グレイグとホメロスの因縁に終止符が打たれる日がやってきました
スポンサーリンク
ほとばしっている若さ
邪悪な天空魔城の中にはたくさんの魔物たちがうろついていてその中には「最後の方の魔物」でおなじみ、スライムベホマズンが登場
そして「最後の方のメタル魔物」でおなじみメタルキングも登場します。
当然、追っかけまわしましたね
結構出るのでここで1時間ぐらいはウロウロしました!
ここのラストダンジョン感に「本当に最後なのかも」とちょっと寂しい気持ちになりましたが、ぜんぜん最後じゃなかったです。
ちなみに、勇者はなぜか「勇者の剣」を刀身むき出しで装備している
はやぶさの剣はちゃんと「さや」に収めていたというのに・・若さゆえなのか?ほとばしっているのか?
玉座までの道はひたすら長く、敵も強いという今はあまり見ないタイプのRPGダンジョン
敵の本拠地たる魔物の巣窟にたった6人で乗り込むとか正気の沙汰ではありませんが、シンボルエンカウントというシステムだけに、ゲーム上の行動は実際に行った行為の一部に過ぎないという考え方に違いなく
本当はもっと破城槌で城門をブチ破ったり
橋を下ろすため機械室をダイナマイトで爆破したり
ハイウェイで激しいカーチェイスを繰り広げたり
ヘリを撃墜したり、弾道ミサイルの発射を阻止したりとそれはもう過激でタフなアクションの連続だったんじゃないかなと思います
あ、そういえば門番のガリンガも倒しました
城の中枢へとたどり着いた勇者の前に現れたベロニカ
ベロニカ「セ…セーニャなの…?あっ、しよも一緒なのね」
グレイグにしか話しかけない男
ベロニカ「しよ、さびしかったわ。ずっとひとりだったから…」「今すぐに死んでくれないかな…?」
「だって、あんたを守ったせいであたし死んじゃったでしょ?あんただけ生きてたら不公平じゃない?」
ベロニカ「死んで!自らの死をもってつぐなって!もっと生きたかったのに、あんたのせいでこうなっちゃんただからさ!」
セーニャ「消え失せなさい悪しき幻影よ」
「気高きお姉さまはそのような言葉はクチにしない。あなたはお姉さまなんかじゃないわ」
「…お姉さまは最後まで希望を持っていた。決して後悔などしていない」
めっちゃ怖い偽ベロニカに全く動じず
毅然として振る舞うセーニャ
漫画などでは、こういう幻影に心を動かされ苦悩する主人公がいるものですが、今回はそういう趣旨ではなく
グレイグ「こんな胸クソ悪いものを見せるヤツはひとりしかいない!」
いつの間にグレイグのホメロスに対する評価はそこまで下がったのか知りませんが
ちょっと描写不足ぎみだったホメロスの「悪さ」を際立たせるための演出でした
ホメロス「大好きなお姉さまを思う心…。クックック愛というやつか。くだらないくだらない…」
「グレイグ。まだ生きのびていたのか?相変わらず執念だけは立派だな。そのしぶとさ尊敬に値するよ」
ホメロスが魔物の姿にーっっ!!
ホメロス「ふはははは!どうだグレイグ!すばらしだろうこの身体!この魔力!オレは貴様を超えるチカラを手に入れたのだ!」
妙にかっこいいデビルマンスタイルですね
ところで
この男はさっきからグレイグにしか話しかけないから勇者の立場がないぜ!
グレイグ「ホメロス…。本当に魔物になってしまったのか…」
かつて同じ夢をみた友と友
話し合えばまだ分かりあえるかもしれない
かすかに残っていたそんな希望も、魔物となったホメロスの姿を見て露と消えました
ホメロスを斬る覚悟は、勇者を守ると誓ったあの日からとうにできている
戦いに情が入る隙がないよう
世界を救うという大義で心を満たし
グレイグは剣を手に取った・・!
恐怖!ホメロス超電磁ヨーヨー!
ホメロス「またそうやってお前はオレの先を行くのか?」・・・ホメロス撃破後、先へ進もうとしたグレイグに対するホメロスの言葉
いや戦闘については、ホメロスはずいぶん強敵だったような気がしますが、何せリアルでプレイしていたのが半年前なので具体的にどこに苦戦したとか覚えてないという
私の記憶の限り、ホメロスの必殺技は
ホメロスドリルとか
ホメロス超電磁ヨーヨーとかだったかな・・?
ホメロス超電磁ヨーヨー之図 |
ホメロス「お前が賞賛を浴び光り輝くほどに、オレは影になっていった」
「なあグレイグよ。オレはただ…」
「お前のようになりたかっただけなんだ…」
グレイグ「…先を急ぐぞ」
ホメロスの発言には一切耳を貸さず、先へ進んでいくグレイグ
ホメロスはそのままどこかへ消え
残されたシルバーオーブを回収することができました
生真面目なグレイグのこと
ホメロスが魔物になってしまったのは、自分にも責任があるかもしれない
と思ったに違いありません
グレイグはホメロスの光となれたのか
天空魔城をさらに先へ進み、邪悪な気配が漂う扉の前でいよいよウルノーガとの決戦を覚悟したその時!
謎の光る触手に絡み取られた勇者たち!
ホメロス「フハハハハハ!まんまとだまされたようだな!このホメロスがあのまま終わると思うたか!」
その服!
魔物化で破れたんじゃないの!?
【ドラクエ11 ホメロス語録】
あのまま終わると思うたか
ホメロスの言葉遣いにはいつも感動させられてしまいますね
ホメロス「しよ!魔王さまのもとに行きたくば、ひとりで行くがいい!その代わり、こやつらの命はもらっていく!」
な・・なんて卑怯なっ!?おのれホメロス・・!!
と思い憤っていたらあれ?どうやら様子が違う
グレイグ「ひとりではない…俺はしよの盾!剣たる主をひとりにはさせん!」
マルティナ 「あなどるなホメロス!もはやお前のだまし討ちなどに屈する私たちじゃない!」
この辺でピンときてしまいますよね
ロウ「この程度のチカラでわしらは止められん!貴様を倒してウルノーガのもとへ行く!そして16年前の借りを返すんじゃ!」
シルビア「アタシ決めたんだから!しよちゃんと魔王を倒すって!世界中の笑顔を取り戻してみせるって!」
セーニャ「お姉さまに誓ったんです!最後までしよさまをお守りすると!」
カミュ「ひとりでは行かせないぜしよ!オレにも見させてくれよな!魔王をぶっ倒す勇者の奇跡ってやつを!」
戦闘シーンなどなし
仲間たちの力が奇跡を起こし、ホメロスの力と悪しき六軍王の幻影を打ち払ったのだ!!という雰囲気の演出で吹き飛ばされた魔軍司令
そうホメロスは完全にただのかませ犬でした。
ドラクエ11は、本当に色んなエピソードが盛り込まれていますから、ホメロスに関するテキストも最初は膨大にあったと思うんですが、最終的にホメロスの出番は
・デルカダール城
・ダーハルーネのコンテスト
・命の大樹
・崩壊後のデルカダール城
・天空魔城
という5回ぐらいに削られてしまい、これまでは単に「グレイグに嫉妬して魔王に魂を売った人間」だったものを、ここへきて急に
「胸クソ悪いものを見せるゲス野郎」属性を付与され
「正攻法では勝てないと踏んで背後から奇襲をかける人質ゲス野郎」と化したにもかかわらず
光の超パワーに跳ね返されたしょうもない人間
になってしまいました。
あんまりだろ我らの魔軍司令
ホメロス「オ…オレはまだやれる…。ウルノーガさま。今一度おチカラを…」
「イヤだ…。まだ死ねない…。グレイグ…。お前を超えるまでオレは…」
ホメロスは最後の力を振り絞り
グレイグを見上げる
グレイグ「…ホメロス。お前は俺になりたかったと言ったな」
「だが俺は、王に拾われて以来、お前の背中を追い続けてきた」
「お前こそが…俺の光だったんだ…」
「今の俺があるのはお前のおかげだ。ホメロス、なぜそれがわからぬ…」
ホメロス「グ…グレイグ…」
ホメロスは、意外な言葉を聞いた
とでもいうような表情を浮かべます
バンデルフォン出身のグレイグは、少年時代に異国のデルカダールへ移り住み、王に仕えることとなりました。
グレイグがどういう縁故でデルカダールへ来たのかは分かりませんが
故郷を追われた「よそ者」であるグレイグが王に気に入られ、名門出身のホメロスとともに、デルカダールの未来を託される存在にまでなったことは、彼の人並外れた才能と努力と、そして苦労を物語っています。
「お前こそが…俺の光だったんだ…」という言葉は
グレイグがそんな少年時代の苦しい時
もうだめだと逃げ出したかった時
友として一緒に過ごし、苦しみを分かち合ったホメロスに救われてきたということで
いわばグレイグは、ホメロスから家族のような無償の愛を与えられていると感じていました。
一方、ホメロスが求めていたものは信頼や結束、同じ方向を向いて切磋琢磨する友情であり
お互いに高め合い、成長してきたものの、やがて勝敗や優劣にとらわれるようになったホメロスは、グレイグが一人で活躍する行為は裏切りに見えたし
グレイグがなぜ勝敗にこだわる自分を理解してくれないのか思い悩むようになります。
平和な時代であれば、悪態をつきながらも、ともに歩むことができたかもしれません
しかし、グレイグとホメロスが20歳の時、デルカダール王はウルノーガに取り憑かれ
以後、もともと人間であったウラノスに、ホメロスの負の感情が利用されることとなってしまいます
ホメロスは以前「私のチカラを認めてくださるあの方こそが真の王」と言っていることから、自分の存在は必要とされていないと感じ、自分の存在を王に認められたい、グレイグに認められたいと強く願っていて
でも、グレイグは「今の俺があるのはお前のおかげだ。ホメロス、なぜそれがわからぬ…」という言葉通り
実は、誰よりもホメロスという人間を認めていたし、例え剣を交えることになっても、最後まで、ホメロスが選んだ道を否定することはありませんでした。
自分はずっと認められていたのだと理解したホメロス
張りつめていた緊張の糸が切れ、その瞬間、消滅します。
数十年にわたる因縁が決着した瞬間にしては、あまりにもあっけない幕引きとなりましたが
最後の瞬間、グレイグとともにデルカダールを守ると誓った、人間の頃の心を取り戻せたのだとしたら
彼の命もまた、命の大樹へと還ることができたのかもしれません
グレイグ「…行くぞ。すべてを狂わせた元凶、ウルノーガのもとに」
グレイグはその場に残された誓いのペンダントを胸に、最後の戦いへと向かうのだった・・!
ドラクエ11 感想その76 魔王ウルノーガはなぜ骨になったのか
ドラクエ11 感想その75 現在地
ドラクエ11 感想その74 ここが全てのドラクエで一番深い場所
スポンサーリンク
以前、毎回読んでますよ、とお伝えしたモノです。
返信削除もちろんまだ読んでます。更新楽しみにしています。あいや、たまに忘れててまとめて読んだりもしました。ごめんなさい。
わたし自身の進捗としては、最後のあそこに突入すれば終わりはわかっているのに、まだやり残したことがある気持ちが強くて、いつまでも終わりを避けてウロウロしております。ボーガンとか。スキルのタネとか。
RPGって終わるのがさみしくて、いつも最後はそうなってしまうんですよね、僕は。
ところで最近のブログですが。しおさんがエンディングまで行ったのはわかってますが、ちょっと後半のネタバレ増えてきてませんか?と思っております。
突然ウラノスなんて名前が出てきたりして。いや、読んでる人のほとんどは既に終わったあとで読んでるから良いのだろうと思いますけれど、もともとプレイしながら、先のネタバレ受けないようにちょっとずつ読んでいた立場で、ちょっと違和感があるというか。
まあ、僕はもう先の展開がわかって読んでいるので構わないって言えば構わないんですが、ちょっと気になったから書いたのと、そろそろしおさんが「誰も読んでないかも知れない不安」に駆られてたらやだなと思って、失礼ながら書きました。まだまだ先が長いですが、最後まで絶対に読みますので、頑張って欲しいです。
いや、先長いけども。
Taqwanさん書き込みありがとうございます
削除私もそこで1か月ぐらいウロウロしてた記憶がりますよ
普通のゲームは速攻でクリアするんですがドラクエ11はもったいなくて行けませんでした
ネタバレは実はかなり悩んだんですが
発売からかなり時間が経ったのと、あとご察しの通りほとんど見るのはクリアした人だろうなと思って
ストーリー上で謎が明らかになった時よりもその都度なぞっていった方が分かりやすいだろうなという考えです。
そうですねーTaqwanさんのように感じる方もいると思いますので100パーセントではないですが、ネタバレと分かりやすさをを天秤にかけつつ配慮していこうかな!
ご意見ありがとうございます
最後までよろしくお願いします