なぜだろう
他人事とは思えない
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そういえば目的はハンマー
勇者の星が爆発したことも、星の表面に「ニズゼルファ」と読めたことも、ぜんぶさらりと受け流し
ストーリーに全く絡んでこないサマディー王
受け答えが、そこら辺の町人NPCと同じレベルなんです
だが唯一「ハンマー」というキーワードに尋常でない食いつきを見せる
サマディー王「ハンマー・・ハンマー・・ おお、もしや王家に伝わるガイアのハンマーのことか!」
ロウ「おおっこれじゃ!これこそ大樹の記憶の中で見たローシュさまが持っていたハンマー」
ファーリス王子「父上…いいんですか?これって来年のファーリス杯のために行商人に売る予定だったハンマーじゃ…」
サマディー王「バッバカもん!黙っておれ!」
ファーリス王子「伝承によるとそのハンマーには大地の精霊のチカラが宿っているそうだ」
食いつきが良かったのはお金に絡む話だったからだ
的なオチをつけ
勇者は新たな地へと旅立ったのだ!
オーラ、出ちゃってました?
伝説の鉱石オリハルコンとガイアのハンマーを手に入れたら、いつもの「不思議な鍛冶台」で叩くのみ・・・とはいかないのがRPG!ベロニカと初めて出会ったホムラの里に、特別な鍛冶場があるということでやってきます
この「日本っぽいロケーションにオリハルコンの鍛冶場がある」という設定は、ドラクエのスピンオフ漫画「ロトの紋章」に登場していて
勇者アルスは、特別な剣をつくるために「ジパング」を訪れるんですが
精錬場がある「摩周湖」全体が、太陽光を集める鏡のような役割をしていて
その聖なる光でオリハルコンを溶かすという展開には、それはもう痺れたものです
余談ですが、めっちゃ硬派な「ロトの紋章」なのに、ジパング編から急に色恋沙汰が全面に押し出されてきて、当時、恋愛とかに興味のなかった少年たちを大いに困惑させたんですね。
大人になってから見ると理由が分かるんですが、ロトの紋章は巻数が進むにつれ結構時間が経過している漫画で
最初は子供だった勇者たち一行も、ジパングに到達した頃にはすっかり大人に成長したということを表現したかったんだなあと納得です
ホムラでは、初めて里の長「ヤヤク」が登場
ヤヤク「化け物ごときに尻尾を巻いて逃げてきおってこのたわけがっ!」
「くそっ…!ケガさえなければ化け物なぞこの手で成敗してやるのにっ…!一刻も早くあの儀式をやらねば…!」
っぽいものとかではなく、完全に神社の神事で使われる「玉串」にぎってます
ヤヤク「ん…客人か?すまない。見苦しいところを見せてしまったね」
「見たところずいぶんウデが立つようだ。名は…そうか、しよというのか。すこし私の話を聞いてくれぬか?」
ヤヤク「この里には、火の神をたたえるため、ヒノノギ火山である儀式をする風習がある。里を守るには絶対に欠かせぬ儀式なのだ」
「先日、その儀式をするためにヒノノギ火山に神官を送ったんだが…。その道中で突然化け物に襲われてね」
「逃げ帰ってきた神官の話では、化け物のヤツはするどい牙とツメを持ち、おぞましい姿をしていたという」
会話の流れで、化け物を退治してくれぬか?とかいう流れになり
なぜか命をかけて火山に向かうことに
ドラクエ11に強引な展開は数あれど、ここは突っ込まざるを得ない
つい数分前に会ったばかりですよね?
行きずりの旅人を、里にとって宗教的に重要な意味を持つ火山に向かわせる道理とは・・たぶん隠し切れない勇者のオーラ的なものが出ちゃってたのなかな?
ヤヤク「火の神よ…この者たちに聖なる炎の加護を与えたまえ…!」
ドラクエには珍しい「火の神」をまつる社
ホムラの里はマグマの吹き出す活火山のすぐ近くにあるため、昔から炎、地震、火山といった自然現象が崇敬の対象になったことは想像に難くなく
それを司る神がホムラの「火の神」であり
何なら「ガイアのハンマー」の由来になっている大地の神「ガイア」と似たような存在だと思われます。
そして、ファーリス王子は、ガイアのハンマーに「大地の精霊の力が宿っている」と言っていたので
これらの火の神や大地に対するロトゼタシアの人の信仰心が、ドラクエでお馴染みの存在「大地の精霊ルビス」の原型になっているんじゃないでしょうか
イシの村にも大地の精霊信仰も含めて
※ドラクエ11のロトゼタシアは、ドラクエ3のアレフガルド前史です
セーニャ「大樹が落ちる前に、ホムラの里に立ち寄った時は里を襲う人食い火竜に対抗して亡くなったハリマさまという剣士がいると聞きました」
「…たしかそのハリマさまという剣士が先ほどのヤヤクさまの息子だったはずですわ」
「ひとり息子を亡くしてもなお変わらず、巫女としてこの里を守りつづけるというのは、いったいどういう心境なのでしょうか…」
初めて来た時は入口のクマを見て引き返しましたが
いよいよヒノノギ火山攻略する時が来ました
「立ち去るのだぁーーーーッ!!」
「わっ…我は火の神の化身なるぞ!そのはらわた八つ裂きにされたくなくば早々に引き返せぇぇぇぇ!」
いきなり出たのかぁっ!!とはならず、明らかに様子がおかしい
「いてて…ばかっ!サキのせいだぞ!この人たちに見つかったじゃないか!」
サキ「ちがうもん!テバにいちゃんがちゃんとサキのことささえてくれないからだもん!」
シルビア「あらビックリ!コワーい化け物がこんなカワイイ子たちだったなんて!」
マルティナ「テバとサキですって…プププッ」
「あっごめんなさい。面白い名前だったからつい笑っちゃったわ…」
マルティナの失礼さ半端ない
テバ「儀式をしないとみんながこまるのはわかってる。でもダメなんだ。だって…」
「だって儀式をしたら、かあちゃんが火の神さまに捧げるいけにえとして火山に落とされちゃうんだよ…っ!」
テバ「…ある日ヤヤクさまがおいらたちを集めて言ったんだ」
「我らは火の神の怒りに触れた。捧げ物をしなくては火山が噴火し、里は火の海になるだろう…って」
母「ヤヤクさまは里を守るため…火の神さまへの捧げ物を絶やさぬようにと、人間をいけにえに捧げると宣言しました」
「誰がいけにえとしてふさわしいか、ヤヤクさまが火の神様の神託を受けて、そして…私が選ばれました」
テバ「いけにえに選ばれたかあちゃんをヒノノギ火山へ行かせないようにおいら必至に考えて、それで…」
グレイグ「そうか…だからあんなことをして、お前たちなりに母親を守っていたのか」
テバ「こないだの夜、かあちゃんが儀式以外立ち入りを禁じられた火山にヤヤクさまがひとり登るのを見たんだって」
「そのことをヤヤクさまに言ったら、かあちゃんはいけにえに選ばれちゃったんだ。まるで見られたことを言わせないように…」
「ヒノノギ火山には絶対何か秘密がある。それを暴いてかあちゃんを助けたいんだ!でもおいらだけで行くのはムリだから…」
旅人に助けを求めた理由は分かってる
オーラ、出ちゃってるんだよね?
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