しかし、相手の食料を盗み食いした上で、さらに「お願い」を上乗せするのが一流のやり方。
なぜなら、カミュの土下座には、人を動かすだけの力があったのだから・・!
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仁義を切る男グレイグ
ブギー「クックック・・ボクちんのマルティナを仲間に引き込もうなんてムダムダ」「ボクちんのチカラでマルティナをナイスバディ~な魔物にして、ボクちんの忠実なるしもべにしたからね~ん」
シルビア「人間を魔物に…?じゃ、じゃあもしかしてマルティナちゃん以外の魔物たちも…?」
ブギー「カジノで大勝ちして調子に乗った人間たちを魔物に変えてコキ使いまくるのがボクちんの何よりの楽しみなんだよーん!」
グロッタの魔物は、やっぱり姿を変えられてしまった人も混ざってました。それでこそドラクエだ!
それにしても、カジノで調子に乗った挙げ句に魔物になってしまうだなんて、ブギーなんて魔物がいなくとも人間ってだいたいそうですよとしか言いようがない
むしろ働かせてくれるなんて人間より善良じゃないですか?
六軍王ブギーとの戦闘は予想通り状態変化攻撃のオンパレードデ、FFでいうモルボル系で煩わしいことこの上ないです(※写真は魅了され踊り狂う36歳男性)
ブギーを倒してマルティナが元に戻った!と思ったのも束の間
マルティナ「…今までのことすべて思い出したわ。妖魔軍王ブギーさん?」
「今までよくも好き放題してくれたわね…!」
マルティナ「百万倍にして返してあげるわ!!」
ほげえーーという断末魔とともにグリーンオーブと化したブギー、何かリアクションがいちいち懐かしい
マルティナの説明によると、魔物になっていたせいで新しいスキル「デビルモード」に目覚めたらしく、戦闘時はいつでもこの姿に変身できるようになりました
結局最後まで使わなかったけど!
グレイグ「姫さま…今までの非礼なふるまい、どうかお許しください…」
「私は今、しよに命を預ける身。打倒ウルノーガの信念を貫き通すまで、このグレイグ、皆の盾となりましょう…!」
マルティナ「なによそのつまんないあいさつ。これ以上アタシを退屈させたらキツーいお仕置きしてあげましょうか?」
「…なーんてね。冗談よ冗談!ウフフ!」
「…グレイグ、頼りにしてるわ。これからもよろしくね」
仁義を切る男、グレイグ
大人になると分かりますが、信頼される人間というのは、自分に不都合なことでも曖昧にしないものです
マルティナは冗談めかして挨拶をしましたが、いくら堅物な人間だと分かっていても、長い間ウルノーガに騙され、自分に剣を向けたグレイグに対し、抵抗感が無かったとは考えにくいですよね
グレイグの真っ直ぐな謝罪は、きっとマルティナの心に届きました
でも、ただ謝罪を受け入れては主人としての面目が丸潰れですので、謝罪をはぐらかすため、グレイグの弱点をイジって笑いに変えてしまったんじゃないでしょうか。
いずれにしても、デルカダールの姫と騎士は、16年の歳月を経て、ようやく以前の関係性を取り戻すことができました。
一流ドゲジストの生き様
シルビア「フンフンフフーンいい潮風だわー♪…さあここを抜けたらいよいよ外海よ。気を引きしめていきましょう」次なる目的地クレイモランとラムダに向かうシルビア号
船倉に食料を盗み食いする怪しい人影が!
「むっしゃもっしゃ…!んぐんぐ…!」
カミュだった
何そのポーズ
何やら様子がおかしいと思ったら、記憶喪失になってるんです
【大樹崩壊後】仲間の変化まとめ
グレイグ→敵が味方に
ロウ→ツヤツヤがミイラに
シルビア→オネエがオネエ・パレードに
マルティナ→姫がデビルに
カミュ→相棒が記憶喪失に
カミュ「オレもう3日も飲まず食わずで…。この船に食べ物が積まれるのが見えて、それでつい出来心で…」
「…オレ昔のことを思い出せないんです。気づいたら世界はヒドイありさまだし、本当ワケがわからなくて…」
「覚えてるのは自分の名前と…何か大事なやらなくちゃいけないことがあったような…それぐらいしか…」
カミュ「こんなこと頼める義理ないですけど…もしオレのこと知ってるならあなたたちに同行させてくれませんか?」
「特にあなたといれば何か思いだせそうで…盗み食いした分は弁償します。掃除でも皿洗いでもなんでもしますから!」
人の食料を盗み食いしてからの「お願い」だなんて、こんな傍若無人な交渉術がかつてあっただろうか。
シルビア「今のカミュちゃんをこのまま放っておくのは危険だと思うの。ねえしよちゃん連れていきましょ?」
・・・
いいえ
掃除や皿洗いで盗みが許されると思ってるなど言語道断
ロウ「むう、そうは言うがのしよよ。これからの戦いにカミュが欠かせぬのはおぬしとてよくわかっておるじゃろう?」
シルビア「今のカミュちゃんをこのまま放っておくのは危険だと思うの。ねえしよちゃん連れていきましょ?」
・・・
いいえ
勇者とは、相棒に厳しい者のこと
ロウ「むう、そうは言うがのしよよ。これからの戦いにカミュが欠かせぬのはおぬしとてよくわかっておるじゃろう?」
シルビア「今のカミュちゃんをこのまま放っておくのは危険だと思うの。ねえしよちゃん連れていきましょ?」
・・・
シルビア「…うーん、なんだかムズムズするわ。ベロニカちゃんが今のアナタを見たらきっと笑いころげるでしょうね」
結局連れていくいんかい!
カミュ「すみませんしよさん。迷惑をかけますがオレも皆さんの旅に同行させてください」
人格や言葉遣いまで変わってしまったカミュ
人間の性格を形作っているのは、全て経験です。
事故などで脳に衝撃を受け、一定期間の記憶(経験)を失い、それまでの性格が変わってしまうことはよくあるそうで
なるほど、カミュにもこんな一流ドゲジストたる殊勝な性格が隠れていたんだなと思うと、この男が歩んできたであろう厳しい人生を想像しては、少し同情せずにはいられません。
シルビア「アタシたちはみんな仲間だけど、中でもカミュちゃんはしよちゃんの相棒って感じよね」
そうだ
同情なんて相棒に向ける感情じゃないな!
勇者はきっと、カミュに記憶が戻った後も、リンゴを盗んだことは許さなかったことでしょう
ドラクエ11 感想その60 カミュにふさわしい仕事
ドラクエ11 感想その59 現在地
ドラクエ11 感想その58 セーニャが本気出せばグレイグは3秒で落とせる説
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