ドラクエ11 感想その37 ドラクエがぱふぱふシステムを続けている3つの理由

ドラクエ11 パンダ
女王リーズレットを助けたことで6つ目のオーブを手に入れ、ついに命の大樹を目指すことになりました

思えば、ホムラの里でベロニカと出会ってから、ずっと命の大樹を目標にして旅をして、ついには世界中を回るはめになってしまったことを考えると、ずいぶん遠回りをしているものです。


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ドラクエがぱふぱふシステムを続けている3つの理由

ドラクエ11 ムフフ本 ピチピチバニー
ロウ「よいかしよ!わしらの旅はまだまだ続くぞ。いざ行かん!命の大樹のもとへ!」

そんな節目のシリアスなシーンにもかかわらず、フトコロから「ムフフ本」を落としたロウ

後から分かるんですがこれは伝説のムフフ本「ピチピチ★バニー」です。
ドラクエ11 ムフフ本 ピチピチバニー
ロウ「あわわっ!ダメじゃ!見てはイカン!」
ドラクエ11 ムフフ本 マルティナ
マルティナ「ロウさま…。旅先でそういうものを集めるクセ、まだ治ってなかったのですか」

マルティナの反応は「あ然」「憐み」

ドラクエといえばお馴染み「ぱふぱふ」、「おんせん」、「ピンクのレオタード」系に代表されるようなセクシーネタ

冷静に考えるぞこのシーンは凄いぞと。



そもそもマルティナの違和感だらけのこのセリフ、男がムフフ本を集めるのは断じて「クセ」ではないですし、決して「治す」ものでもなく

「マルティナったら男心が全然分かってねえな!」と、プレイヤーに思わせようとしているセリフですよね。

このロウが本を落とすシーンにどう対応するかで、例えばマルティナであれば「歴戦の武闘家だが、恋の戦歴は浅い」というキャラクター性を見事に表現していて

ドラクエがそういった「ぱふぱふシステム」を続けているのは、「下ネタ」という禁断の、しかし下品にならない程度のギリギリのかけあいを通じ、キャラクターの個性を丸裸にし、プレイヤーの共感を引き出すことを目的にしているからなんだなあと

計算され尽くしているドラクエのセリフには、改めて感嘆せざるを得ないわけで

まあ、それが理由の1割ぐらいだとしたら、あとの9割は





青少年の性的興奮を煽るためですよね




やむを得ない。


ゲームであれマンガであれ、古くは江戸時代から大衆娯楽というものにエロ要素はつきもので、それは売り上げに直結するからなんです。

日本人はもともと性に寛容な人種らしく

今でもジャンプに1つはエロ枠、スマホの広告は「うぅっ殿の指揮が下手だから、私こんなになっちゃったじゃないですかぁ」状態なわけで、直にエロを売りにして訴えかける手法はとてもメジャーなもので

でもドラクエのセクシー要素って、スマホ広告と違って売り上げを左右するレベルではないと思いますし、じゃあ何故それでも「ぱふぱふシステム」を続けているのかといえば、

やっぱり先程の「1割」という要素も本当に大きいんじゃないかと思いますし、実際のところ、作り手が楽しんで入れている「ネタ」のようなものなんだろうなと
ドラクエ11 ムフフ本 シルビア
シルビア「フケツよロウちゃん!」

シルビアの反応は「真面目」

その証拠に、今回、社会的地位のある老人が、密かに楽しみにしていた下衆い趣味を暴露し、それをイジり倒すことで笑いに繋げるという、あまりにも可哀想で高度なやりとり

体面を気にしないロウの、体を張った渾身のボケとも見えなくもない
ドラクエ11 ムフフ本 ベロニカ
ベロニカ「あーあ、おじいちゃん。かっこよく決めたのに台無しじゃない」

ベロニカの反応は「無関心」

逆に悲しい。もっと蔑んで欲しかった
ドラクエ11 ムフフ本 ロウ
ロウ「まっ待ってくれ!違うんじゃ!これはっ・・」

アクシデントにしろ、わざとにしろ、パーティ内にはクレイモランの雪よりも寒く、重い空気で満たされることになりました。






名前はまだない

ドラクエ11 パンダ 熊
シケスビア雪原には熊のようなパンダが現れる。ワンピースっぽさ!
ドラクエ11
雪国を抜けると、緑豊かな山岳地帯

はるか遠くに見えていた命の大樹ですが、いつの間にか、見上げる距離まで近づいていました。
ドラクエ11 聖地ラムダ
やっとたどり着いた「聖地ラムダ」

ベロニカと会った時の会話から、ラムダ「族」の「里」とか言っていたので、もっとこうチャモロっぽい雰囲気を想像していたんですが、石造りのとても洗練された雰囲気の町ですね。
ドラクエ11 ラムダ
セーニャ「はい…この地こそ私たちのふるさと。命の大樹と共に世界を見守ってきた神語りの里、聖地ラムダですわ」
「世界中の命を束ね、見守りし命の大樹よ。今日このラムダの地に、またひとつ新たな命が生まれました」

「かついて古き葉として散った命は、こうしてまた新たな葉として芽吹き…。また違う一生を歩んでいくことでしょう」

「われらの母、命の大樹よ。聖地ラムダのいとけない若葉に、どうか祝福を授けたまえ…」

聖地ラムダの住民の服装は、塩野七海「ローマ人の物語」を読むとめちゃくちゃ詳しくなるという古代ギリシア・ローマ人の服装「トーガ」をアレンジしたもの、

また、靴はヒモ状のサンダル、いわゆる「グラディエーターサンダル」を履いていること、「ラムダ」の語源はギリシア語ということからも、ラムダの里のモデルは古代ギリシャだと思われます。
ドラクエ11 ラムダ 長老ファナード
「私は聖地ラムダの長老ファナード。こうしてお会いできる時を何年もの間お待ちしておりました」

ファナード長老は、ベロニカとセーニャを「双賢の姉妹」と呼びます。
ドラクエ11 ベロニカ セーニャ 家
ちなみにベロニカとセーニャの家




神殿か



この双子は神なのか?
ドラクエ11 ベロニカ セーニャ 父
「おぉ勇者さま!聖地ラムダへようこそいらっしゃいました。私はベロニカとセーニャの父です」

「私たちの天使、ベロニカとセーニャならきっと勇者さまを見つけると思っていました。これからもふたりをよろしくお願いします」
ドラクエ11 ベロニカ セーニャ 母
「あなたが伝説の勇者さま…。ウワサよりもお若い方なのですね。私がベロニカとセーニャの母ですわ」

「まだ若い勇者さまにとっては手に余るかもしれませんが、うちの娘たちを守ってあげてくださいな」

ベロニカ・セーニャの父と母、神の両親にもかかわらずかなり普通の方。そして名前はまだない
ドラクエ11 夢見
「いにしえの時代より、この聖地ラムダには数百年に一度夢見のチカラを持つ者が生まれるという」

「夢見とは、眠っている間にすこし未来に起こることを夢に見るというなんとも不思議なチカラである」

「夢見のチカラはこの数百年の間、多くの人間を導き救ってきたが、チカラの正体についてはよくわかっていない」

「昔の学者が残した書物によると、一説には大昔、聖地ラムダに住む者の先祖が空より授かったチカラだとか…」

神秘的ですね

夢見とは長老ファナードのことらしいです。
ドラクエ11 本 ラムダ
「はるか昔…邪神がこの世に現れた時、ひとりの勇者が立ちあがり、仲間と共に邪神を討つ旅に出た」

「ここ聖地ラムダという里は、その勇者たちの旅を支えるために集まった人々が作ったものである」

「そして、聖地ラムダの先祖たちは、勇者に世界を救ってもらった恩を忘れぬため、その伝承を永遠に残すことにした」


「神語りの里聖地ラムダ…。その呼び名は、ひとえに勇者への感謝と敬意の表れである」

どうりで里のみんながチヤホヤしてくれるわけです

色んな経験を積んで、試練を乗り越えここまでやってきたわけですが・・この里に来るのが最後でよかった!

はじめからこんな環境で「勇者」をしてたら、態度のデカいとんだ勘違い野郎が生まれているとこでした



ドラクエ11 感想その38 勇者はなぜ「命の大樹」に選ばれたのか
ドラクエ11 感想その37 現在地
ドラクエ11 感想その36 エッケハルトとかいう雪国編の英雄


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3 件のコメント :

  1. ドラクエ11感想シリーズ毎回楽しみにしてます!引き続き頑張ってください!

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  2. コメントありがとうございます!がんばらせていただきます
    実はドラクエ11まだクリアできてないんですが、今月中にはようやくクリアまでたどりつけそうです!

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    1. 最初にコメントしたものです!

      私も同じくPS4でドラクエ11をやっているのですが、しよさんと同じように作り込まれた景色や建物を観察しながら旅行気分で楽しんでいます^^

      これからもゆっくりでいいので楽しみながらプレイしてください!

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