ドラクエ8をやっていた頃は、何でも無条件に楽しいと感じる世代でしたが、大人になった今、果たして今回のドラクエ11を純粋に楽しむことができるのか、プレイ前は少々心配でした。
せっかくブログをやっていることだし、ずっと前からドラクエ11の感想を書きたいと思っていて
でも歴代ドラクエをプレーしてきた身としては、色めがねなしでドラクエ11を評価することができるのかと悩んでしまうわけです
ということで、ドラクエをやったことがない人も、ファンの人にも正しく伝わるようにと思って、発売1か月前からすべての情報をシャットアウトし
私のゲームライフで培ってきた感性のみで、ドラクエ11を真っ白な気持ちでプレイしてどう感じたのかをレビューしてやろうと思って準備してきました!
本日、ドラクエ11が発売されたわけですが
PS4版をプレイした感想をまず言わせてもらうと
これは想像以上にドラクエだった
ということです
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PS4で表現した想像以上のドラクエ世界
たぶんこれから出てくる感想もほぼ同じ意見でないかと思いますが、具体的には
①キャラクターがドラクエ
まず本当にこれ。ドラクエ11の主人公は全く喋らず、最初は幼馴染のエマとの会話で話が進んで行くんですが、このエマが今時のゲームじゃほとんど見ないヒロイン像。
ダンジョンの探索について来てくれますが手出しはしません。後ろから健気に応援するのみ。
エマ「スカーフが風に飛ばされちゃうなんて、私ってはホント ドジだよね」
こてこてか
主人公も全く喋らず、物語の進行は周りの人の会話で成立していくスタイルです。
最初は全員にボイスがないのが不自然に感じましたが、そのドラクエらしさすぐに慣れました。
②動きがドラクエ
ドラクエ11の操作キャラである主人公は×ボタンでジャンプをすることができるんですが、そのジャンプの動作がとても「もっさり」していて、面白い効果音を初めて聞いた時は、思わず笑ってしまいました。
ドラクエと言えばドット絵のDNAを受け継ぐ古典的RPGなので、3Dで表現された世界を縦横無尽に冒険するのに必要なノウハウはあまり蓄積されていません。
今回のPS4で表現された美しくリアルな世界で「ジャンプができないというのはさすがに不自然なので、仕方なくジャンプできるようにしました」感が凄くて、残念ながら、爽快さとは程遠い仕上がりになってます。
でも、ダンジョンの崖をよじ登ったり、細い足場を危なげなく渡ったり、これまでのドラクエでは考えられないアクションが満載でチャンレンジ精神に溢れてますね。
そして戦闘シーンで剣を振るう動きとか、イベントシーンのカットなどは非常によく考えられており、洗練されていて、何回見ても飽きません。
ドラクエな得意な部分と苦手な部分がはっきりと表れてしまったなと感じるのが「動き」「アクション」の部分です。
③展開がドラクエ
最初の情報で「今作の主人公は勇者である」と聞いていましたが、まさか、今までのドラクエのように旅立ちの朝、母に起こされ、見送られることになるとは思いませんでした。
PS4という最新の表現力でもって、そういうドラクエらしい展開を盛り込もうという気概が随所に見えて
母の見送りもそうなんですが、例えば幼馴染がピンチに陥ったり、村の子供が勝手にいなくなってダンジョンの中で助けを求めているとか、ドラクエにあったなあと
成人の儀式からスタートするというほのぼのとした雰囲気がある一方、主人公の母が「お前が勇者だ」と告白する緊迫のイベント、エマとの別れとか、感動と情緒にあふれ
最近ではほとんど見ることができない剣と魔法の世界がここにはあった!
それと最初の村からいきなり「魔法の扉」とか鬼か
中盤のカギを手に入れるまで「最初の村には扉があった…」「最初の村には扉があった…」と何回も唱えて覚えておかなければいけない
これぞドラクエ的展開
地図マニアが認めるフィールドマップ・町マップ
私は大正時代の古地図とかを見て、想像を巡らしては一人でほくそ笑むという結構な地図マニアで、グーグルマップなんかも何時間見ていても飽きないんですがゲームの楽しみの一つが「マップ」ですよね。
PS4はオープンワールドゲームの勃興で、マップの端から端まで歩いて〇時間!という凄いものがたくさんあって
ただ、広いのはいいんですが、一人の地図好きとしては、例えばどこにも繋がっていない道だとか、無意味な崖だとか、何の歴史もストーリーも込められていない場所というのは興味がわかないわけです。
そういう意味でドラクエ11のマップは広大とは言えないものの、ロケーションごとによく考えられいて、キャンプやモンスターも、ちょうど未開の地を冒険をしている感じが出る絶妙な配置がされています。
イシの村の洞窟を抜けると、デルカダールの城が見える演出なんか最高ですね。
ワクワク感がもう止まらない
あとこれはどうしても言っておきたいんですがドラクエ11は町が非常に素晴らしい。
間違いなく歴代ドラクエナンバー1です。
PS4の町は、広さとディテールの作り込みのバランスを取ることが難しく、広くなれば中身がスカスカ、作り込むと家が数軒だけという悲しい状態になってしまうのが常ですが、ドラクエ11はその中間ぐらいを目指している感じで
町の中どこを撮っても絵になるというクオリティを保ちながら、探索できるボリュームがしっかりと確保されています。
それは地図好きも納得の完成度で、一切の手抜きを感じられないものになっています!素晴らしい。
そして街中では犬の鳴き声や、鳥の羽ばたきなど人々の生活が感じられる色んな仕掛けがほどこされており、くまなく歩き回りたくなってしまい、ゼルダのようにありとあらゆる場所に行けるわけではありませんが、思ってた以上に段差から飛び降りることができ、自由度もあります。
どちらかと言えば、フィールドよりも、町マップの方見どころが多く、おすすめしたいポイントですね。
こんな町があと何個も見れると思うとたまりません!
夕焼けに染まるイシの村 |
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モンスターの魅力
ドラクエといえばモンスター!モンスターはドラクエを「国民的PRG」にしている最大の要素であり、モンスター抜きにはドラクエを語れません。
ドラクエ11の魔物たちは、PS4の看板に恥じない見事な動きを見せ、魅力を爆発させています!
戦闘シーンは、ドラクエ伝統のコマンドバトルですが、これに「自由に動き回れる」という要素を加えただけで、とても斬新なものになりました。
作戦の「めいれいさせろ」で全部の行動に指示を出してもいいですが、「ガンガンいこうぜ!」など、おなじみの作戦を指定しておくだけで、ボタンを押す回数が減るのでとても楽でおすすめです。
フィールドの移動中、モンスターたちはシンボルとして見えていて、それに触れるとエンカウントに突入するという形なんですが、
モンスターたちは、ただ目的もなくうろうろと動き回っているだけではなく、ドラキーが木にぶら下がっていたりと、お馴染みのモンスターにも、それぞれの生活やあるんだなと感じることができます。こんなモンスター今まで見たことがありません。
ますますモンスターのことを好きになってしまうなあと思わずにはいられません。
ドラクエ史上最も魅力的なキャラクターたち
ドラクエの主人公といえば、「プレイヤーの分身」に設定されているあなた自身なのでこれまで一切喋ってきませんでした。ドラクエ11でもそのスタイルは踏襲され、最近のハイエンドゲームの中で「主人公が喋らない」という異色の属性は、ドラクエ11の個性を際立たせています。
旅の仲間たちも、PS4の表現力でもってリアルさを増したせいか、キャラクターが魅力的です。
PS4のドラクエは、旅の仲間以外にも、幼馴染、母親など個性あるキャラクターがたくさん登場し、村人一人にいたるまでよく作り込まれていてずっと見てられますね。
ドラクエ11総合評価
ということで、技術面やゲームとしての質はこれまでのドラクエと比べ物にならない程向上していますが、ディテールは今までのドラクエと同じ方向性を目指していて、プレイしてみると「やっぱりドラクエだわ」となるゲームです。
そういうノスタルジーに訴えかける以外にも、上で書いたような
- フィールドマップ
- 町マップ
- モンスター
- キャラクター
といった数多くの見どころを持っていて、往年のファンだけでなく、初めてドラクエをプレイするという人も手を出しやすい、親切なつくりになっています。
まだドラクエ11をプレイをしていないというあなた!ぜひプレイしてみることをおすすめします!
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて | ||||
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こんにちは!
返信削除ぽんぽこぴーです!
うおおおおおおおおっ!!!!
めっちゃ面白そうじゃないですかっっっ゚(;゚∀゚)=3ムッハー
うううううう
めちゃくちゃ迷って断念したはずなのに、、、
これは、今すぐにでもPS4ごと購入してしまいそうです((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ダメだ、、、買っちゃダメだ、、、
ぽんぽこぴーさんこんにちは!めちゃくちゃ美しいですよPS4
返信削除ストーリーが同じなんで3DS版もいいですけど、私はPS4版買ってよかったと思いました!おすすめです
発売日にドラクエをレビューできるとは人生で初めての経験です