マーマンとかマーライオンの「マー」は、英語のMARINE「海の~」が語源らしくて、つまり「海の男」という意味になりますが、
今の世の中、公平公正という意味で、英語圏でも消防士が「fireman」→「fire fighter」などと、職業的立場を表した上手い表現が使われているものですよね。
ということは、マーマンを今っぽく言うと「マーファイター」ということになりますが、でもそれだと、あまりにも雑魚っぽい名前になってしまいますので、せめて「ムーファイター」などと呼び、失われた大陸の戦士であることをアピールする、あるいは、思い切って「ムーミン」などと著作権ギリギリの方向性でもって、可愛さとシュールさを両立した新しいタイプのモンスターとして活躍して欲しいものです。
ところで、こんなブログでもたまにメッセージをくれる方がいまして、「ドラクエ11全部読んだぞ!」とか言っていただけるとやる気倍増します
返信メールを記入されない方にこの場でお礼を言わせていただきます。本当にありがとうございます!
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勇者とは最後までけっしてあきらめない者のこと
セレン「これが今のロトゼタシアの姿。あなたが魔王ウルノーガに挑んだあの日、世界は死んだのです」セレン女王は、勇者が、魔王ウルノーガと勇敢に戦って負けたと思ってくれているようなんですが、実際はオーブで大樹までの道を開き、尾行を許した挙げ句、不意打ちを食らって一太刀も浴びせることなく紋章を奪われた
という不甲斐ない状態で、申し訳ない気持ちにしかならない。
セレン「熱をおびた猛烈な爆風が世界を駆けぬけ、草木を焼き払い水を干あがらせた」
「空からは燃えさかる大岩が降りそそぎ、山脈を崩し、大地を砕いた」
「…魔王ウルノーガは多くの生命を一瞬にして奪いさったのです」
「絶望が新たに生み出すものは悲しみだけ…。わたくしはすべてを見ていました。しかし、どうすることも出来なかった…」
教会で力尽きる人々
勇者が母の夢を見てのうのうと眠っている間、世界が大変なことになってしまいました。
ドラクエでこんな衝撃的なシーンがかつてあっただろうか
屍累々のホラーな町「アッテムト鉱山」をリアルにするとこんな感じじゃないですか?
家を失った人々は、安息の地を求めて歩き続けます。
「そうよ、英雄についていきましょう!デルカダールの南に最後の砦があるの。あそこなら私たちを守り助けでくださるわ」
セレン「絶望の中にも希望は残っています。この世界のどこかに彼のような希望の炎をいくつか感じます」
「しかし、その炎もいま消えようとしている。誰かが日を灯してやらなくては。…それは他でもない、あなたの役目」
セレン「世界の意思たる命の大樹は地におちました。そして今、世界を統べるのは悪しき天空魔城に住まう魔王ウルノーガ」
「魔王は命の大樹の魂を吸いとるだけでは飽きたらず…」
「この世のすべての命をつみとり、悪しきチカラに変えようとしているのです。…あれをご覧なさい」
「海底王国はわたくしが作った結界で魔王の目をあざむき、難を逃れてきました。…けれどそれももう限界です」
「…まもなく結界は砕け、海底王国は魔物に飲み込まれることでしょう」
セレン「…不思議な人、あれほどの世界の惨状を目にしても、そのひとみに浮かぶ光は消えていませんね」
「しよよ。これまで多くの災いがあなたに襲いかかってきました!」
「しかし、その災いをいくどとなく打ち砕き、多くの命を奪ったあの破滅の最中にいながらも、あなたはこうして生きています!」
「勇者しよよ。世界にふたたび光をもたらすために、希望の炎を灯しなさい」
「あなたの仲間たちに宿るその炎が照らす先に、歩むべき正しい道が示されるでしょう」
セレン「フフッ。ウルノーガはせっかちなのね。別れの言葉も言わせてくれないなんて…」
魔物の大群がセレンの結界にぶつかる轟音が響く中、不思議な力で海流に飲みこまれる魚勇者
セレン「前を向きなさい。振り返ってはなりません。勇者とは…」
「…勇者とは!最後までけっして…あきらめない者のことです!」
海底王国の民どもよ。その命…魔王さまのため、もらいうける…!
セレンはムウレアの民と勇者を逃がし、自らは王国に残ったのでした。
泣けるわ
セレン助けてあげて!
何といってもムウレア編は、「勇者とは最後までけっしてあきらめない者のこと」というセレンのセリフが印象深いエピソードですよね。
大人になると「決して諦めない」ことが、人生でいかに重要で、いかに難しいかが分かってきます。
例えば、何か商売を始めたいと思っても、自分がいいと思ったことは100人いれば98人は同じことを考えているもので、そのうち80人は始めから「無理だ」「不可能だ」と言って行動さえ起こさず、行動した18人の中でも17人は、成功するかどうかを見極めることなく、諦めてしまうものです。
「天才」と「凡人」を分けるのは、17人が諦めてしまった、その一歩先まで踏み出すことができるかどかであり、最後の最後まで、自分を信じて行動し続けることができる人に、神様はほほえんでくれますし、自分も常日頃から、そういう気持ちをもって行動したいものだなと思うわけで
セレン女王が死を覚悟した時、最後に勇者に伝えたかったメッセージは、
大樹に選ばれたから、あなたは勇者なのではない
ということで、
それは「…不思議な人、あれほどの世界の惨状を目にしても、そのひとみに浮かぶ光は消えていませんね」というセリフからも、勇者の強みは、伝説の剣を操る紋章の能力ではなく、あきらめない心にこそあると言いたかったんじゃないでしょうか。
希望の炎アラーニ
「おっおおおおおっ!こいつぁデカイぞ!まさか伝説の人食いオオマグロかぁっ!?負けねえぞ、俺は海の男アラーニ!うをぉっ!」アラーニ「な、なぬぅーーっっ!!ひっ…人!?おいっあんちゃん!ど、どっから乗ってきやがった!?」
「いくらハラが減ったって魚のエサを横取りするヤツがあるかよ!いったい何があったてぇんだ!?」
「・・・・」
アラーニ「何がなんだかわからんが、…深いワケがあるみてぇだな」
なんて話の分かる男だ
さては「希望の炎」だな?
釣り上げた獲物は、魚ではなく人間だったという凄い怪奇現象は置いといて、顔を見ただけで深い事情があると察し、困っている人を放ってはおけないとベッドまで貸してくれるというアラーニ
そして、勇者が魚から元の姿に戻っているということは、ムウレアの魔力が及ばない地域まで流されてきたのか、あるいはセレン様の力が消えてしまったということなんでしょうか
ムウレアの結界が決壊したとかちょっと思いました。セレン様本当にすみません
アラーニのベッドがある。すこし汗くさいが、ここなら休めそうだ。休んでいきますか?
見ず知らずの若者に対し嫌な顔一つせず、ベッドまで貸してくれるというアラーニの親切心を「汗くさい」呼ばわりで台無しにする
アラーニ「あの不気味な闇は、おっかねえ爆発が起きた日に、デルカダールっつう国の城から突然湧いてでたって話でな…」
「それ以来、あの闇がお空をおおっちまって、この大陸に住む俺たちは、お天道さんのカオを見ていないってワケよ」
アラーニ「ここから西にいくとイシの大滝がある。最後の砦はそこを抜ければすぐだ。気いつけて…また会おうな、あんちゃん」
希望の炎とはここでお別れか
闇に覆われたロトゼタシアの世界は、どこまでも真っ暗闇

ただのスライムなのに「スライム・強」という名前になり、格段に強くなっています。
スライムだけではなく、全てのモンスターが「強」となっており、命の大樹が失われた影響の大きさが表れています。
暗闇では勇者の必殺技「ギガスラッシュ」の光がめっちゃ美しい
暗闇の中でこそ光はより強く輝くものです。輝け勇者!
エマ「しよ…しよなのねっ!…私よ。幼なじみのエマよ!」
エマ「おかえり、しよ…無事だったのね。…ひどいウワサばかり聞いて…私…わたしっ…」
エマ「私たちの村、ずいぶん変わってしまったでしょ?しよがお城に旅立ってすぐに、ホメロスという名の将軍がやってきたの」
「血の通わない冷たい目をしたホメロスは、私たちを村の広場に集めて兵士たちに命じたわ…皆殺しだと」
エマ「でも私たちは生きてる。あの方が命まで奪う必要はないとホメロスを止めてくださったから」
「村は焼かれお城に閉じ込められたけど、あの方はとても親切だったわ。誰も私たちをキズつけなかったし…」
まずホメロスに対するエマの評価が「血の通わない冷たい目」というポエミーな表現で面白い。
エマは笑顔ですが相当怒ってるものと思われます。
そして犬のルキまで城で保護されていたのか?と考えると
あの方=グレイグの細かい仕事ぶりが想像できるようです
ドラクエ11 感想その42 本当の成人の儀式を済ませた勇者
ドラクエ11 感想その41 現在地
ドラクエ11 感想その40 魔王ウルノーガの目的とアゴ
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ドラクエ11の記事を、全部よませていただいています!
返信削除このあたりのドラマは、心に染み入ります。
アラーニさん、なんて頼りになる男! こういう人たちが世の中を支えているのですよね。
お魚勇者をおもしろがって、海底をほっつき歩いたりして申し訳なかったです。
かぼぴさんこんばんは
削除全部読んでいただきありがとうございます!
私も魚勇者でだいぶぶらぶらしてましたよ。なぜ海底専用マップがないのかと普通に思いました。
スクリーンショットを見直していると、海底王国のエピソードは良かったなと改めて思います。確実にドラクエ11名場面集入りです。
全部読んでますよ!
返信削除僕はDQ11ちょっと後発でして、でもネタバレはいやだから、自分が終わったところだけ、少しずつこちら読んで、物語を復習したり深掘りしたりしてました!
ところが!
いよいよ進行状況追い抜いてしまい、ここから先はたった一人でこの世界の裏読みとか仲間たちの気持ちの考察とかしなければならないと思うと心細いです。
勇者しよが追いついてきてくれるのを心待ちにしながら、毎日リロードして更新確認しております。
どうか最後まで、冒険が終わるまで続けてくださいね!
全部読んでいただきありがとうございます
削除ドラクエ11ライフの足しになったのなら、こんなに嬉しいことはないですね!
もちろんストーリーの最後まで書きますし、何ならプレイ日記が終わった後も、名場面集やら名ゼリフ集とか続けてると思いますので、またたまに見に来てやってください!