友が魔王に魂を売っていたことと同じくらい、その変わり果てたファッションセンスに驚きを隠すことができなかった・・!
この服は何ていうのか・・ザビエル系?と思って調べてみたらザビエルはそんなにザビってませんでした。
むしろ天草四郎系?と思って見てみると
天草四郎時貞像 |
こういう襟に蛇腹のようなヒダがついている服は「襞襟(ひだえり)」といって、中世のヨーロッパで流行した服装なんだそうです↓
ヒダ・エリ・スゴスギー伯爵 |
そういえばアレに似てるなと思って
©株式会社クロス・クローバー・ジャパン |
犬や猫が病気の時に装着されるアレ
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ホメロスはなぜ魔王に魂を売ったのか
グレイグ「なぜ魔王に魂を売った!?共にデルカダールを守る・・・そう誓ったはずだ!ホメロスッ!」ホメロス「…なぜ?なぜと問うのか?お前が?私に…?ははは。はは……はっ……ハハハハハハハハ」
「では私もお前に問おう」
「なぜ…お前は私の前を歩こうとする?」
「なぜ…お前ばかりがチカラを得る?」
ここで回想シーン挟まる
幼少の頃のホメロスは、グレイグとの誓いを果たすため必死に勉強をしています。
時代は変わって青年となり、城の広間でデルカダール兵士の服を着ている2人。
その時のホメロスは、ペンダントを大事に握りしめ、子供の頃と変わらない心でいるということが匂わされる
次いで、戦いで手柄を立てたのか、市民に祝福され入場してくるグレイグ
ホメロスは、友を祝福しようと手を差し出すものの、誇らしげな顔をしたグレイグはそれに気が付かず、素通りします。
ホメロスは、グレイグが王から祝福を受ける姿を見て、ペンダントを硬く握りしめました
ニュースっぽく言うと「警察などへの取材から、ホメロスは無視されたことに腹を立て、魔王に魂を売ってもいいと思った、などと曖昧な供述を繰り返しています」だと思うんですが
グレイグの今までの言動を見ると、友人の握手をスルーするような人物ではないですし、ホメロスはホメロスで、青年になるまで誓いのペンダントを握りしめ、人一倍、デルカダールを守るという気持ちが強い人間なわけですから、このシーンは「きっかけ」というよりも「象徴」だと思います。
ホメロスの心の闇が垣間見える一つの象徴的な場面です。
ホメロス「私はもう、お前の後ろは歩かない」
「愛も、夢も、光も、そして友も…。この世界ではなんの意味も持たない」
「あるべきはチカラ。世界を統べる…闇のチカラだけ」
ホメロス「私のチカラを認めてくださるあの方こそが真の王!王の歩みをジャマする者は、私が許さぬ!」
グレイグ「故郷を奪われ、民を失い…友は去った」
「英雄と呼ばれて戦い続けても、俺に守れるものなど何もないと思っていた」
グレイグ「だが…まだだ」
「まだ俺にも守るべきものがある。しよが世界を救う勇者なら…俺は勇者を守る盾となろう」
「ホメロス…いや、魔王の手の者よ。その命、私がもらいうける」
ホメロス「できるかな?我が友よ」
理由は分かりませんが、ホメロスは人一倍、自分に対するコンプレックスを抱いているような人間で、認められたいという気持ちが誰よりも強かったものと思われます。
デルカダールの名門出身であることを考えると、普通の人には理解できませんが、小さい頃から激しい競争の中で育ち、自由と創造性を奪われ、勝利することのみ価値を感じるよう教えられてきた少年にとって
グレイグと比較されることは、いつしか苦痛となりましたし
自分の存在価値を否定される存在となっていきました。
ホメロスの「なぜ?なぜと問うのか?」というセリフからも、親友であるグレイグは、そういう気持ちを理解してくれていると思っていたし
ホメロスの言葉は「なぜお前は、私の存在を否定するんだ!」という心の叫びであり、親友グレイグの裏切りであると感じていたはずです。
実際のところ、バンデルフォンを追われたグレイグは、デルカダール王に仕えることとなり、認められたくて必死に生きていただけで、ホメロスの気持ちなど全然理解できなかった。
ホメロスにとって、自分を保つために逃げ込んだ先が魔王であったわけで、本人にとってはいたく真剣でまっとうな道であり
また、ニブ男グレイグにとって、今分かることといえば、自分の道を貫くべく「世界を救う勇者を守る」という答えだけ。
ともにデルカダールを守ろうと誓い合った2人の若者でしたが、その道が二度と交わることはありませんでした。
グレイグの男泣き
「我は思う…。そなたらはいやしい光を望む者たち。そしてなにより哀れな者たち…」
「ンフフフフフフ。さぁけがれた光を癒しましょうぞ」
右目にパープルオーブだと!?
それより
ホメロスは?
プレイヤーが言うのも何ですが、たぶんホメロスが参戦してたら「ひとひねり」ですよ。
魔王様の緊急招集で立ち去った・・とか何とかですねきっと
「六軍王」という名前を聞いて、今後順番に強敵が立ちはだかるという少年ジャンプ的な展開があるに違いないと思い興奮してしまったわけですが
実際ゾルデは今までのボスより強く、とても苦戦しました。
おすすめしたいのがこれ、グレイグの「におうだち」
2人分のダメージを全部自分に集中させるという男の中の男の特技です。
勇者は俺が守る!
という雰囲気が伝わってきますね
でも私は使うたびに「ゴハンを守るピッコロ」を思い出してしまうのであまり使いたくないです
ゾルデ「ンフフフ…フフ。おお私の愛しき闇が……ああけが…らわしい。光があふれ…」
ゾルデを倒すと戻ってくるパープルオーブ。めっちゃサムライっぽい背景がありそうな敵でしたが、特に語られることもなく終了です
グレイグ「常闇は消えた。しかし皆が心配だ。一刻も早く砦に戻らなくては」
だがその前に
におうだち!!
勇者は俺が守る!そしてシャツが「からし色」だと!?言いたい奴には言わせておけ!
イシの村に帰ると、村人がグレイグの勝利をたたえ、サプライズ凱旋式をやってくれます
物資が何もない村ですので、行進しながらただデルカダール国歌を合唱するだけですが、グレイグにとってこれが嬉しかった
いまひびくよろこびの歌
朝が来た朝が来た
我らを照らす明日への光
大鷲が天に舞い我らをたたえる
山河の水は清く澄み我らを癒すだろう
歌えデルカダールの民よ
強き心の太陽の民よ
歌え歌えよろこびの歌を
デルカダール王「グレイグ…よくぞ…よくぞやってくれたっ!」
作戦は成功し、イシの村も全員無事だっと分かると
サプライズに緊張の糸がきれ、思わず目頭が熱くなるグレイグ
主人公である勇者といえば、もうイシの村に来てからの存在感はゼロ
デルカダール王「しよよ。グレイグとチカラを合わせ、よくぞ太陽を取り戻してくれた…礼を言おう」
「しかし世界はいまだ混乱をきわめておる。そなたはこの世界の希望、勇者じゃ!どうかロトゼタシアに光を取り戻してくれ」
「…グレイグよ。今日まで我らが王国のためよく戦ってくれた。今宵の勝利はお前のチカラあってこそのもの…」
デルカダール王「さればお前のその剣を、いまこそ世界のために役立てるときじゃ。意味はわかるな?」
「砦のことは案ずるな、民は強い。そしてわしもな…ハッハッハッハ!」
グレイグは王の命令を受け、正式に勇者とともに旅立つ決意をする。
あっ・・いいシーンなのにスクリーンショットが変な姿勢!
デルカダール王「皆の者、夜が明けたぞっ!…我らの勝利だっ!」
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先日、追い抜いちゃったと言った者です。
返信削除ここはホントに泣けました。
XIは全体にそうなんですが、NPCのセリフの作り込みが本当に素晴らしい。
特にこの最後の砦では、なにかあるごとにNPCの配置やセリフが細かく変わるんですよね。
ストーリーなかなか進まなくなるけど、ここではすべてのセリフをきちんと聞いておくことを、後続の皆さんにお勧めします。
暗闇でしょぼくれながら歌を歌ってた楽団や、旗を縫っていた女たちの様子をきちんと観ていると、サプライズ凱旋式の重さがぐっと増しますよね。
デルカダール王がいつまでも悪人顔なことだけがざんねん。
Taqwanさんこんばんは
削除11は町の人やら名脇役たちのセリフは本当にいいですよね。イシの砦のセリフがそんなに変わるとは知らなかった・・早く仲間を集めたくてソワソワしてましたからね。2週目は気を付けてやってみよう
デルカダール王は笑顔のシーンでもあればまた印象が違いそうなものですが、会議でもずっとしかめっ面でしたのでもともと堅物なのかもしれませんね
ロウと比べても・・ヒゲが貫禄ありすぎるのかな?