてエレノアと共に城の外に逃げろ!」
王が異変に気が付いてからわずか数分、魔物の群れが既に天守閣に迫っているという異常事態です。
アーウィン「君たちのことは私が絶対に守る。たとえ何があても…!さあ早くここから脱出しよう!」
壁のフリしてやり過ごすわ…
天才か
魔物「感じる…感じるぞ。勇者の気配がする…」
「どんなに姿を隠してもその忌々しい光の波動は隠せまい。さあおとなしく勇者を差し出さすのだ!」
アーウィン「私の家族には指一本触れさせん!」
エレノア「魔物が次から次へと…。あなた…私たちいったいどうしたら…!」
アーウィン「倉庫にある地下通路へ向かおう。あそこを使えば城の外に出られるはずだ。さあこっちだ!」
地下通路を逃げるアーウィン、エレノア、マルティナのもとに、追手である魔物の足音が近づいてくる!
アーウィン「ここは私が食い止める!君たちは早くここから逃げるんだ!」
エレノア「あなたでも…!」
アーウィン「さあ早く行け!」
エレノアとアーウィン、今生の別れとなりました
ユグノアは城下町に入るにも高いスロープを越えなければならず、背後は切り立った崖という地理的にとても堅牢な城塞です。
しかもそこに大国の王が集まり、かつてない警備体制が敷かれていたはずで、それなのに、なぜたった一晩で滅ぼされてしまったのかというと、ウルノーガが内部工作をしていたせいだと思われます。
プチャラオ村のエピソードからも、ウルノーガは人間の弱い心を利用して国の内部から政情を不安定にさせる方法に長けていて、バンデルフォン王国を滅亡に追いやった後はすぐにユグノアに入り込み、国力を弱める動きを続け、機が熟すのを待っていたんじゃないでしょうか。
「大国」が存在し続けてることからも、人間軍vs魔王軍が正面からぶつかると、長らく人間軍に歩があったと思われ、だからウルノーガは長い時間をかけ、人間の国を内部から攻撃する方法をとっていました。
ユグノアの次のターゲットは・・デルカダールだったのかな?
アーウィン王と形見の剣
アーウィン「デルカダール王…!おのれお前はいったい何者だ!」魔物の群れを蹴散らし進むと、デルカダール王に怪しげな術をかけているウルノーガと遭遇する
この状態をFF風に言うと
王はのうみそをすいとられた!
デルカダール王「…おお。お前はアーウィンではないか…。皆は…皆は無事なのか…?」
ウルノーガが消えたので警戒心なしで近づき無事だと応えるアーウィン。
デルカダール王「では逃げのびた者のもとに我が手の者をさっそく向かわせよう…!」
アーウィン「それはどういう・・ぐあああ・・・っ!!」
デルカダール王「勇者の血筋などここで途絶えるがいい…」
遅れてきたヒーロー、グレイグが登場
この時弱冠20歳。
グレイグ「王!よくぞご無事で…!到着が遅れ申し訳ありませんでした!」
グレ・・え?そのヒゲで本当に20歳?
グレイグ「アーウィンさま…!デルカダール王これはいったい…!?」
デルカダール王「…アーウィンが突然私に襲いかかってきたのだ。だから仕方なくこの手で…」
「そして我が娘マルティナもユグノア王妃エレノアに人質としてさらわれてしまった…!」
デルカダール王「おそらく勇者の誕生が…。この城の者たちを変えてしまったのだ」
「城を襲った魔物たちの狙いは勇者を手に入れること。そのためにあまたの命が消えていった…」
「勇者の光に闇が引きよせられたのだ。伝説の勇者しよがいなければこのような悲劇は起こらなかった!」
デルカダール王「…しよは世界を救う希望の子なのではない。この世に邪悪なる闇をもたらす存在…!」
「災いを呼ぶ悪魔の子だ・・!!」
「ロトゼタシアの平和を脅かす勇者を野放しにするわけにはいかん!草の根を分けても見つけ出すのだ!!」
16年前のユグノア城で、以後、勇者を悪魔の子と呼び追いかけ続けるデルカダール王inウルノーガが誕生しました。
勇者を悪魔の子と呼ぶ理由は、会議の席でクレイモラン王とデルカダール王が言っていたのと同じ「光と闇表裏一体説」によるものなんですね。
ある意味的を得ていると思うんですが、だからといって光を除くべきという理論では誰も納得しないような・・それほど、デルカダール王の権力は凄いものだったということなのかもしれません。
グレイグも疑問に思いながら「王には深い考えがあってのことに違いない」とか思ってたんでしょう。
アーウィン「ち 違う…。勇者は、しよは悪魔の子などではない…」16年前のユグノア城で、以後、勇者を悪魔の子と呼び追いかけ続けるデルカダール王inウルノーガが誕生しました。
勇者を悪魔の子と呼ぶ理由は、会議の席でクレイモラン王とデルカダール王が言っていたのと同じ「光と闇表裏一体説」によるものなんですね。
ある意味的を得ていると思うんですが、だからといって光を除くべきという理論では誰も納得しないような・・それほど、デルカダール王の権力は凄いものだったということなのかもしれません。
グレイグも疑問に思いながら「王には深い考えがあってのことに違いない」とか思ってたんでしょう。
アーウィンは回想の中で「はやぶさの剣」を使っているんですが、勇者のスキルを片手剣で進めている場合、ちょうどこの辺りの最強装備が「はやぶさの剣」になるようになっているという細かくも憎い演出。
歴代ドラクエにおける「はやぶさの剣」のポジションは、店売りではない、メダル王やカジノにある1点ものの装備ですので
アーウィンが最期に持っていた剣が、巡りめぐって16年後の息子の手にあるということになります。
父の最後を知った勇者は、形見の剣を強く握り締め、きっとこの無念を晴らすのだと心に誓いました
アーウィン「デルカダール王を止めなくては…。このままでは世界は闇に…!」
「エレノア、しよ…!ふがいない私を許し・・」
ドラクエ11 感想その57 アーウィンが旅立った日
ドラクエ11 感想その56 現在地
ドラクエ11 感想その55 ユグノアG4サミット首脳宣言とりまとめ
スポンサーリンク
お疲れ様です。
返信削除最近ドラクエ11を全クリして、ネットで感想など探していたらしよさんのブログに出会いました。
表現や視点が斬新で面白くて一気に読んでしまい、追いついてしまいました。笑
特にダーハルーネのカミュが捕まってからのくだりが特に笑いました( ・∇・)笑
これからも楽しみにしています!
コメントありがとうございます
削除面白がってもらえて何よりです!
崩壊後の世界はシリアスなシーンが多いのでアレですが、たまに全力でボケたいと思います
今後もよろしくお願いします
こんにちは。DQ11をプレイしているものです。ネットで検索していたらしよさんの記事が目に留まりました。
返信削除深く考察されていて、私も何気なくプレイしてた部分をもう一度見たい気持ちになりました。
ユグノア城跡地での虹色の枝を持っても何も感じない勇者のところが面白かったです(笑)
今作の音楽で、フールフール戦と妖魔軍王ブギーの音楽がすごく好きです(´˘`*)旧作の音楽についてはあまり詳しくないのですが、あれは今作が初出なのでしょうか??
今後も記事を楽しみにしています( ¨̮ )✨
えりすさんこんばんは
削除書き込みありがとうございます
ひとりのドラクエ好きとして好き勝手に書いてますが、何か伝わったのなら幸いです!ぜひたまに見に来てやってください
フールフールとかブギーの音楽はリメイクされたDS版ドラクエ5の曲だったと思いますよ
コメディタッチな曲はカジノの曲が印象強いですが、これもいいですよね