ドラクエ11

ドラクエ11 感想その55 ユグノアG4サミット首脳宣言とりまとめ

四大国会議（よんたいこくかいぎ）とは

• ユグノア
• デルカダール
• サマディー
• クレイモラン

の代表者が1か所に集まり、安全保障や共通の政策課題について直接話し合う場で、決して、徳島、香川、愛媛、高知による四国大会議ではない。

十数年前までは、グレイグの出身地であるバンデルフォン王国を加えた「5大国会議」が開催されていましたが、同国は魔物の襲撃によって滅ぼされてしまいました。

事前パーティの席で、クレイモラン王は「全ての王が集まることは前代未聞」と言っているので、本来は、外務大臣や防衛大臣クラスが参加する閣僚会議であると思われ

そこに各国の王が直接乗り込んできた形です。

サマディー王は「我が国だけのけ者にされるわけにはいかない」と言っていることからも、各国の首脳にとって、それほど勇者が生まれたという事実は、重大な出来事だということですね

ちなみに、現代で言うと4カ国の首脳会議なので「G4」ですが、ヒゲ率100％のような今回の場合、Gは当然ジジイのGという意味になります。

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議事録1 ローシュ戦記をどう解釈するか

 ロウ「あのアザがある。間違いあるまい…」

ロウ「暗黒の 深淵にたゆたう邪悪の神。凍てつく黒き闇をまといて母なる大樹に迫りし時…」

「光の紋章を携えし勇者、聖なるつるぎで邪悪の神を討ち…閃光となりてロトゼタシアの地を光で照らさん…」 

なぜか現役ではない前国王のロウが参加していますが

ユグノアはホスト国として議長を選ぶにあたり、ことの重大性から大臣などでは務まらないと考え、全員を良く知っていて、かつ信頼も厚い人物ということで、ロウが抜擢されたのだと思います。

ロウが会議中、アーウィンに全く加勢しないのは、議長という中立の立場で場を仕切っていたからじゃないでしょうか。

 デルカダール王「ローシュ戦記、終わりの詩か…」

ロウ「戦記いわく…邪悪の神はいにしえの勇者によって滅ぼされ、世界は平和になったはず。しかし…」

「以前に比べロトゼタシア各地に魔物が増えたこと…皆も気づいておろう？」

アーウィン「アーサー王率いるバンデルフォン王国は、邪悪な魔物に襲われ滅びたと聞いています」

ロウ「このような事態の中、勇者と同じアザを持つ赤子が生まれた。これが何を意味するのか…。聡明なる王たちの見解を問いたいと思う」

サマディー王「邪悪な神だとか魔物が増えたとかいろいろおっしゃりますがねえ。どんなに不穏な影が世界をおおうとも…」

「こうして伝説の勇者が誕生したのですぞ！勇者がいる限り、この世界の平和は約束されているのではありませんか？」

クレイモラン王「かっかっか…！なるほどのう勇者がいる限り平和は約束される…か」

「…ロウ殿も人が悪い。先程語ったローシュ戦記…肝心な部分が抜けておったようじゃが？」

デルカダール王「始まりの詩…ローシュ戦記の第一章。勇者の誕生が記された序章だ」

「…生命を紡ぐ命の大樹、その息吹より生まれし光の勇者」

「勇者の光、尽きることなきまばゆさで、果ては漆黒の闇を生み出さん。影の名は混沌を統べる邪悪の神なり…」

アーウィン「それでは伝説の勇者自身が邪神を誕生させたと・・？」

議事録2 勇者の誕生は何を意味しているのか

クレイモラン王「夜の暗闇がなければ星がかがやけぬように、光がなければ闇も生まれない。太古の昔より定められた摂理じゃて」

「光と闇は常に表裏一体…。勇者の誕生は命の大樹の福音か、邪神の目覚めの暗示か果たして…」

アーウィン「言葉が過ぎますよクレイモラン王！勇者が悪と同等の存在などと…！」

クレイモラン王「勇者が良い存在だとなぜ言い切れる？…不吉な影は魔物だけではないぞ」

「最近になって夜空をかがやく勇者の星がにぶい光を放つようになったじゃろう。ご子息の誕生と同時に起きた異変じゃ」

「わしには聴こえるのじゃよ…。まがまがしいかがやきの中、勇者の星が歌うロトゼタシアを混沌へ導く破滅の唄が！」


【ドラクエ11まめちしき】
さっきからクレイモラン王の表現力が半端ない

デルカダール王「緩やかに、だが確実に世界にはまがまがしい足音が近づいている。その兆しが各地で起こっているのは事実だ」

「我々は上に立つ者として、ロトゼタシアに住むすべての民のためにその元凶を絶たねばなるまい」

「…たとえそれが伝説の勇者であってもな」

アーウィン「…それはこの子を亡き者にしろ。そう言っておられるのでしょうか？」

アーウィン「息子しよが生を授かる直前…」

「命の大樹から聖なる光が発せられ、夜明けの前の空をまばゆく照らしました」

「その直後、その光に共鳴するように光り輝くアザをその手に携えたしよが生まれたのです」


【ドラクエ11まめちしき】
勇者が生まれたのは夜明け前。4時か5時頃？しかも命の大樹からは聖なる光が発せられた

アーウィン「この子はまごうことなき伝説の勇者。大いなる闇を晴らすチカラとして命の大樹が与えてくださった希望の光です」

「光と闇は表裏一体などではない！命の大樹の申し子である勇者の聖なる光は、必ずや闇を消し去る…私はそう信じます！」


話を総合するに

• 勇者の誕生
• 魔物の増加
• 勇者の星がにぶく光る

は同時期に起こり始めました。

いきなりネタバレしますと、「勇者の星」とは封印された邪神そのものなので、勇者の誕生と邪神の復活がほぼ同時期に起こっていたということで

クレイモラン王が勇者の星に「まがまがしい」と感じていたのは、とても正しかったことになります。

議事録3 四大国首脳宣言とりまとめ

デルカダール王「よくぞ言ったアーウィンよ！もしも我らの意見に賛同していたら、即刻勇者を引き取るところだったぞ！」

「勇者しよは命の大樹の意思。我々に与えられた光のチカラだ。全力で守らなければなるまい」

クレイモラン王「ちといじわるが過ぎたかのう？おぬしのまことの心が知りたかったんじゃ。許せアーウィン殿！かっかっかっか…！」


なんと、こんな重大な場にもかかわらず、ただお戯れになっていただけだったというデルカダール王とクレイモラン王

アーウィンとは経験値が違いますね

思わず勇者が「悪魔の子」宣言されるのかと思ってドキドキしてしまいました！

デルカダール王「我が国は勇者への支援を約束する。しよが16歳になった暁にはデルカダールで修練を積ませよう」

「しよにはいち早く我々を導くチカラをつけてもらわんとな！」

アーウィン「デルカダール王。皆さん…ありがとうございます！」

サマディー王「これにて一件落着ですな。まあ私はこうなると思ってましたがね！だっはっはっはっは…！」

デルカダール王「では結論は出たようだな。我らの心はひとつになった…！」

「さあこれで四大国会議は仕舞いだ。勇者を待ちわびている者たちにしよのカオを見せにいかれよ」

こうして、四大国会議は平和裏に幕を下ろし

共同で発表したかったであろう幻の「四大国首脳宣言」をまとめるとこんな感じです。



前文

ロトゼタシア全土で魔物の脅威が増す中、ユグノアに伝説の勇者ローシュと同じアザを持つ者が生まれた。このことは、暗黒の深淵にたゆたう邪神の復活が近いということを意味している。

彼の者は、命の大樹が遣わした希望の光でり、われわれはいま、ロトゼタシアの危機を克服するため、勇者のもとに結束し、大いなる闇を打ち払うまでともに戦い抜くことを誓う。

記

一、四国は勇者を庇護し、あらゆる協力を惜しまない
一、四国は勇者の正当性を疑ういかなる勢力にも加担しない
一、もし一国がこの宣言を破棄した場合、他の国はいかなる形においてもこれを支持しない

ロウが会議の閉会を告げようとしたその時・・！

「み皆様！お逃げください！魔物が我が城に…」

「ぐ　ぐふっ・・！！」


へ・・兵士ーーッッ！！

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