総督という役職は、「領土を拡大した国家が支配地域に置いた太守」といったイメージですよね
ドラクエに馴染みのない「総督」「副総督」という言葉が登場したのは、ハーゴン教団の教えが、徐々に世界中に拡大しているという印象にぴったりだったからだと思います
だいたいDASH村みたいなもん
船でモンゾーラ島にやってきたスイスとシドー緑が豊かな島のはずなのに、枯れ木や泥が広がっている様子をみて、シドーが「妙だな」とつぶやきます
やがて、人がいる村へとたどり着くと、今回のメインキャラであるチャコが登場し、事情を説明してくれました
アラレちゃんッッ!!
チャコ「ここはモンゾーラ島。かつてはあざやかな緑にあふれ、たくさんのお野菜が育つみのりの島でした」
「…でも。ババンゴの実があらわれてから、すべての土がくさり、不毛の島になったんです…」
「わたしはこのくさった島に、かつての大農園を復活させたい。そして緑を取りもどしたいんです!」
なるほど・・
ひとことで言うとんちゃ!だそうです
ならばモンゾーラの農業はビルダーに任せろ!
ピンク色のこいつがババンゴの実
モンゾーラのいたるところランダムに出現し、しばらく経つと熟れ、ガスを巻きちらし、あたりの植物を枯らすわ、土を腐らせるわ、プレイヤー側にとっても非常に不快な存在に仕上がっていました
他にも、この先も長く付き合っていくことになるドルトンさんやポンペさんなどのNPCが登場し、ババンゴの実にもくじけずに懸命に作物を育てようとしています
ドルトンは町長キャラで、チャコに向かって農業など諦めろ!と言いますが、大農園をつくるのが夢なんだというチャコは、決して諦めようとしません
シドー「ユメか…。オレにはユメとかキボウってのがイマイチわからないが…」
ということで、モンゾーラの建設がスタート
最初はカカシをつくり、わずかに残っていた健康な土にキャベツのタネを植え、水をまき、農業をする方法のチュートリアル
ほとんど何もない状態から農業をスタートするので、イメージはだいたいDASH村と同じですね
ビルダーズ2は、前作とは違い、こうしてNPCにもせっせと働いてもらわなければ、食べ物の供給がめんどくさいことになります
原作と同様、2は一人でクリアできるものじゃないんだと、仲間システムが基本なんだということを暗示しているんでしょうか
せっせと畑を耕し、良く動き汗を流した日の夜
モンゾーラの月は、それはそれは輝いて見えましたとさ・・
・・・・
そして、夜があけた・・!
マギール、それは今作最大のツンデレ要員
次の日、不思議なタネから立派な木が生えてきたことに対し「破壊神さまのバチがあたるかもしれない」と恐れるチャコこの世界におけるハーゴン教団のことを説明してくれました
チャコ「ここは大神官ハーゴンさまが説く、ハーゴン教団の教えが信じられている島…」
「島にくらす人々はみんなモノづくりを悪とするハーゴン教団の信者なんです!」
前作との最大の違いはここ
ドラクエビルダーズ1は、世界にたった一人しかいない、モノづくりができる存在である「ビルダー」が、闇に堕ちた勇者の代わりに「竜王」を倒し、世界を救う物語だったのですが
今回のビルダーズ2は、主人公ではない人間も普通にモノづくりができます。ただ、ハーゴン教団によってモノづくりが悪だと信じられている世界なんです
そして、そのタイミングで現れたハーゴン教団の「副総督」を名乗る「まじゅつし」
まじゅつし「おのれ、ゆるさんぞ!ワシが治めるこのモンゾーラ教区で物作りに手を染めるなどっ!」
「ん?よく見ればこの木は・・」
「これは、島に緑をもたらす恵みの若木にちがいない…」
「フム…。ワシはこの木を見て気が変わったぞ…!」
「教団本部には秘密で、この木を育てることをゆるしてやろう。しかし、しくじれば命はないっ!」
戦闘になるかと思いきや、以後、何故かモンゾーラに居座り、DASH村の一員になった魔術師。
人間たちの行動に文句をつけながらも、その実、村づくりを手伝ってくれているという、本作最大のツンデレ要員です
名前をマギールさんと言います
そういうポジションのキャラを「まじゅつし」のビジュアルで登場させるドラクエって、もうさすがとしか言いようがない
ここからは割と自由!
畑を広げるために、各地に点在する人に声をかけ、種を集め、腐った土を綺麗にする方法を探して西へ東へ走り回る
初期からどうぐ袋も使えるため、ストレスなく、目に見えているあらゆる素材を叩いて集めます
フィールド上は、各地に「デカい」モンスターが存在していて、うかつに手を出すと返り討ちに
今回は普通にレベルアップの概念が存在していて、レベルが上がることでも装備のレシピが解放されたりしました。
また、フィールドには「ビルダーパズル」なる構造物が点在していて
完全ノーヒントでパズルちっくなクイズに正解すると、小さなメダルがもらえる仕組みです。後回しでも大丈夫です
東の岬へ行くと、そびえたっていた巨大な風車
今回は建物の表現が本当に素晴らしい。
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