ビルダーズ2 感想その1 どうやら、史上最高のゲームが誕生してしまったらしい

私の中で、2019年という年は、「平成最後の年」でも「消費税10%の年」でも、「東京オリンピックの前の年」でも何でもなく、ドラクエビルダーズ2の年だったと記憶されることになるでしょう

ドラクエビルダーズ2の感想をひとことで言うと、史上最高のゲームです

以下簡単に最高ポイントをまとめてみます





最高ポイント1 高低差が凄い

ビルダーズ1のゲーム内空間における制限は約20マス上空で、21マス目にブロックを積もうとすると「ふしぎな力ではじかれた!」となってしまいました。

今回の高低差は約3倍

この数字、分かってはいましたが、改めてプレイするとその圧倒的な自由度に驚かされます。

地上が霞んで見える程の上空にそびえる天空の城

遠景が見渡せない程の高台から流れ落ちる秘境の滝

栄華を誇った文明の巨大な廃墟

全て自由自在!
また、その高低差を利用して、しっかりと海の中まで表現されているし、鉱山の町オッカムルでは、荒野の大地にぽっかりと空いた坑道からはるか真下の谷底を見ることもできる。何という浪漫か

もちろんアレもできます。「空から女の子が」ごっこ

上空から坑道に飛び込み、風のマントを開いたらこう叫びましょう

親方!空から女の子がッ!!





最高ポイント2 高い位置に水を配置できる

高低差もそうなんですが、前作から一番変わったポイントはこれです

高い位置に水を配置できる

買いです。神ゲーです。

ビルダーズ1の不満点をあっさり解消してきました

しかも水を汲んだり流したりできます。

前回はどんなに川をつくりたくても、滝をつくりたくても、温泉をつくりたくても、地上1マスまでにしか水を配置することができず、しかも、水は穴のある空間にオートで満たされるのみ

しかも、水を消滅させるには、つづきの空間全てをブロックで埋める必要がありました。

ビルダーズ1のリムルダール編は、町の外が毒の沼地で囲まれた状態でスタートするのですが、復興させた後は、綺麗な水で満たしたいと思うのが人というものですよね

でも、毒の沼を消滅させるには、数万もの水場を全て手作業で埋めるという途方もない作業が必要であり、実行した勇者はほとんどいませんでした

今回の水環境の改善は、川は山から湧いて海へ行くという自然の摂理をナチュラルに表現していて、しかも、あらゆる景観を簡単に、しかも美しく再現できるようになりました。凄い




最高ポイント3 空を飛ぶことができる

初めて見た時は思いました


ゼルダか


風のマント・・ああなるほど、伝統のドラクエアイテムをHDゲームにうまくぶっ込む素晴らしいセンス

正しくは“滑空”するのですが、これが最高に気持ちいい

ビルダーズ2の飛行は、グライドの心地よさ持ちながら、すぐに、その場での滞空に切り替えることもできるという、3頭身キャラと世界観を活かしたちょっと非現実的なものなんですが

ゲームとしてはちょうど良く、色んなオープンワールドゲームをやってきた中でも、最高のバランスになっていると思います。




最高ポイント4 ワープすることができる

全体マップからファストトラベルが簡単にできます

しかも脅威のロード時間ゼロ(PS4のDL版)

要となる「からっぽ島」では、拠点ごとに、それぞれのストーリー島では「みちびきのたま」を起動させたポイントごとに可能であり、素材集めのたびに、いちいち遠出する苦労から解放されました。

また、今回は「ダッシュ」が実装されているのも地味に嬉しいところ。

拠点にポンポンとワープして、ダッシュで現場まで駆けつける、移動関係は、前作から、あらゆる無駄が排除された親切設計になりました。




最高ポイント5 持ち物が999個単位となる

空間の巨大さに対応するため、前回までは1アイテムの最大所持数は99個だったものが、今回から999個になっています

1では、すぐに大倉庫がいっぱいになり、いつも「削除」する作業をしなければなりませんでしたが、今回は「大倉庫」にあたる袋の所持枠が拡大、道具の出し入れもワンタッチで出来るようになっており、道具の整理が劇的に簡単になりました。

他にも

  • 「武器」と「ビルダーハンマー」が別物の扱いとなり、武器を振り回して建物を壊す心配がない
  • ボタン押しっぱなしでハンマーを振り続けることができる
  • 農業や料理など、住民が自動で煩わしい「作業」を引き受けてくれる
  • リフォームコテで、壊すことなくブロックを入れ替えることができる

等、ありとあらゆるユーザーインターフェースが改善されています。

全く別のシステムになったわけではなく、前回の不満点が正統に進化しているという、まさに、続編中の続編と言える仕上がりじゃないでしょうか




最高ポイント6 からっぽ島にも人が住んでいる

前回のフリービルドモードである「知られざる島」は、ランダムに現れるキャラクターが、島の中をうろうろするだけ、しかも何故か定期的に入れ替わり、AIも貧弱で、すぐにブロックの間に挟まり、広大な島で滅多に会うことができないという寂しい仕様になっていました。

ところが、今回の「からっぽ島」は、最初からストーリーに関わっており、住民たちもストーリーで一緒に戦った仲間たち

そして、夜になったら宿屋で寝て、朝になったら食事テーブルでごはんを食べ、トイレに並び、モンスターと戦う

住民が住む場所は「名簿」で管理することもできるし、それぞれに個性があって、気軽に吹き出しで喋りかけてきますし、土を耕したり、料理をしたりしますし、からっぽ島を開拓するのだ!という目的を共有しているため、非常に人間味があって落ち着きます




最高ポイント7 新しいモノづくりの数々

何と言っても嬉しいのは、前回から大幅にグレードアップしたモノづくりの数々。

水場の他、トイレ、風呂といった生活家具の充実で、一気に生活感を出せるようになっています。

新登場した「手すり」「木の柵」には、配置するとオブジェクト同士が自動で繋がるという面白い属性を持っていて、崖の上の柵や、町の境目などに配置すれば見た目の豪華さが凄いですし

窓ガラス、カウンターテーブルというお馴染みの家具も、「つながる」属性を獲得しているため、L字のテーブルや、ショーウィンドウ、テレビモニターっぽい表現や水槽も簡単につくることができるようになりました。
朝と夜の切り替えは、相変わらず一気に進みますが、フィールドが拡大したことで全体的な情景の美しさもグレードアップしていて、新しいロケーションに臨む度に感動してしまいます。

そして、ストーリーが進むと徐々に明らかになってくる、少年シドーと、ハーゴン教団の秘密とは・・!?

ドラクエ好きでなくても楽しめる。ドラクエ好きなら2倍楽しい。

やり込んだ人でも、新しい気持ちで取り組めますし、むしろ、1よりもはるかにプレイしやすくなっているため、初めての人にこそおすすめです

私にとって、史上最高のゲームとなりました

ありがとうスクエニ

ありがとうコーエーテクモ




ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島 PS4版



ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島 Nintendo Switch版





ビルダーズ2 感想その2 なにもつくれない少年・シドー
ビルダーズ2 感想その1 現在地



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2 件のコメント :

  1. しよさん こんばんは~ソーマです。
    当方も現在、ドラクエビルダーズ絶賛プレイ中です
    ……今頃1の方ですけど(^o^;)
    2になると、1の色々な煩わしさから開放されるのかと思うと早くクリアして2を買いに行きたい…(>_<)
    しかし星ドラと並行してプレイ中なので、いつになる事やら。
    2019年もドラクエ一色な一年になりそうです(^_^)/

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    1. ソーマさんおはようございます
      ビルド要素は2の方がパワーアップしてますが、ストーリーは1もなかなかいいですよ
      ルビスが普通に話しかけてきたりロトの勇者関連でファンには嬉しいポイントがたくさんありました
      今年もドラクエ一直線でいきましょう!

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